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コールセンターでは、お客様とお話をする際に、「丁寧な言葉づかい」を求められます。ですので、ほとんどのコールセンターの皆さんは、とても丁寧な言葉づかいで話をしてくれます。お客様にとってはこれは良いことですよね。しかし、丁寧にしようとするあまり、やたら「お」や「ご」をくっつけている言い回しに先日遭遇しました「〇日のお届けのご日程のご都合がお悪いご状況ですか?」通訳しますと、「〇日はご都合が悪いということですね?」ということだと思います一生懸命丁寧に、丁寧に言おう
きょうから違和感を覚えた言葉づかいを聞いた時には、それをブログを書き、よりスッキリした言葉づかいをご紹介したり、みなさんと一緒により良い表現を考えたりできたらと思っています。「間違った言葉づかい」と言い切らず「違和感を覚えた言葉づかい」というタイトルにしたのには、理由があります。言葉づかいは、時代の流れとともに変化し、これまでは誤りとされていたことが、多くの人が使うことによって、やがて誤りでなくなる場合があったり、いろいろな説が存在するグレーゾーンがあったりするからです。
テレビCMに某企業の社長自ら登場し、自社サービスに対してお客様が「ご満足されなければ返金します」と言っていました。私は「ご満足されなければ」の部分に違和感を覚えました。違和感の理由を挙げると、この言葉づかいは、「お・ご〜する」という「謙譲語」の基本パターンに当てはめられているからです。それに尊敬語の基本パターン「〜れる・られる」を後付けしているようで、ややこしいです。「謙譲語」は、「自分側」の行為や物事などに使う言葉です。「お客様側(相手側)」の行為には「尊敬語