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大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOそれはケーキの生クリームだった。冷蔵庫に入っていたから冷たくて。それを俺に食べさせるのではなく、和也は俺の唇に塗るように指を這わせた。「ちょっ、和也?」「美味しそう」そう言って、俺をソファに座らせると、隣に座って俺の唇を舌で舐め始めた。冷たいクリームを和也の熱い舌が舐め取って。すげー下半身が反応して、明らかに俺自身がぶるんと勃ち上がった。「さと、可愛い」そんな俺自身を愛おしそうに撫でてる。
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO「んふ、美味し♡」出しちまったと呆然と見つめていたら、和也は微笑んでそう言った。「ちょっ、馬鹿、不味いから飲むなって」「さとのは美味しいにゃん」そう言って飲み干したのを舌を出して見せてくれた。少し飲みきれなかった欲が口の端から垂れているのがえっちい。「和也、ここ垂れてる」唇を拭ってやろうとしたら、和也は自分で口の横をペロッと舐めた。赤い舌が淫靡で、ムラムラして押し倒そうとしたら、またひらりと躱さ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideNドキドキして思わず目を瞑った俺の鼻に大野の鼻がくっついた。あっ、そうか、これは大野がよくポチにしている鼻ちゅーだ。それを大野にされたらポチはがどうしていたか考える。…………………………。そうだよ、ポチの親愛の表現は唇にペロペロは勿論、顔中ペロペロだよ……。やるか?やらないか?やろう……。恥ずかしいけど、俺は今ポチなんだから。とりあえず控えめに目を瞑ったままペロッとしてみた。鼻がくっついてるんだもん、そりゃあペロッ
お先にこちらから☆彡大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルです《sideN》俺を受け止めてくれた大野さんとしばし見つめ合う。普段長い前髪と髭の印象が強すぎて顔のパーツに目が行ってなかったんだけど、よくよく見たらすごい鼻筋が通っていて唇も艶々していて柔らかそう。しかもさ、俺を受け止めるのってホントに力が無いと無理だよね。じゃあ、落ちる瞬間に見たあの素晴らしい身体はやっぱり夢ではなく本物で。ワガママぽっちゃりボディではなく、激しく漢くさい身体なんだ。そんな身体にピッタリ密着し
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN好きって、智くんが俺を?!智くんの胸の中でその気持ちを噛み締める。嬉しい。でも、嬉しいだけでこの胸に居てはいけないんだ。胸を押して離れる。「好きなんて、きっと勘違いだよ」そう言ったら傷ついた顔をするから。見ていられなくて目を逸らした。俺だって嫌いで言ってるんじゃない。智くんの将来のことを考えたら、好きを受け入れてはダメなんだよ。歳上の俺がしっかりしないと。「二宮さん、俺が嫌いですか?」「っ……、嫌いじゃない…
お先にこちらからどうぞ大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN結構本格的にメイクするらしく、俺の担当は詠ちゃんだった。椅子に座るときちんとケープを首元にかけてくれた。「にのちゃん、メガネはここに置いてね。あ、にのちゃん、コンタクト持ってきてくれた?」今日はメガネ無しでって言われていたから持ってきていたけど、正直コンタクトで過ごすのが怖い。でも女装だし、学校から出るわけじゃないから大丈夫かな……。そう思いながら頷いた。メガネをはずして、メイク前にコンタクトを
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOそれからも毎日パンを買いに通った。店に入ると二宮さんはいつも笑ってくれるし、話しかけてくれる。パンの味も、段々と美味しくなっている気がするし。毎日工夫して研究もしているんだろうなって、食べながら感動するし尊敬もする。段々恋心は増すばかりで、自分では隠していたつもりだったけど、二宮さんに伝わってしまったのかもしれない。最近は、二宮さんの視線を感じて見たらパッと顔を逸らされたり、前までは目を合わせて会話してくれていたのに少し伏
