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WISC-V(ウィスク5)検査でFRI(流動性推理)が低い子は「新しい問題への対応」「ルール変更」「柔軟な発想」が極端に苦手です。「コンサル」「起業家」「研究者」「クリエイター」など「未知の課題を解決する仕事」はほぼ地獄。逆に「ルールが完全に決まっていて、毎回同じ手順を繰り返す仕事」では驚くほど安定して活躍します。1位公務員(特に地方公務員・事務職)マニュアル・前例が完璧にある。異動しても「前任者の引き継ぎ資料」で完結。年収500~800万円+超安定。2位銀行・信用金庫・JAの窓口
私は長年、子どもだけでなく、夫婦・家族療法の現場でも多くのカップルを支援してきました。最近、「妻に対してマウントを取る夫」が増えていると感じるのは、決して気のせいではありません。実際、相談室に訪れる夫婦の半数近くで、夫側が無意識に(あるいは意識的に)妻に優位性を示そうとする言動が見られます。その主な理由を以下に挙げます。まず、男性の社会的地位の相対的低下です。戦後からバブル期までは「一家の大黒柱」「稼ぐ男」という明確な役割が男性のアイデンティティを支えていました。しかし現在は女性の社
私は長年、発達障害の診断がついた子どもと、いわゆる「グレーゾーン」の子どもたちを数多く支援してきました。確かに、診断がついている子どもよりも、グレーゾーンの子どもの方が生きにくいと感じるケースが非常に多いです。その主な理由を以下に説明します。まず、「見えない障害」であることが最大の要因です。診断がついている子どもは、周囲(学校・家族・医療機関)が「発達障害という特性がある」と認識するため、理解や配慮が得られやすいです。例えば、授業中の席の配置変更、時間延長、個別指導、SST(ソーシャル
私は長年、子どもだけでなく夫婦・家族療法の現場でも、多くの夫婦の問題を支援してきました。「家事を全くしないくせに、妻の家事に文句ばかり言う夫」というパターンは、近年非常に多く見られる現象です。これは単なる「わがまま」や「性格の問題」ではなく、心理的・社会的・無意識的なメカニズムが複雑に絡み合った結果です。以下に主な理由を挙げます。まず、コントロール欲求と優位性の維持です。現代の夫は、仕事での地位や収入面で「一家の主」としての優位性が揺らいでいます。妻が社会的に活躍したり、家計を支えた
社会的参照(socialreferencing)とは、乳児や幼児が自分では判断が難しい状況に直面したとき、信頼する他者の表情や行動を手がかりにして、自分の行動や感情を決定する心理的プロセスを指します。この概念は、発達心理学の分野で特に重要視されており、乳児が他者との関係性の中でどのように世界を理解し、行動を選択していくかを示すものです。社会的参照は、生後6〜12か月頃から見られるようになり、子どもが「自分・対象・他者」の三項関係を理解し始める時期と重なります。たとえば、赤ちゃんが初めて見
最近、「幼稚で自分のことしか考えられない大人」が目立つようになったと感じるのは、あなただけではありません。発達障害ラボでも30~40代の「感情調整が極端に未熟な大人」の相談が5年前の3倍以上に増えています。主な5つの構造的理由があります。「自己肯定感最優先教育」の副作用1990年代後半~2000年代の「褒めて伸ばす」「失敗させない」教育が本格化。・運動会で順位をつけない・テストで赤点をつけない・「あなたは今のままで素晴らしい」と無条件肯定→結果、「努力しなくても価
スウェーデンのカロリンスカ研究所の研究によると、発達障害や知的障害を持つ人々は、一般人口よりも平均寿命が20〜30年短いと報告されています。これは、医療へのアクセスの不平等、併存疾患の影響、社会的孤立、生活習慣の問題など、複数の要因が複雑に絡み合っているためです。以下に、具体的な例を挙げながら詳しく説明します。⸻1.医療へのアクセスの不平等と診断の遅れ知的障害や発達障害を持つ人々は、医療サービスへのアクセスにおいて多くの障壁に直面しています。例えば、コミュニケーションの困難さや医
