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WISC-V(ウィスク5)検査でWMI(ワーキングメモリ指標)が低い子は「一度に頭に保持できる情報が極端に少ない」ため、「マルチタスク」「同時処理」「複雑な指示を覚える」仕事はほぼ即うつになります。逆に「1つの作業に集中」「メモを見ながらOK」「手順が完全に決まっている」仕事」では驚くほど活躍します。1位工場生産ライン(大手メーカー)同じ部品を同じ位置に永遠に付けるだけ。メモ見放題。トヨタ・デンソー・パナソニックなど正社員率高め。2位清掃スタッフ(オフィス・病院・ホテル)チェック
日本においてWISC-Ⅴ(ウェクスラー知能検査第5版)を実施できるのは、極めて厳格に限定された資格保持者だけです。これは「子どもの人生を左右する医療レベルの診断ツール」だからです。【正式に実施が認められている資格(2025年現在)】医師・精神科医・小児科医(発達外来経験者)・児童精神科医・神経内科医(発達障害を専門とする場合)→医師免許があれば単独で実施可能です。公認心理師国家資格「公認心理師」を有し、かつ日本版WISC-Ⅴ検査研修を修了した者に限られます。研修を受
WISC-V(ウィスク5)検査でPSI(処理速度指標)が低い子は「見る→判断→動かすばやさ」が極端に遅いため、「スピードが命」「時間制限厳守」「同時に複数の作業」の仕事はほぼ即うつ・即クビになります。逆に「自分のペースでじっくり」「正確さが評価される」「時間に追われない」仕事では驚異的な集中力を発揮します。1位検査・検品・品質管理(半導体・医薬品・食品)1個ずつ丁寧に見て不良品を弾くだけ。遅くても正確なら昇給・賞与アップ。大手メーカーで年収600~900万円も普通。2位手作業職人(
《発達障害ラボの動画講座》https://www.wisc4.info/WISC-V(WechslerIntelligenceScaleforChildren-FifthEdition)検査の結果において、指標得点(言語理解指標:VCI、視空間指標:VSI、流動性推理指標:FRI、ワーキングメモリ指標:WMI、処理速度指標:PSI)の差が大きい、つまり「ディスクレパンシー」が顕著な場合、子どもが「生きづらい」と感じる理由は、認知能力の不均衡が日常生活や学習、対人関係に影響を
最近、「幼稚で自分のことしか考えられない大人」が目立つようになったと感じるのは、あなただけではありません。発達障害ラボでも30~40代の「感情調整が極端に未熟な大人」の相談が5年前の3倍以上に増えています。主な5つの構造的理由があります。「自己肯定感最優先教育」の副作用1990年代後半~2000年代の「褒めて伸ばす」「失敗させない」教育が本格化。・運動会で順位をつけない・テストで赤点をつけない・「あなたは今のままで素晴らしい」と無条件肯定→結果、「努力しなくても価
《発達障害ラボの動画講座》https://www.wisc4.info/WISC-V検査(WechslerIntelligenceScaleforChildren-FifthEdition)の結果を病院や学校で受けた際に、紙の形で結果を受け取れないケースが多い理由は、検査の性質、倫理的配慮、運用方針に起因します。以下、その理由を詳しく説明します。1.専門的解釈の必要性WISC-V(ウィスクファイブ)検査は、単なる点数ではなく、言語理解指標(VCI
「子どもが小学校に行きたくないと言ったとき、父親が根性論に傾きやすい理由」は、性格の問題だけでなく、社会的役割やこれまでの経験、そして不安への対処の仕方が影響しています。まず背景として大きいのは、父親世代が育ってきた時代の価値観です。多くの父親は「つらくても頑張ることが大切」「弱音を吐かずに乗り越える」という教育を受けてきました。そのため、「学校に行きたくない」という言葉を聞くと、それを困難として受け止め、「乗り越えるべきもの」として対応しようとする傾向があります。これは子どもを思う気持
読書を全くしないまま大人になることへの是非について、ベテランカウンセラーの視点からお答えします。結論から申し上げますと、現代社会において読書習慣がないこと自体が、直ちに社会生活の破綻や人格的な欠陥を意味するわけではありません。しかし、精神的な成熟やレジリエンス(逆境からの回復力)という観点から見ると、読書という「自分とは異なる他者の思考プロセスに深く潜り込む経験」が欠落することには、特有のリスクが伴うことも事実です。私たちはカウンセリングルームで、語彙の少なさや自己理解の浅さゆえに、自分の
日本において、子どもの総数(15歳未満人口)は43年連続で減少しており、2024年4月1日現在で1401万人と過去最少を更新しています。これは主に少子化の進行によるもので、合計特殊出生率が1.15と過去最低を記録し、結婚・出産の遅れ、子育て負担の増大、経済的不安が背景にあります。一方、発達障害児の数は急増しており、文部科学省の調査では通常学級在籍の小中学生の8.8%(約3人に1人学級規模で1人)が発達障害の可能性を示し、特別支援学級の在籍者も平成19年度以降毎年6,000人増加、通級指導利用
WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査の全検査IQ(FSIQ)が低くても、学校の勉強(特に教科の点数)が良い子どもは実際にかなりいます。これは「知能検査が低い=頭が悪い」ではないことを示す典型例です。理由を整理すると以下の5つが主です。言語理解指数(VCI)が突出して高いケースWISC-Ⅴで一番学業と相関するのはVCI(語彙・類似・情報など)です。VCIが120以上で、他の指数(特に処理速度やワーキングメモリ)が70~85と低くても、「言葉で理解する力」が非常に強いため、国語・社会・理科などは
私は長年、子どもだけでなく夫婦・家族療法の現場でも、多くの夫婦の問題を支援してきました。「家事を全くしないくせに、妻の家事に文句ばかり言う夫」というパターンは、近年非常に多く見られる現象です。これは単なる「わがまま」や「性格の問題」ではなく、心理的・社会的・無意識的なメカニズムが複雑に絡み合った結果です。以下に主な理由を挙げます。まず、コントロール欲求と優位性の維持です。現代の夫は、仕事での地位や収入面で「一家の主」としての優位性が揺らいでいます。妻が社会的に活躍したり、家計を支えた
私は長年、不登校や依存症の子どもたちを支援してきました。親が「子どもの自由」を過度に優先する子育てが増え、不登校、ゲーム・スマホ依存につながるケースが目立つようになりました。これは善意の結果ですが、心理・社会的なメカニズムが働いています。以下に主な理由を挙げます。まず、境界設定の欠如です。自由を尊重するあまり、ルールや制限を設けず、子どもが「やりたいことだけやる」習慣がつきます。脳の発達段階で自己制御(前頭前野の機能)が未熟な子どもは、即時快楽を求めるようになり、学校のような努力を要
《発達障害ラボの動画講座》https://www.wisc4.info/発達障害(例:自閉スペクトラム障害〈ASD〉、注意欠如・多動症〈ADHD〉、学習障害)は、脳の発達の偏りによるもので、遺伝的要因が強く関与しますが、環境要因も影響します。親が発達障害の場合、子どもが発達障害になるリスクは高まりますが、必ず遺伝するわけではありません。以下で詳しく説明します。まず、遺伝性の根拠です。双子研究から、ASDの遺伝率は60-90%、ADHDは70-80%と推定されています。一卵性双
私は長年、子どもだけでなく、夫婦・家族療法の現場でも多くのカップルを支援してきました。最近、「妻に対してマウントを取る夫」が増えていると感じるのは、決して気のせいではありません。実際、相談室に訪れる夫婦の半数近くで、夫側が無意識に(あるいは意識的に)妻に優位性を示そうとする言動が見られます。その主な理由を以下に挙げます。まず、男性の社会的地位の相対的低下です。戦後からバブル期までは「一家の大黒柱」「稼ぐ男」という明確な役割が男性のアイデンティティを支えていました。しかし現在は女性の社
私は長年の臨床経験から、知的障害のある子どもに弱視(視力の低下や視覚機能の異常)が合併しやすい現象を数多く見てきました。この関連は決して偶然ではなく、知的障害と弱視の両方に共通する根本的な原因が深く関わっています。まず最も大きな理由は、知的障害の多くが脳や神経系の発生・発達段階での異常によって生じることです。視覚系も脳の後頭葉や視覚経路に大きく依存しており、胎生期や乳幼児期の脳発達の障害が視神経や視覚野にまで影響を及ぼすことがあります。例えばダウン症候群では、眼の屈折異常(近視・遠視・乱
WISC-V(ウィスク5)検査で言語理解指標(VCI)が低い子どもは、言葉の説明・読解・抽象概念が極端に苦手です。「普通の会社員」「営業」「教師」「弁護士」のような「言葉が命」の職業はほぼ地獄になります。逆に、言葉を最小限にし、手や体、視覚、感覚で勝負できる仕事は驚くほど活躍できます。1位自動車整備士・バイク整備士実車を見ながら触って直す仕事。マニュアルは図解中心でOK。国家資格を取れば年収600~800万円も現実的。2位調理師・パティシエ・パン職人レシピは「見て真似る」「味見し
私は長年の教育現場で、親子関係の歪みに悩む家族を数多く診てきました。確かに、昔に比べて「親子の共依存」が目立つようになり、母親が子どもの一挙手一投足に過剰に反応したり、子どもが思春期を過ぎても母親から離れられなかったりするケースが増えています。この現象がなぜ増えているのか、その背景には現代社会の構造的な変化と親世代の心理が深く関わっています。まず、少子化と核家族化の進行が最も大きい要因です。昔は子どもが複数人いて、祖父母や近所が自然に子育てを支えていました。しかし今は一人っ子が多く、母
