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叡王戦で伊藤7段に二連敗して調子が悪いのかと思いきや棒銀であそこまで簡単に・・・竜を作った後、豊島9段の攻め手を完封。これほど差がついた名人戦では最終局も豊島9段は難しそう。久々にじっくり見てやっぱ面白いな棒銀もこれから復活するかな(笑奨励会にすごく強い15歳の3段がいるらしい楽しみです
今回は嬉野流がテーマです。この前の棒銀シリーズでは、#1で▲77歩型の居玉棒銀を扱いましたが、それは右銀急戦というか▲26銀型からの仕掛けでした。その形に対しては、振り飛車は極論的に△31銀型でも受けきれるという結論に至りました。しかし、今回「嬉野流」と呼ぶ戦法は、いわゆる「鳥刺し」と呼ばれる仕掛けの事で、形で分類するなら、「▲77歩型左銀急戦(斜め棒銀)」になります(ここら辺の呼び方はこだわり出すとややこしいので、ここでは「嬉野流」で統一します)。この嬉野流の居玉棒銀は
毎週金曜日の晩に定期開催しているネット教室の対局から、「矢倉棒銀」の一局を検討したいと思います。「棒銀」戦法は初心者の方が最初に覚える攻め筋ですが、有段者はもちろん、プロの対局でもよく登場します。相手の陣形によって、一気に攻め込む場合もあれば、一定の戦果に満足して、一呼吸入れる場合もあるなど、実は大変に奥が深く、指しこなすには経験の蓄積が必要な難しい戦法でもあります(初心者のみなさんは、たくさん棒銀をやってみて、色々な経験を蓄積してください)。図1はお互いが「矢倉」囲いに構えた「相矢
「相がかり」戦と呼ばれる「相居飛車」戦の出だしで、▲7八金と△3二金はとても大事な一手となります。しかし、先生に大事だからと言われてこの手を指すのと、大事だということを自分で理解した上で指すのとでは、指し手の意味が随分違ってきます。そこで、今回は、先手が▲7八金を省略したらどうなるかを研究してみます。○初手からの指し手:▲2六歩、△8四歩、▲2五歩、△8五歩、▲2四歩(図1)(図1▲2四歩まで)実をいうと、カクザンにとって、▲7八金などという手は、できれば指したくないという類
もう一つの将棋教室です。火曜日の夕方にあるので、行ってきました。こちらの教室では主に対局ではなく、今のところ必至や寄せ、次の一手、駒の損得、駒の働きなどを勉強します。息子、時間がかかった問題(答えは最後に…)生徒さんは2,3人。私も息子の隣で見学して、一緒に勉強させてもらってます今回、教えてもらった事初手、7六歩と2六歩では、方針が違ってくる…7六歩と角道をあけると、色んな含みがある。2六歩は、居飛車でいきますよ~と攻めっ気あり→藤井聡太七段がそうですね。(知りませんで
ネット対局で「四間飛車」ばかり指しているカクザンですが、番数をこなしていくうちに、ヘタなりに「四間飛車」のコツのようなものをつかみつつあります。一方で、「こうやられると困る」という苦手な戦型も増えてきました。いつも同じような手でやられるので、これをなんとかしたいと考え、今は井出隼平四段の「四間飛車序盤の指し方完全ガイド」という本で勉強しています。中級者~有段者向けのレベルだと思いますが、「ノーマル『四間飛車』」一本で有段者を目指している方にはとても参考になる内容のように思います。また、カクザンが
棒銀戦法は中飛車、四間飛車と並んで初心者に人気の戦法です。最近は指導対局の時間に受講生の方の普段の実戦(平手)の対策として棒銀の研究を行っています。これを始めた理由は今まで僕は、戦法の研究などは、戦法書(棋書)や棋譜並べなどで自習できるから問題ないよね?と思っていました。が、、、最近になって序盤の駒組みの手順が悪い仕掛けのタイミングが悪い不利になる変化に自ら飛び込むなどの問題が予想以上に多いことが棋譜診断などからわかってきました。