ブログ記事519件
悪は存在しない2023/日本上映時間106分監督・脚本・企画・編集:濱口竜介企画・音楽:石橋英子プロデューサー:高田聡エグゼクティブプロデューサー:原田将、徳山勝巳撮影:北川喜雄録音・整音:松野泉美術:布部雅人編集:山崎梓カラリスト:小林亮太助監督:遠藤薫制作:石井智久出演:大美賀均、西川玲、小坂竜士、渋谷采郁、菊池葉月、三浦博之、鳥井雄人、山村崇子、長尾卓磨、宮田佳典、田村泰二郎パンフレット:★★★(1200円/石橋英子さんの7インチ付きの特装版(2
『悪は存在しない』(上映終了:ほとり座)公式サイト:https://aku.incline.life/自然豊かな高原に位置する長野県水挽町。代々そこで暮らす巧とその娘・花の暮らしは、毎日、必要なだけの薪を割り、川の上流で水を汲み・・・。という、自然との共存を意識した慎ましいものでした。オープニングから、この暮らしぶりがゆったり丁寧に描かれています。この町にグランピング場の設営計画が持ち上がりました。コロナ過で経営難に陥った東京の芸能事務所が、政府からの補助金を目当てに
悪は存在しない(2024日本)監督/脚本:濱口竜介企画:濱口竜介、石橋英子プロデューサー:高田聡エグゼクティブプロデューサー:原田将、徳山勝巳撮影:北川喜雄編集:濱口竜介、山崎梓音楽:石橋英子出演:大美賀均、西川玲、小坂竜士、渋谷采郁、菊池葉月、三浦博之、鳥井雄人、山村崇子、長尾卓磨、宮田佳典、田村泰二郎①多面体のような映画自然豊かな長野県水挽町で娘・花(西川玲)と共に暮らす巧(大美賀均)。東京の芸能事務所がグランピング場を建設する計画が持ち上がり、住民への説明会が開かれま
「悪は存在しない」を観てきました。ストーリーは、長野県、水挽町(みずびきちょう)。自然が豊かな高原に位置し、東京からも近く、移住者は増加傾向でごく緩やかに発展している。代々そこで暮らす巧とその娘・花の暮らしは、水を汲み、薪を割るような、自然に囲まれた慎ましいものだ。しかしある日、彼らの住む近くにグランピング場を作る計画が持ち上がる。コロナ禍のあおりを受けた芸能事務所プレイモードが政府からの補助金を得て計画したものだったが、森の環境や町の水源を汚しかねないずさんな計画に町内
かの蓮實重彦氏は今では映画を撮ろうとする人が多すぎるくらいだ、と何かに書いていました。山田洋次さんが助監督だったとき、7人くらいいた同期の助監督のうち一人だけが監督になれるというシステムだったそうです。まあそんな時代とは隔世の感があります。映画好きは、あまたある映画の中から映画館が選んで上映する映画のどれかを見て、フォローしたくなる新人監督を見つけようとします。映画館で集めたチラシや映画館のホームページ等の文字情報だけで判断しても、私の場合、6~7割くらいは正解だった
偶然と想像(2021日本)監督/脚本:濱口竜介プロデューサー:高田聡エグゼクティブプロデューサー:原田将、徳山勝巳撮影:飯岡幸子出演:古川琴音、中島歩、玄理、渋川清彦、森郁月、甲斐翔真、占部房子、河井青葉①硬い台詞回しなのに、不思議と感じるリアリティ2021年に観た最後の映画です。濱口竜介監督は、「寝ても覚めても」がピンと来なくて、どちらかというと嫌いな映画で。「ドライブ・マイ・カー」はピンと来た…のだけれど、別にそれほど好きな映画でもないなあ…という印象でした。で、本作「
鑑賞した日にちも劇場も異なりますが、5月中旬に見た日本映画の新作2本です。1本目の映画『悪は存在しない』は、『ドライブ・マイ・カー』でアカデミー国際長編映画賞、カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞するなど国際的に高く評価される濱口竜介監督の新作。カンヌ、ベルリンと並ぶ世界3大映画祭のひとつであるヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)を受賞。ナゴヤキネマ・ノイ(会員サービスデー1,000円)。2本目の映画『湖の女たち』は、作家・吉田修一の同名小説を『MOTHERマザー』『日日是好日』『菊とギ
濱口竜介監督による新作。緑豊かな長野県水挽町で、娘と暮らしながら便利屋をしている巧。町にグランピング施設が建設されるという話が持ち上がり、ある日住民説明会が開催される。建設者は東京の弱小芸能プロダクションで、コロナの助成金目当ての事業は穴だらけ。巧らは建設予定地は町の水質を汚染する可能性があることなどを主張し、プロダクションの担当者2人も計画に疑問を抱くようになる。そして、巧としばらく行動を共にすることにするのだが……。「悪は存在しない」というタイトルがかなり重要。自然対人間とを明確
画像引用元:eiga.com◼️監督:濱口竜介◼️出演:大美賀均西川玲◼️2023年106分「ドライブ・マイ・カー」でアカデミー国際長編映画賞、カンヌ国際映画祭脚本賞、「偶然と想像」でベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞するなど国際的に高く評価される濱口竜介監督が、カンヌ、ベルリンと並ぶ世界3大映画祭のひとつであるベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)受賞を果たした長編作品。「ドライブ・マイ・カー」でもタッグを組んだ音楽家