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第74期王将戦7番勝負展望12日開幕のALSOK杯第74期王将戦で永瀬拓矢九段の挑戦を受ける藤井王将は、今年の戦い方を「2手目△8四歩にこだわりがあるわけではない。自分的に面白いと思ったら別の手にチャレンジしたい」と注目発言をしました。デビュー以来8年間、「2手目84歩」はいわば「藤井定跡と言えるものです。もしかすると、角道を開ける手が見られるかもしれません。正に大注目の七番勝負です。七番勝負日程永瀬九段の王将挑戦は4期ぶり2回目。藤井七冠が王将を奪取する前のことで、二日制七番
※登場する人物・団体名等は、架空のもので実在しません。将棋検討ソフト「スーパー水蓮」インタビューが始まり、十年間の苦悩や最終局への思いなどが掘り下げられていった。約二時間というインタビューが終わり、ディレクターの田中から、放送に関する話があった。「雲母さん、本日はありがとうございました。」「こちらこそ、ありがとうございました。」「このインタビューは、特番で使わせていただきます。」「特番?」「はい、三十分枠での特別番組です。」「えっ、放送されるのですか?」「はい、超人気番組
※登場する人物・団体名等は、架空のもので実在しません。店には、多くの棋士仲間が集まっていた。決して広いとは言えない店内に、よくぞまあこれだけ集まったものだ。棋士仲間の一人が興奮気味に言った。「今日は、テレビ取材と聞いていましたので、きっと、お二人ともお見えになると思っていました。」「今日は、雲母さんのお祝いに、みんなで押しかけてきました。」「雲母さん、おめでとうございます!」その言葉を合図に、店内は再び歓声に包まれた。この光景に、中根会長と雲母はぽかーんと口を開けたままであった
第37期竜王戦七番勝負第4局速報藤井聡太竜王が佐々木勇気八段の挑戦を受ける、第37期竜王戦7番勝負第4局が15日、大阪府茨木市の文化・子育て複合施設「おにクル」で行われています。現在の形勢は、先手の佐々木八段がやや有利な状況です。時間状況等17:5017:52△45銀17:58後手は、このまま封じ手でしょう。候補手としては、①98香成この一手かと思いますが。18:07封じ手の意思表示をした藤井竜王です。現時点での形勢は、先手が大き
藤井七冠勝利!!~第32期銀河戦決勝トーナメント2回戦8月9日に行われた第32期銀河戦の決勝トーナメント2回戦、藤井七冠対広瀬九段の対局が配信されました。結果は、160手までで後手の藤井七冠が勝利しました。図は、160手目、藤井七冠が88角成とした局面です。この手を見た広瀬九段が投了しました。投了図以降は、即詰みです。例えば、①▲77銀打~△86飛▲同銀直△65飛打▲76玉△67飛成▲85玉△73桂打▲74玉△83銀打まで②▲7七角打~△6五飛打▲同玉
第74期王将戦展望~挑戦者に永瀬九段藤井聡太王将への挑戦権を争うALSOK杯第74期王将戦リーグのプレーオフが25日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、永瀬拓矢九段が西田拓也五段に118手で勝って4期ぶり2回目の挑戦権を獲得しました。藤井七冠とタイトル戦で顔を合わせるのは、22年6~7月の棋聖戦、23年8~10月と24年9月の王座戦に続いて4回目となります。また、藤井七冠と2日制のタイトル戦で戦うのは初めてです。七番勝負日程永瀬九段は、日常では、研究パートナーでもあ
※登場する人物・団体名等は、架空のもので実在しません。将棋検討ソフト「スーパー水蓮」雲母は、取材を受けるために会館の応接室にいた。隣には、師匠でもある中根会長が座っていた。「雲母君、今日の取材はTBC放送だよ。」「えっ、テレビ局なんですか!」「うん、放送局の社長が将棋の大フアンでね。連盟もお世話になっているんだよ。名人戦のスポンサーでもあるんだ。そういうことで、断れなくてねえ。すまん、付き合ってくれよ。」「そうでしたか。承知しました。」程なくして、ドアがノックされて、会館の
※登場する人物・団体名等は、架空のもので実在しません。宴会の片付けが終わり、嵐のような時間が過ぎ去ったカウンターに、雲母と凛子は並んで座っていた。疲れた顔の凛子を覗き込みながら、雲母が囁いた。「凜ちゃん、旅行に行かないか?」「えっ、行く!行く!行く~。」「ははは、どこか希望の場所があるかい?」「岳ちゃんと一緒なら、どこでもいい。」そう言うと、凛子は雲母の肩にそっと頭を傾けた。雲母は、凛子の肩を優しく引き寄せ、二人だけの一時に酔いしれていた。凛子が呟いた。「나는너를진심으로
※登場する人物・団体名等は、架空のもので実在しません。「先輩、やりましたね!自分のことのように嬉しいです。本当に感無量です。」そう言うと、水原は涙を拭った。「水原君、ありがとな。ずーと、心配してくれて。やっと、乗り越えることができたよ。」「先輩、お祝いの品になるか分かりませんが、用意してきました。」「えっ、名にかなあ。」水原は、バックからノートパソコンを取り出し、デスクトップのアイコンをクリックした。「先輩、これです。」「これは、将棋検討ソフト水蓮だよねえ?」「そうです。ま