あけましておめでとう御座います今年もよろしくお願いします大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO薄く塗られた生クリームの下から薄くのぞく赤く色づく突起がやけに艶かしい。「美味そ」和也に見せつけるように舌を出して突起に近づける。恥ずかしそうに、でも僅かな期待も瞳にはらませて俺を見つめている和也。その顔が物凄く艶麗で。何回惚れてもまた惚れ直す。和也の魅力には底がない。どっぷりハマって抜け出せなくなるんだ。まあ、抜け出すつもりもねぇ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN名前を呼ばれて好きって言われる程に心の中が温かくなって、幸せな気持ちが溢れていく。好きな人に言われる「好き」って言葉は、まるで魔法の言葉のように心を幸せで満たしていくんだ。「智……、好き」抱き着くように智の頭を引き寄せて、俺への愛を紡ぐ唇に自分のそれを重ねた。自分からキスしたけど、あっという間に智に主導権を奪われて、俺の唇を割って入ってきた智の舌に翻弄された。唇の中を蠢き、俺の舌を絡め取り。それだけで、
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO朝食はスモーブローにマリネ、クラムチャウダー、キッシュ、ヨーグルト。ヨーグルト用に様々な種類のジャムや蜂蜜も並んでいた。色鮮やかで美しい朝食だった。でも一番美しいのは和也だけどな。いつもと違って食べ方すらエッチく見えるのは俺の気のせいだろうか。ヨーグルトもだけど、クラムチャウダーなんて特に、もう白いアレにしか見えねぇし!ほぼほぼ和也に見惚れながら食べていた。「さと、そんなに見られたら食べづらい」恥ずかしそうに伏
お先にこちらからどうぞ大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideNBBQの時に大野くんの隣をキープしようって意気込んでいたんだけど、むしろ大野くんが俺のそばにいてくれて、そして肉を焼いてどんどん俺の皿に入れていってくれた。ここぞとばかりに大野くんに肉を焼いてお世話したそうな女子たちもいたけど、大野くんはBBQに慣れているのか、大野くんの方が手際が良くて誰も寄せ付けなかった。大野くんは焼くのに夢中で、そういう女子の存在に全く気づいていなくて。だからなのか、花火の時も女子
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOすぅすぅと気持ちよさそうに寝息をたてる和也を尻目に、俺は和也がきちんと覚えているかが心配で。とりあえず枕元に袋を置いて、和也のスーツのズボンを脱がして上着と一緒に掛ける。水のペットボトルを持ってきて、和也が夜中目覚めたら飲めるようにサイドボードに置いた。それから軽く食べてシャワーを浴びて和也の眠っている部屋に戻った。明日の準備は完璧だ。朝昼晩、全てルームサービスを頼んでいるし、ケーキもプレゼントも用意した。部屋だってクリ
unknownの最終話、一個前にアップしてますここのあとがきの下の方にunknownのオマケついてますこんにちはいつも読んでくださってありがとうございますunknown無事に完結しましたー和也くんを買いにきた智くん登場シーンで、皆さま、大好き『黒智様』を想像されたみたいでコメントをいただき申し訳なく思ってましたはい、『黒智様』ではなく、ただただ、和也様が好き過ぎる智さんでした全然黒いところがなく、全てはホントに和也様が好き過ぎるがための行動でしたガッカリさせてしまって、
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「えっ、どういう事だよ……」共同経営者に裏切られた。社員30名ほどの小さな会社だけれど、それなりに経営も上手くいっていて、このままもっと大きくなっていくもんだって思っていた。それなのに優秀な技術者を引き連れて、取引先までしっかりと根回しをした上で、新たに会社を設立して独立すると言う。対外的な事は全て任せて、自分の仕事だけしていたのが仇となった。結局は、俺は人を見る目がなかった。というか、俺様過ぎて人間関係を築く力がないん
お先にこちらからどうぞ大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideNドキドキする俺を尻目に、何だかやる気みなぎる智に引きずられるように走って旅館に戻った。勢いが凄すぎて、ドキドキは吹き飛んだんだけど。風呂に入って部屋に戻ると、またこれから大部屋に遊びに行くという斗真くんがいて、俺たちにも「行かないか?」って誘ってくれた。「和、どうする?」「和」に妙に力が入っていたように感じたけど、呼び慣れてないからかな。「えっ、にのを和って呼ぶことにしたのか?俺もそうしよっかな!
