ブログ記事337件
以前も触れたことがあるのですが、樋口鳳香は、水墨画家ですが、ものを書くことが好きで文筆でいくつかの賞をいただいたことがあります。主な受賞歴として公開しているので、画廊でお会いする方々は周知のことと思っていたら個展【樋口鳳香・墨美神®︎展】の折にそのことをお話して、かなり驚かれていたコレクターさんもいたので改めて記しておこうと思い、過去の表彰式の集合写真をまとめてみました。独りで絵を描く日々を送っている私には、憧れの作家さんにお会いできたり、授賞式で行ったことのない土地に招
一昨日の4月20日、土曜日になりますが、銀座の画廊「美の起原」で開催されていた「樋口鳳香・墨美神®︎展~春の果て」に行ってきました。この日は会期の最終日でした。樋口鳳香さんは、伝統の水墨画技法を独自に発展させた『墨美神®︎』を描かれており、以前、画廊「美の起原」で打ち合わせをされている際、ご挨拶を申し上げ、今回初めて、個展で作品を拝見し、ご本人にも再度お目にかかることができました。まずは、作品を一点、紹介します。「ほどける眉」墨画淡彩<墨美神®︎着物カルトナージュ額装>越前鳥の
【樋口鳳香・墨美神®︎展~春の果て】2024年4月20日、会期終了となりました。墨美神®︎と御縁を紡いでくださった方々へ、改めて深く御礼申し上げます。さらに会期中は多くのお客様にご高覧いただきまして有難うございました。展覧会を支えてくださった関係各位にも、深く感謝申し上げます7回目となった今年の個展。訪問着など美しい着物裂地で仕立てる樋口鳳香のオリジナル創作掛軸『墨美神®︎きもの掛軸』に西洋発祥の額装を融合させた新作『墨美神®︎きものカルトナージュ』や表具師さんと取り組んだ現
今回の個展、毎日同じ時間に画廊に通いましたが画廊への行き来で感じたのは人の流れが増えたこと。その主な流れは外国人。ランチタイム以外ですれ違う人は、ほぼ外国人でした。画廊の窓から眺める景色で感じたのは16:30あたりから銀座がコロナ前のように活気付いてきたこと。10センチヒールを履いた爪先立ちのお嬢さんたちがドレスの裾を脇に抱えて歩き始めます。ドレスの色が鮮やかでひらひら泳ぐ熱帯魚のようでした。髪を結うのが最後なのか、ボサボサ頭にドレス、お着物という裏
2024年の【樋口鳳香・墨美神®︎展〜春の果て】の展示は終了しましたが、5/4(土)まで『銀座画廊美の起原オンラインショップ』にて作品を扱っております。本日ご紹介するのは『龍姫~aged21years』龍姫さまはシリーズ展開して描き続けている画題です。今年はaged21years。ウィスキーのように熟成され、醸されてゆく、21歳の龍姫さまです。龍姫さまの身体に溶け込みながら立ち昇る龍と、支持体である正絹着物の熨斗模様織りが絡み合って、立体的で複雑な作