ブログ記事86件
偶因狂疾成殊類/偶ゝ狂疾に因つて殊類と成る災患相仍不可逃/災患相仍つて逃るべからず今日爪牙誰敢敵/今日は爪牙誰か敢へて敵せんや当時声跡共相高/当時は声跡共に相高かりき我為異物蓬茅下/我は異物と為りて蓬茅の下にあれども君已乗軺気勢豪/君は已に軺に乗りて気勢豪なり此夕渓山対明月/此の夕べ渓山明月に対し不成長嘯但成嘷/長嘯を成さずして但だ嘷を成すのみ明治書
高校から始まる本格的な評論文読解の基礎力養成に最適!■改訂方針新たに選定したのは、近年(東日本大震災後)の文章、理系(自然科学系)の文章、女性作家の文章、グローバルな視点をもつ文章。検定教科書に先んじた文章も選びました。■本格的に論理的文章を読む第一歩として生徒に身近で普遍的なテーマを扱った、論理構成および論旨が明快な文章を精選。中学校高学年でも使われるほど親しみやすい教材は、評論入門に最適です。■主体的に考える姿勢を養う現代社会の抱える様々な課題について説く
10月31日(水)「日本語コミュニケーション論」では教科書『新版・日本語語用論入門』第3章「関連性理論」の2回目をやりました。前回の講義終了後に、「表意と推意の違いがわからないので、もう一度教えてください」という質問がありました。今回の講義では板書でも説明しましたが、本書を補う意味で改めてここで整理して説明します。表意と推意とを対比的に説明するとしたらこんな感じになります。「表意」(explicature)とは、当該発話の想定を確定するために必要な情報を文脈から呼び出して明示したもの「
弊社教科書「現代の国語」の冒頭教材のテーマはことば・思考です。そのテーマで取り上げた教材は一つ目は「自分の時間で読み継ぐ」と二つ目「『ふと』と『思わず』」です。二つ目の教材の随想「ふと」と「思わず」は言語論でありますが、「ことば」を文化としてとらえるならば日本語とドイツ語を比べているあたりは東洋西洋の文化論ともいえるのではないでしょうか。作者が日本人でドイツで生活しているということで二国間の比較にはなっていますが、この文章を起点として、日本語のある言葉が各国の言葉でどのように表現されてい