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山内鉄也監督による日本の時代劇映画。出演は東野英治郎、里見浩太朗、大和田伸也。<あらすじ>黄門様が悠々自適の生活を送っている常陸の国・西山荘。そこに程近い山道を必死に急ぐ二人の武士がいた。その二人を追う黒覆面の武士の一団が突如二人に襲いかかる。必死に応戦する二人は炭焼小屋へ逃げ込むが、火を放たれ、一人は倒れ、残る侍も危機に陥った。だが、間一髪、危ういところを風車の弥七が救う。西山荘にかつぎこまれた若侍は、実は加賀百万石前田家の城代家老・奥村作左衛門の息女・由美であった。
またもや、田中絹代である。そして、一場面ではあるが、新国劇を創設した「澤田正二郎」が登場する。「殺陣師段平」(昭和二十五年)や「人生とんぼ返り」(同三十年)で会った人。*****イプセンが始めた近代劇について島村抱月(山村聡)が講義する。「形式的な悲壮な道徳にとらわれて人生を律しさることはすべて偽りで、…人生は矛盾だらけな無残なところであるが、あらゆる虚偽を捨てて、悲鳴を上げつつ、またよろこびつつ生きていくときに初めて真に解放された生の歓喜が得られるべきです。よき芸術もまたそこに生まれる