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神社へお供えする当番が回ってきました。毎月一日と十五日、お米、塩、水、そして御神酒を供えます。神社が行う月次祭(つきなみさい)の簡略版というか。いつ始まったのかすら分からない、古からの慣わしです。古とはいっても、今の形に落ち着いたのは戦後のことだったようです。このあたりの神社は明治以降の国家神道に翻弄されて、合祀と分祀を繰り返しました。神様は人間の愚かさを目の当たりにしたことでしょう。そもそも、僕の住む町の歴史は壬申の乱にまで遡ります。大海人皇子が負け戦で逃げ延びて来たのが当地
「日本書紀」の疑義を衝いた『「日本書紀」隠し事』これは「藤原一族」の懺悔録である『「日本書紀」隠し事』(著・鈴木啓介)「歴史は勝者によって書かれる」――そう聞いたことはありませんか?私たちが学校で学んだ日本の古代史、その中心にあるのが『古事記』や『日本書紀』です。なかでも『日本書紀』は、日本という国がどう始まり、どのように皇室が続いてきたのかを語る、いわば“国の正史”とされています。けれども、その歴史のなかに、「本当にそうだったの?」と疑いたくなるような、い