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このブログでは、システム開発を丸投げすることの弊害を何回か取り上げてきました。また、自ら開発するという内製化の動きにも警鐘を鳴らしてきました。前者は、経営に寄与する情報システムの重要性を理解しない(できない)経営層に問題があり、またCIOができた背景を理解していないと思われます。後者は、ブームに乗って無計画に乱開発して出来上がった一過性のアプリが、やがて使われなくなって野良アプリの山になるという懸念があり、30年くらい前にあったEUC(EndUserComputing)、EUD(EndUs
前回、システム開発の頓挫を巡ってNHKがIBMを提訴した件を取り上げました。この種のトラブルはコロナパンデミックの際、感染者を芋づる式に発見する機能を持つCOCOA(COVID-19Contact-ConfirmingApplication)システムの未検知続出、マイナンバカードのトラブル頻発など、過去にも取り上げてきました。他にないかとストックしてあるネタ帳を眺めていたら、日本通運とアクセンチュアとの間でシステム開発の頓挫を巡って応酬が続くものがありました。だいぶ前、IBMはスルガ銀行に
過去を振り返ってみると、多くの失敗、少ない成功に愕然としますが、失敗体験から学ぶことは多かったと感じます。同じ失敗を繰り返さないために、失敗した原因を調べ、フィードバックして次の成功への糧にしなければなりません。失敗学の権威畑中先生のこの本にも書いてあります。一方、失敗したことを隠したがるのが人間の性です。実は、失敗から学ぶということは実はあまり実行されていないようです。戦争となると、失敗を反省してフィードバックするどころか、作戦の失敗を追求されたくない参謀達は、責任追及から逃れるために平気で
先の国政選挙で大敗を喫し、少数与党になったしまった自民党政権。財源を明らかにしないまま『手取りを増やす』作戦が単純思考の有権者に受けて大幅に議席を伸ばした国民民主党に巻き込まれて右往左往しています。この過程で出てきたのが消費税減税の話。絶対やりたくない財務省との攻防が続いていますが、そんな中、税率を変更した場合に生じる関係するシステムの改修に一年かかるという話が国会論戦の中で出てきました。石破さんが野田さんの質問に答える形で出てきたものですが、石破さんが直接聞くはずがないので、多分、指示を受け