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前回記事「仏典を読む(その6)無量寿経(上巻)2」の続きです。師匠である世自在王仏から教えを受けた法蔵は、200億年という長い間、自身が願う理想の仏の国について深く考えます。そして、世自在王仏は法蔵に対してその願いを説明するように言います。※ものすごく長いので、とりあえず下線部分だけ読めば…と思います。【無量寿経(上巻)】3⑨法蔵は、世自在王仏に向かって「それではお聞きください。これより私の願いを詳しく述べます。私は、以下の48の願いを実現できなければ、決して悟りを開くこ
前回記事「仏典を読む(その4)阿弥陀経2」の続きです。今回から、無量寿経の要約に入ります。無量寿経は浄土三部経の中で最も分量が多く、上下巻に分かれる長編であり、「大経」と呼ばれています。今回の要約作業にあたっては3回全文を通読しましたが、阿弥陀仏や極楽浄土という本題から外れた話題が多く含まれており、正直なところ、それらが内容の理解を妨げているような印象を持ちました(例えば、冒頭から「菩薩」についての説明がかなり長々と説明されています)。このブログで今後行っていく仏典要約では、それぞれの
前回記事「仏典を読む(その2)浄土三部経」の続きです。では、浄土三部経の一つ「阿弥陀経」を要約していきたいと思います。要約作業については、①過剰な説明を省略する②回りくどい表現を簡潔なものに改める③同じ内容の繰り返しを一つにまとめる…というルールで進めていくことにします。【阿弥陀経】ある時、釈迦は祇園精舎で1250人の弟子たちと一緒にいた。その中には、舎利弗や目連といった阿羅漢や、文殊菩薩や弥勒菩薩といった優れた菩薩、また、帝釈天などの神々もいた。釈迦は舎利弗に以下のとお
1月が終わりますね。来週は、お紐解き法要が行われます。この前、1月の法要が済んだばかりですが早いですねこの時期は旧暦のお正月の名残があるのか、お紐解きというものがあります。お紐解きとは…諸説あるとは思いますが、新年を迎え経典の紐を解く…ということだと聞いております。報恩講の御礼参りとも言われている地域もあるそうです。まだまだ寒い日が続きますが、寒い日も暑い日もどんなときも阿弥陀さまはニコニコと寄り添って下さっておりますよ話は変わりますが、私の親戚の伯母さんが入院しておりましたが