日本においてWISC-Ⅴ(ウェクスラー知能検査第5版)を実施できるのは、極めて厳格に限定された資格保持者だけです。これは「子どもの人生を左右する医療レベルの診断ツール」だからです。【正式に実施が認められている資格(2025年現在)】医師・精神科医・小児科医(発達外来経験者)・児童精神科医・神経内科医(発達障害を専門とする場合)→医師免許があれば単独で実施可能です。公認心理師国家資格「公認心理師」を有し、かつ日本版WISC-Ⅴ検査研修を修了した者に限られます。研修を受
WISC-V(ウィスク5)検査で処理速度指標(PSI)が高い子どもは、視覚情報の処理や手作業が驚くほど速く、テストやドリルで圧倒的なパフォーマンスを発揮します。この「スピードの才能」を正しく活かせば、学年トップレベルの効率的な学習が可能になります。ベテランの臨床家として、処理速度指標(PSI)高めの子の最適な学校勉強法を解説します。1.処理速度指標(PSI)が高めの特徴と学校での強み処理速度指標(PSI)は記号探し・符号・絵の抹消で測る「視覚処理+運動速度」。高い子は、①同じ時間で2
WISC-V(ウィスク5)検査でWMI(ワーキングメモリ指標)が低い子は「一度に頭に保持できる情報が極端に少ない」ため、「マルチタスク」「同時処理」「複雑な指示を覚える」仕事はほぼ即うつになります。逆に「1つの作業に集中」「メモを見ながらOK」「手順が完全に決まっている」仕事」では驚くほど活躍します。1位工場生産ライン(大手メーカー)同じ部品を同じ位置に永遠に付けるだけ。メモ見放題。トヨタ・デンソー・パナソニックなど正社員率高め。2位清掃スタッフ(オフィス・病院・ホテル)チェック
WISC-V(ウィスク5)検査でPSI(処理速度指標)が低い子は「見る→判断→動かすばやさ」が極端に遅いため、「スピードが命」「時間制限厳守」「同時に複数の作業」の仕事はほぼ即うつ・即クビになります。逆に「自分のペースでじっくり」「正確さが評価される」「時間に追われない」仕事では驚異的な集中力を発揮します。1位検査・検品・品質管理(半導体・医薬品・食品)1個ずつ丁寧に見て不良品を弾くだけ。遅くても正確なら昇給・賞与アップ。大手メーカーで年収600~900万円も普通。2位手作業職人(
私は長年、発達障害(自閉スペクトラム症ASD、ADHD、学習障害など)の子どもたちを支援してきました。保護者からよく聞かれるのが「うちの子は年齢の割に精神的に幼い」という訴えです。しかし、これは「本人が怠けている」「甘やかされた結果」ではなく、発達障害の脳特性に起因するものです。以下にその主な理由を説明します。まず、発達の不均衡(アシンクロニー)です。発達障害の子どもは、認知・言語・運動・社会性などの領域で発達速度がばらばらです。例えば、ASDの子どもは特定の知識(例:電車や恐竜)
私立高校は発達障害への理解や柔軟な対応が期待できる一方、費用や選抜の厳しさなどの課題もあります。子どもの特性に合った環境選びが重要です。軽度の発達障害を抱える子どもが高校進学を考える際、私立高校を選ぶ家庭が増えています。これは、公立高校に比べて私立高校の方が発達障害への理解や支援体制が整っている場合があるためです。私立高校を選ぶメリットは以下の通りです。•柔軟な教育方針:私立高校は独自の教育理念を持ち、個別対応や少人数制を採用している学校も多く、発達障害の特性に合わせた指導が可能です
WISC-V(ウィスク5)検査で流動性推理指標(FRI)が低い子どもは、「新しい状況での問題解決」や「ルールの応用」が極端に苦手です。IQ全体が平均でも「初めてのこと」ができない子」になり、日常生活で驚くほどつまずきます。保護者が「頭が悪いわけじゃないのに…」と混乱する典型パターンを列挙します。1.ルール変更に全く対応できない鬼ごっこで「今日は毒鬼追加」と言われても理解できず、毎回泣く家庭内のルールが少し変わると(例:ゴミ出しの日が変わる)パニックになる学校の時間割変更や臨時休校で
《発達障害ラボの動画講座》https://www.wisc4.info/実験の背景スタンフォード監獄実験は、1970年代の社会心理学の潮流の中で生まれました。当時は、ミルグラムの服従実験(1960年代)など、権威や状況が行動に及ぼす影響が注目されていました。ジンバルドーは、刑務所での虐待問題(例:ベトナム戦争中の捕虜虐待)に関心を持ち、状況が普通の人間をどう変えるかを検証したかった。模擬監獄は、現実の刑務所環境を再現し、役割が個人の道徳や性格を上書きするかを調べる意図がありまし
WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査の全検査IQ(FSIQ)が低くても、学校の勉強(特に教科の点数)が良い子どもは実際にかなりいます。これは「知能検査が低い=頭が悪い」ではないことを示す典型例です。理由を整理すると以下の5つが主です。言語理解指数(VCI)が突出して高いケースWISC-Ⅴで一番学業と相関するのはVCI(語彙・類似・情報など)です。VCIが120以上で、他の指数(特に処理速度やワーキングメモリ)が70~85と低くても、「言葉で理解する力」が非常に強いため、国語・社会・理科などは
WISC-V(ウィスク5)検査で言語理解指標(VCI)が低い子どもは、IQ全体が平均でも「言葉の理解・表現」が極端に苦手です。この特性は学校の勉強だけでなく、日常のあらゆる場面で深刻なつまずきを引き起こします。ベテランの臨床家が、保護者が見逃しがちな「生活上の具体的な困難」を列挙します。1.家庭内コミュニケーションの壁親の長めの指示が理解できない→「宿題やって、お風呂入って、歯磨きして寝なさい」が「宿題やって…?」で止まる抽象的な表現が通じない→「ちょっと静かにして」「あとでね」
発達障害(特にASDやADHD)を持つ子どもが「約束を守れない」と感じられる背景には、脳の情報処理の特性が深く関わっています。主な理由を挙げます。実行機能の未熟さ(特にADHD)・約束は「将来の行動を計画し、必要に応じて思い出して、衝動や気分の波に負けずに実行する」必要があります。・しかしADHDの子どもは前頭前野のドーパミン・ノルアドレナリン系の機能が弱く、-ワーキングメモリ(頭の中で情報を保持する力)が弱い-衝動抑制が難しい-時間感覚(タイムブラインドネス)が曖昧
WISC-Ⅴ検査は、5歳0ヶ月~16歳11ヶ月を対象とした標準化された知能検査で、全検査IQに加え、5つの主要指標(言語理解、視空間、流動性推理、ワーキングメモリ、処理速度)を算出します。結果は平均100、標準偏差15で、信頼性・妥当性は高いものの、親御さんが「納得できない」と感じるケースは臨床現場で頻発します。その心理的・構造的要因を臨床家の立場から解説します。【親が納得しない5つの理由】「数字」と「子どもの実感」のギャップ「IQ=将来」の誤解検査当日の「コンディション」影響「診
《発達障害ラボの動画講座》https://www.wisc4.info/WISC-V検査(WechslerIntelligenceScaleforChildren-FifthEdition)の結果を病院や学校で受けた際に、紙の形で結果を受け取れないケースが多い理由は、検査の性質、倫理的配慮、運用方針に起因します。以下、その理由を詳しく説明します。1.専門的解釈の必要性WISC-V(ウィスクファイブ)検査は、単なる点数ではなく、言語理解指標(VCI
《発達障害ラボの動画講座》https://www.wisc4.info/発達障害を抱えるお子さんがいじめを受けている状況は、親御さんにとって大変つらく、心痛むことです。カウンセラーとして、多くの家族を支援してきましたが、早期の適切な対応が子どもの心の傷を最小限に抑え、回復を促します。以下、親として取るべき行動を説明します。1.子どもの声をしっかり聞くまず、お子さんの話を落ち着いて聞き、感情に寄り添ってください。発達障害の特性(例:コミュニケーションの難しさ)で、いじめの詳細
《発達障害ラボの動画講座》https://www.wisc4.info/保護者が特別支援学級への転籍を拒否し、通常級(普通級)にこだわる理由は、心理的・社会的・教育的な要因が複合的に絡みます。以下で主なものを説明します。1.スティグマと世間体の懸念多くの保護者は、特別支援学級への転籍を「障害者扱い」と捉え、社会的スティグマを恐れます。例えば、子どもが「特別な子」とレッテルを貼られ、差別やいじめを受ける可能性を心配する。親自身も周囲の目(近所や親戚)を気にして、転籍を避けるケースが
三つ山課題とは、子どもが他者の視点を理解できるかどうかを測定するための認知発達課題であり、自己中心性の有無を評価する重要な手法です。三つ山課題(ThreeMountainsTask)は、スイスの発達心理学者ジャン・ピアジェによって考案された実験で、子どもの認知発達、特に「視点取得能力(perspective-taking)」を測定する目的で用いられます。この課題は、子どもが自分とは異なる他者の視点を理解できるかどうか、つまり「脱中心化」が可能かどうかを評価するものです。課題の内容は以下
