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「北斎が、幟(のぼり)絵を描いていた。」その事実は、浮世絵史のなかで十分に語られてきたとは言えません。本記事では、ボストン美術館所蔵《朱鍾馗図幟》を通して、用途物として制作された絵画に、北斎がどれほど本格的な造形意識を注いでいたかを読み解きます。※本記事は2026年に内容を整理・加筆しました。目次北斎と節句幟──朱鍾馗図幟に込められた画道の原点1|若き日の北斎と「鍾馗」の節句幟2|実用品の中に宿る芸術性3|提灯や袱紗にも描画した北斎