WISC-V(ウィスク5)検査で処理速度指標(PSI)が低い子どもは、作業の速さが苦手で、学校のテストや課題で時間切れになりやすいです。しかし、適切な方法で勉強を進めれば、質を重視した学習が可能になり、ストレス軽減につながります。ベテランの臨床家として、処理速度指標(PSI)低めの子の学校勉強戦略を解説します。早期支援が鍵です。1.処理速度指標(PSI)低めの特徴と学校での課題処理速度指標(PSI)は記号探しや符号で測る視覚処理速度。低い場合、手先の作業や情報処理が遅く、算数の計算
算数障害(ディスカリキュリア)は、「知能は正常なのに、数の概念や計算が極端に理解できない」という神経発達障害です。日本では約5~7%(学級に1~2人)の子どもが該当し、ディスレクシア(読字障害)と同様に「見えない障害」として見過ごされやすいですが、一生にわたって生活に大きな影響を与える重い障害です。主な4つの特徴数の感覚(NumberSense)の欠如・「6と7、どっちが多い?」が瞬時にわからない(6歳でも)・数直線で「35は30と40のどこ?」が指せない・おはじき10個を
発達障害(特にASDやADHD)を持つ子どもが「約束を守れない」と感じられる背景には、脳の情報処理の特性が深く関わっています。主な理由を挙げます。実行機能の未熟さ(特にADHD)・約束は「将来の行動を計画し、必要に応じて思い出して、衝動や気分の波に負けずに実行する」必要があります。・しかしADHDの子どもは前頭前野のドーパミン・ノルアドレナリン系の機能が弱く、-ワーキングメモリ(頭の中で情報を保持する力)が弱い-衝動抑制が難しい-時間感覚(タイムブラインドネス)が曖昧
WISC-V(ウィスク5)検査で流動性推理指標(FRI)が低い子どもは、問題解決や論理的思考が苦手で、学校の算数や理科でつまずきやすいです。しかし、適切な戦略で学習を進めれば、自信を養い学力を伸ばせます。ベテラン精神科医として、FRI低めの子の学校勉強法を解説します。早期対応が鍵です。1.流動性推理指標(FRI)低めの特徴と学校での課題流動性推理指標(FRI)は行列推理やバランスで測る抽象的推理力。低い場合、新しい状況への適応や複雑な問題解決が難しく、数学の証明や科学実験で苦労し
《発達障害ラボの動画講座》https://www.wisc4.info/保護者が特別支援学級への転籍を拒否し、通常級(普通級)にこだわる理由は、心理的・社会的・教育的な要因が複合的に絡みます。以下で主なものを説明します。1.スティグマと世間体の懸念多くの保護者は、特別支援学級への転籍を「障害者扱い」と捉え、社会的スティグマを恐れます。例えば、子どもが「特別な子」とレッテルを貼られ、差別やいじめを受ける可能性を心配する。親自身も周囲の目(近所や親戚)を気にして、転籍を避けるケースが
WISC-V(ウィスク5)検査で視空間指標(VSI)が高い子どもは、図形認識や空間操作が優れ、学校の算数や美術で活躍しやすいです。この強みを活かせば、学習効率が向上し創造性が発揮されます。ベテランの臨床家として、視空間指標(VSI)が高めの子の学校勉強戦略を解説します。早期活用が重要です。1.視空間指標(VSI)高めの特徴と学校での強み視空間指標(VSIは積木模様と視覚パズルで測る視空間認知力。高い場合、図形の構築、地図読み、立体把握が得意。学校で理科の実験や芸術活動で輝き、視覚
私は長年、発達障害(自閉スペクトラム症ASD、ADHD、学習障害など)の子どもたちを支援してきました。保護者からよく聞かれるのが「うちの子は年齢の割に精神的に幼い」という訴えです。しかし、これは「本人が怠けている」「甘やかされた結果」ではなく、発達障害の脳特性に起因するものです。以下にその主な理由を説明します。まず、発達の不均衡(アシンクロニー)です。発達障害の子どもは、認知・言語・運動・社会性などの領域で発達速度がばらばらです。例えば、ASDの子どもは特定の知識(例:電車や恐竜)
小学生が髪を金髪・ピンク・脱色している姿を見ると、専門家としては「これは単なるファッションではない」と感じます。実際に当院に通う「小学生で髪を染めた子」の9割以上に、深刻な心理的・家庭的背景が隠れています。親がそれを許す・むしろ率先する理由は以下の通りです。親自身の承認欲求・虚栄心の延長「うちの子が可愛い」「目立ってすごい」と言われたい親が非常に多い。SNS時代では「金髪小学生=映える」ため、親がInstagram・TikTokに「うちの娘、めっちゃ可愛くなった♡」と投稿し、いい
WISC-V(ウィスク5)検査で言語理解指標(VCI)が低い子どもは、IQ全体が平均でも「言葉の理解・表現」が極端に苦手です。この特性は学校の勉強だけでなく、日常のあらゆる場面で深刻なつまずきを引き起こします。ベテランの臨床家が、保護者が見逃しがちな「生活上の具体的な困難」を列挙します。1.家庭内コミュニケーションの壁親の長めの指示が理解できない→「宿題やって、お風呂入って、歯磨きして寝なさい」が「宿題やって…?」で止まる抽象的な表現が通じない→「ちょっと静かにして」「あとでね」