お先にこちらからどうぞ大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN合宿2日目。朝起きると、俺は掛け布団を抱っこして寝ていた。もっと温かくて良い匂いのするものを抱っこしていたような気がしていたけど、気のせいだったのかな?ぼんやりしながら隣の大野くんを見たら、「いつも抱き枕使ってんの?」って訊かれた。抱き枕なんていつも使ってないし、掛け布団も抱きしめて寝ていた事なんて無かったから自分でもびっくりしているぐらいなのに。うーん、旅館の掛け布団の抱き心地が良かったのかなぁ?
ゆめうつつ最終話、一個前にアップしてます大宮ちゃんのお正月話、いかがでしたかこちら、はなちゃんとあぽろさんからいただいたリクエストを合体して書かせていただきました🙌はなちゃんからのリクエストえっとね、えっとね、卯年だからバニーガールどうかなぁ?😊あぽろさんからのリクエストお正月は明るい感じ?最近読みたいなぁって思ったのは、にのちゃんに素直になって欲しい智くんが魔法?とか『甘えるお薬』とか怪しいやつでも使って甘えん坊なにのちゃんを作り出すってやつです←とにかく甘えるにのちゃんが見たい
こちらからどうぞ大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideNうちの高校のかるた部は、全国常連の強豪校だった。そこに推薦で入学できるなんて、大野くんは本当に凄い人なんだな。そんな強いところに未経験者の俺が入部して大丈夫だろうかって心配だったけど、新入部員15人のうち俺を含めて未経験者は12人いて、ホッとした。ただ、未経験者のほとんどが、部活見学の時に大野くんに見惚れていた子ばかりなんじゃないかって思う。俺は見惚れたっていうか憧れたんだけど、まあ、似たような感じに分類さ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルです最終話ですsideN昔でも女でもないって何だろう。ただ単に浮かんだ名前?それとも、今現在で男……?そんな可愛い名前の男がいて、しかも今も繋がってる?智の男は、俺だけじゃないって事?「また、勘違いしてますか?」クイッと顎を持ち上げられ、驚く。いつの間にか智が隣に座っていた。「勘違いって、だって、今の男だろっ」「そうですね、愛おしい人です」そう言ってその男を思い出しているのか、慈しむような眼差しで微笑むから。智にこんな顔を
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「和、最近楽しそうだな」早朝、パンの仕込みをしていたら父さんが俺にそう言ってきた。「そう?」「生地をこねるのなんて、しんどいって昔はぼやきながらやってただろ?それに、新作なんてなかなか考えられないってぼやいてたのに、最近は新作がぽんぽん生まれてるだろ」確かに、結構な重労働だから、ぼやきながらやっていたんだけど。新作も、なかなか良いアイデアが浮かばなくて、父さんの厳しい審査を通るものがなかったんだけど、最近は立て続けに店に
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOドキドキしてる俺を和也は悪戯っぽい笑みを浮かべて見つめてくる。かなり小悪魔的だ。そして俺に近づき、俺の胸元を人差し指でグリグリして甘えながら言う。「せっかくクリスマスなのに、プレゼント、お家に置いてきちゃったじゃないですか」「へっ?」「プレゼント、せっかく用意してたのに」ぷぅって頬を膨らませて言うのが可愛くて。「和也っ」思い切り抱き締めようとしたら、逃げられて手が宙を切る。「ふふっ、だから、代わりにプレゼント用意し
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「松井だ……」スマホに表示された名前を見て呟くと、智は舌打ちした。「どこまでも邪魔な男ですね」俺が起き上がって通話しようとすると、再び布団に引き摺り込まれて邪魔される。そのうちに切れてしまったんだけど。間髪入れずに再び鳴り始めた。更に邪魔しようとする智だったけど、何とか智から逃げ出した。「話すのもこれで最後だから」そう言ったら智は渋々腕を緩めてくれたから電話に出た。「ああ、データ開いてみたか?それが俺の答えだ、も
こちらからお先にどうぞ大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN読み手のCDを流しながら対戦形式で練習をする事になった。大野くんの凄いところは、全ての札を覚えているのはもちろんなんだけど、特に耳がいいところなのかもしれない。例えば、「ちはやふる」は「ちは」が聴こえたら普通の人は取れるんだけど、大野くんは「ちha」のhの音で取っているから、普通の人よりも反応が速いんだ。偶然なのかなって思っていたけど、『すみのえのきしによるなみよるさへやゆめのかよひぢひとめよ
