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塩のにがりとは、何?体験講座/お客様の声/お問合せみなさん、塩は、どうやって作られていると思いますか?「海水を蒸発させて、残ったもの」そうです、そうです。今でもこのように作られている塩もあります。それには、にがりが多く含まれています。にがりは、平たく言うと、海水から純粋な塩(=塩化ナトリウム)を取った後に残る液体のことです。にがりの正体は、マグネシウム、カリウムや、ナトリウム、カルシウムなどが化合物で含まれていて、これだけをなめると、超苦
なくても困らないけれど、あると便利な道具の一つ「蒸し器」蒸し物は油を使わないし、ゆでるよりも栄養が守られるから、ヘルシーと使う方が増えています。しかし、レシピ本には、蒸し器を初めて使う方が知っておくべきことが、まず書かれていません。レシピに書かれている「蒸し器で〇分間蒸す」という工程を検証してみましょう。蒸すときには、必ず鍋の湯が沸騰して蒸気が立ち上った状態で、材料をセットして蒸し始めます。蒸し器にふたをして、この蒸気を充満させて、加熱する仕組みですね。このときに、せい
さつまいもの皮をむくと黒っぽく変色することがあるのは?体験講座/お客様の声/お問合せこんにちは。サイエンスクッキングプロデューサー木村万紀子です。また、台風がやってきましたね。私は田植え&稲刈りのイベントを主催していて、今年で7年目。15組の家族で稲刈りの予定がこの雨続きでできません。どうか台風で稲が倒れませんようにと祈るばかりです。長雨で心配なのは、地中にある植物も同じですね。さつまいももその一つ。メルマガで連載しているさつまいも特集は、いく
ピザトーストや、私たちが小さい頃のピッツアには、よくピーマンの輪切りがのっていませんでしたか?疑問にも思わず、目にしているピーマンの輪切りですが、いざ、自分で切ってみようと思うと・・・「輪切りにしてから、種を取るの?それって大変」「輪切りにしようとしても、包丁を入れたらピーマンを押しつぶしてしまい、割れてしまう」となってしまうという料理のお悩みを、何度も聞いています。これは、やり方を知らないとできないと思います。まず、輪切りのピーマンをするには、種とわたを取
タケノコの水煮に白いモロモロが・・・食べてもいいの?タケノコの水煮(特にパック入り)を縦半分に切ると、ひだ(節)の部分に白いモロモロとしたかたまりがたくさんついていることがあります。「これって、取るべき?体によくないの?料理の味を悪くしないの?」と思ったことはありませんか。消費者センターにも、クレームとして寄せられることが多いそうですよ。①白いモロモロの正体これは、チロシンというアミノ酸の一種です。チロシンは水に溶けにくい性質を持つため、ゆでた後に結晶となってタケノ
桜が満開ですね。今週末に、お花見を予定されている方も多いのでは?暖かくなって、野外でワイワイBBQ(バーベキュー)の季節がやってきました。お花見BBQもいいですよね。BBQを提案したら、まず、BBQの材料、何にする?という話になると思います。その時に、「あ~ぁ、私ってワンパターン」と思っちゃうことがありませんか?そう思うと、用意もなんだか負担に感じちゃったりね。お友達をおうちBBQに招いた時にも、みんなで材料を持ち寄ってBBQする時にも、それ、いいね!とほめられるような一
あなたの料理は、科学でもっとおいしくなる!科学と料理のおいしい関係「調理科学」は私の専門分野。今日は、身近な料理で役立つサイエンスをご紹介します。フライパンや鍋で、炒めたり、焼いたりするとき、食材がくっついてこげつかないようにと、必ず油をひきますよね。フライパン(鍋)を火にかけるやいなや、油を入れていませんか?「ちょっと待った~!」必ず、フライパンをから焼きしてから、油を入れましょう!から焼きしないで油をひくと、入れた食材が、くっつきやすくなるのです。な
先日ご紹介した1週間でできるレモンシロップ簡単なので、「作りました!」のご報告がどんどん来て、うれしかったです。●奈良県まつもとさんより無農薬レモンをたくさんいただいたので、これを見てすぐに作りました。朝、誰も起きていないゆっくりとした時間にすがすがしい香りに包まれて、幸せな気分になりました。まつもとさんは、保育園児2人のママで仕事復帰してバリバリ働かれています。いつもより、ちょっと早起きしてこのレモンのさわやかさに包まれる朝の贅沢時間、わかるなぁ~。
オクラをゆでると、何だか黒っぽくなるのはなぜ?突然ですが・・・オクラがなっているところを見たことありますか?私は初めて見た時、度胆を抜かれました。私は札幌出身、札幌育ち。関西で暮らすようになり、食の仕事を始めた頃は、見たこともない野菜も多かったのです。オクラは食べていましたが、24歳で、畑で育つ姿に初対面。私の想像の中のイメージとかけ離れていました。「何~!これ!」と。上にツーンと突き出すようになっている。当たり前にご存知の方には、何が?と言われそうですが。。。
パプリカの皮をするっとむくには?こんばんは。サイエンスクッキングプロデューサー木村万紀子です。今日もご訪問いただけてうれしいです♪ピーマン&パプリカ特集の4回目本日はパプリカがお題です。パプリカは肉厚で甘みがあって、ピーマンが苦手でも、パプリカはOKの人が多いですよね。ただ、料理によっては、皮が厚くてかたいので、口に残る場合があります。トマトの湯むきはご存じですか?熱湯にトマトをさっとつけると、皮がはがれてくるので、きれいにむけるという方法です。パ
納豆の表面に、白く細かい粒つぶ(斑点)が広がっているのを見たことはありますか?今朝食べた、ひき割り納豆にもありました。これです、これこれ!カビとも違うし・・・・・・。これは食べてもいいの??この白い粒つぶは、古くなったらできるのかな?とちらりと頭をよぎったとしても、納豆は発酵食品だから、そうそう腐るということはないだろうと、そのまま食べていらっしゃるでしょうか。(え?そんなことするのは私だけ??)前回の記事では、タケノコの白いモロモロは、チロシンというアミノ酸が
ピーマンを洗うのは、種を取る前?取った後?ピーマンは、縦半分に切って、縦とわた(白い部分)を取ってから、洗う。という方が多いようです。ピーマンに残った種も一緒に洗い流せるから、というのが理由だと思います。その後、ピーマンを「煮る」という調理の場合は、それでもよいと思います。ただ、ピーマンはほとんどの場合「炒める」という操作になりますよね。ピーマンは外側はつるっとしていますが、内側の白っぽい部分は、ややスポンジのように水を吸い込みやすくなっています