自閉スペクトラム症(ASD)の子どもが手のひらの親指のつけ根(母指球)を繰り返し噛む行動は、臨床現場でよく観察される常同的・自己刺激行動(stimming)の一種です。特に「強め」に噛み、噛みダコができるほど継続する場合、これは感覚調整、感情制御、ストレス発散の手段として機能していることがほとんどです。以下に、臨床家の立場から、その心理的・神経学的背景を詳しく解説します。1.感覚処理の異常(感覚過敏・感覚鈍麻)ASDの子どもは、感覚統合障害を合併することが多く、深部圧覚(深部感覚)への
WISC-V(ウィスク5)検査で視空間指標(VSI)が低い子どもは、図形・空間認識が極端に苦手です。IQ全体が平均以上でも「見る・組み立てる・位置を把握する」ことができず、日常生活で驚くほどつまずきます。保護者が「不器用なだけ」と見逃しがちな深刻な実例を挙げます。1.家庭内のありえないミス連発靴を左右逆にして履く(小学生になっても毎日)服を裏返し・前後逆に着てしまう引き出しを開けても「どこに何があるか」分からず、探し物に30分以上かかるコップをテーブル端に置いて落とす、ドアにぶつ
私は長年、教育現場でいじめ加害児とその家族を支援してきました。お子さんがいじめをしていた事実を指摘されても、「うちの子はそんなことしない」と真っ向から否定する保護者は、残念ながら少なくありません。これは悪意や無責任ではなく、強い心理的防衛機制が働いているためです。以下に主な理由を挙げます。まず、認知的不協和の回避です。親の多くは「自分の子は良い子」「自分は良い親」と信じています。いじめ加害という事実はこの信念と矛盾し、強い精神的ストレスを生みます。不協和理論(Festinger)に
WISC-V(ウィスク5)検査で流動性推理指標(FRI)が低い子どもは、問題解決や論理的思考が苦手で、学校の算数や理科でつまずきやすいです。しかし、適切な戦略で学習を進めれば、自信を養い学力を伸ばせます。ベテラン精神科医として、FRI低めの子の学校勉強法を解説します。早期対応が鍵です。1.流動性推理指標(FRI)低めの特徴と学校での課題流動性推理指標(FRI)は行列推理やバランスで測る抽象的推理力。低い場合、新しい状況への適応や複雑な問題解決が難しく、数学の証明や科学実験で苦労し
発達障害を抱える子どもたちが、他人に意見を述べるのは平気なのに、自分が注意を受けると極端に打たれ弱く見える現象は、臨床現場でよく観察されます。これは、主に自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如多動症(ADHD)などの特性に起因します。以下で、心理学的・神経学的観点から理由を解説します。まず、発達障害の子どもたちは、しばしば「視点取得(theoryofmind)」の困難を抱えています。これは、他者の感情や意図を正確に読み取る能力が弱いということです。自分から友だちに「いろいろ言う」
《発達障害ラボの動画講座》https://www.wisc4.info/WISC-V(WechslerIntelligenceScaleforChildren-FifthEdition)検査における「ディスクレパンシー(discrepancy)」とは、検査結果の各指標間やサブテスト間で得点に顕著な差が生じることを指します。臨床心理の専門家として、発達障害や学習障害の評価でこの概念をよく扱いますが、ディスクレパンシーは子どもの認知プロフィールの理解や支援計画の立案に重要な手
《発達障害ラボの動画講座》https://www.wisc4.info/発達障害(ASD、ADHD、学習障害など)を抱える女性が性風俗産業で働くケースは、障害特性、社会的要因、経済的圧力の複合によるものです。カウンセラーとして実際、でこうした女性の相談を受け、背景を分析してきました。以下で主な理由を説明します。1.通常雇用の困難さ発達障害の特性(社会的コミュニケーションの苦手さ、注意散漫、感覚過敏)で、一般的な職場が適さないことが多い。例えば、チームワークや厳格なルール、多人