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。「ただ、どんなに美しくても和は男だ・・・そう思わないでもないんだけどさ?」珍しく翔は口籠ると、「・・・最初から女性の姿を真似させている辺り、楊家がそちらの趣味がある高貴な人間に和を売り渡そうと画策していた可能性は否定できない」潤へと視線を移しました。「・・・つまり、俺はまんまと楊家の策略に嵌って最高級の客になった可能性があるということ・・・?」自虐的な笑みを浮かべ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですside僕、猫。生まれた時からずっと猫。飼われてるわけではなく、こっそりと古いお家に住んでる。優しいお爺さんがご飯をくれるんだよね。ポカポカ縁側で日向ぼっこもさせてくれる。僕はお爺さんが大好きだった。でもさ、最近お爺さんはお星様になってしまった。寒いしお腹空いた……。お爺さんの居なくなった縁側は、何だか冷たくて寒くて。夜だからって事ではなくて、お爺さんが居ないから全然ポカポカしなかった。ぼんやり縁側で空を見る。ピカピカ星が
お先にこちらから☆彡大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルです《sideN》仕事初日、大野さんは物凄い疲れた様子で帰ってきた。やっぱり初めて働くって、ホントに大変だよね。人間関係だって構築していかないとならないし。上司や同僚に恵まれていたら良いなぁって思って、ご飯を食べながらそれとなく仕事の様子を聞いてみた。大野さんと組んで仕事を教えてくれる人は城島さんていって、すごく気さくで優しそうな人みたいで。仕事が大変でも人間関係が良かったら何とか頑張れるもんね。それに、大野さん
お先にこちらからどうぞ大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideNそれからも智の周りや俺の周りにも人が絶えず訪れ、お守りを返す機会がなかなかないまま、表彰式と閉会式も終了。顧問に追い立てられるように全員帰路についた。駅までみんな一緒で、現地解散だからそれぞれ違う電車に乗り込んだ。改札で智にバイバイしたんだけど、しばらく会えないと思ったら離れ難くて足が重たく感じた。会えないのは1か月ぐらいなんだけど、凄く長く感じる。智と一緒にいる1か月はあっという間なんだけどなぁ。
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO今年のクリスマスは和也は24日の学会に出席するために23日から泊まりで出掛ける事になっている。それで25日の早朝に和也は帰ってくる予定だ。その間、病院は相葉ちゃんの恋人の櫻井翔っていう医者が代診を引き受けてくれたんだ。和也が翔くんに頼んだのは、23日の午後から25日までだったんだけど、俺は相葉ちゃんにこっそり頼んだ。23日の午後から26日までにしてくれないか?って。そしたら相葉ちゃんも翔くんもあっさりオッケーをくれた。む
こちらからお先にどうぞ大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN詠ちゃんの頼みに大野くんは快く「いいよ」と言って、片付けかけてた百人一首を再び出しはじめた。すっかり頼み逃したけど、俺もまだ特訓したくて一人で自主練する事にした。「もっと腕の振り小さく!」「送り札も考えて!」「途中で札並べ替えたりしないと!」「遅いよ!」詠ちゃんへのアドバイスだったけど、俺にも役立つアドバイスで。しかも大野くんの声って、聴いてると何だか落ち着くし、スッと頭の中に入ってくる。だか
お先にこちらからどうぞ大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN祠からの帰り道はぎゅっと大野くんの服を握りしめながらくっついた。さっき抱きついてしまって意識してしまって、腕にしがみつけなかったんだ。暗いから真っ赤になってしまった顔は見えてないよね。墓地の前はまた目を瞑って更にぎゅっとくっついたら、大野くんが肩を抱いてくれて。その力強い仕草にまたドキドキが再燃した。大野くんって、こういうの無意識なのかな?もしかして慣れてる?部活内では無さそうだけど、いつの間に