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大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOそれはケーキの生クリームだった。冷蔵庫に入っていたから冷たくて。それを俺に食べさせるのではなく、和也は俺の唇に塗るように指を這わせた。「ちょっ、和也?」「美味しそう」そう言って、俺をソファに座らせると、隣に座って俺の唇を舌で舐め始めた。冷たいクリームを和也の熱い舌が舐め取って。すげー下半身が反応して、明らかに俺自身がぶるんと勃ち上がった。「さと、可愛い」そんな俺自身を愛おしそうに撫でてる。
あけましておめでとう御座います今年もよろしくお願いします大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO薄く塗られた生クリームの下から薄くのぞく赤く色づく突起がやけに艶かしい。「美味そ」和也に見せつけるように舌を出して突起に近づける。恥ずかしそうに、でも僅かな期待も瞳にはらませて俺を見つめている和也。その顔が物凄く艶麗で。何回惚れてもまた惚れ直す。和也の魅力には底がない。どっぷりハマって抜け出せなくなるんだ。まあ、抜け出すつもりもねぇ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO「んふ、美味し♡」出しちまったと呆然と見つめていたら、和也は微笑んでそう言った。「ちょっ、馬鹿、不味いから飲むなって」「さとのは美味しいにゃん」そう言って飲み干したのを舌を出して見せてくれた。少し飲みきれなかった欲が口の端から垂れているのがえっちい。「和也、ここ垂れてる」唇を拭ってやろうとしたら、和也は自分で口の横をペロッと舐めた。赤い舌が淫靡で、ムラムラして押し倒そうとしたら、またひらりと躱さ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO和也を抱き上げて、部屋に戻る。俺に気づいた途端に安心して気が緩んだのかクタッとなり、全部を委ねてくる感じがめちゃくちゃ可愛いじゃねぇかって思うわけよ。普段毒舌だけど、心の中では俺を頼ってくれてるって事だろ?そのままベッドに運んでおろしてやろうとしたけど、ぎゅっとしがみついて離れない。一緒にそのままベッドに座った。「和也、大丈夫か?具合、悪くねぇ?」「大丈夫……。さとがいてくれて良かった……」割と恐怖を感じていたんだ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN好きって、智くんが俺を?!智くんの胸の中でその気持ちを噛み締める。嬉しい。でも、嬉しいだけでこの胸に居てはいけないんだ。胸を押して離れる。「好きなんて、きっと勘違いだよ」そう言ったら傷ついた顔をするから。見ていられなくて目を逸らした。俺だって嫌いで言ってるんじゃない。智くんの将来のことを考えたら、好きを受け入れてはダメなんだよ。歳上の俺がしっかりしないと。「二宮さん、俺が嫌いですか?」「っ……、嫌いじゃない…
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOホテルにチェックインする。スイートルームは窓際に大きなクリスマスツリーが飾られ、部屋の至るところが緑と赤で美しく装飾されていた。外の眺めも最高。夜になると夜景も綺麗だろう。「へぇ、やっぱ、良いな」日常からかけ離れた雰囲気に、和也もきっと激しく燃えるに違いない。俺はいつでも燃えてっけどよ。早く和也が帰ってこねーかな。学会って遅くまでやってんのかな?懇親会みたいなやつもあんだろうか?きちんと確認しときゃ良かったな。
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOそれからも毎日パンを買いに通った。店に入ると二宮さんはいつも笑ってくれるし、話しかけてくれる。パンの味も、段々と美味しくなっている気がするし。毎日工夫して研究もしているんだろうなって、食べながら感動するし尊敬もする。段々恋心は増すばかりで、自分では隠していたつもりだったけど、二宮さんに伝わってしまったのかもしれない。最近は、二宮さんの視線を感じて見たらパッと顔を逸らされたり、前までは目を合わせて会話してくれていたのに少し伏
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN名前を呼ばれて好きって言われる程に心の中が温かくなって、幸せな気持ちが溢れていく。好きな人に言われる「好き」って言葉は、まるで魔法の言葉のように心を幸せで満たしていくんだ。「智……、好き」抱き着くように智の頭を引き寄せて、俺への愛を紡ぐ唇に自分のそれを重ねた。自分からキスしたけど、あっという間に智に主導権を奪われて、俺の唇を割って入ってきた智の舌に翻弄された。唇の中を蠢き、俺の舌を絡め取り。それだけで、
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO朝食はスモーブローにマリネ、クラムチャウダー、キッシュ、ヨーグルト。ヨーグルト用に様々な種類のジャムや蜂蜜も並んでいた。色鮮やかで美しい朝食だった。でも一番美しいのは和也だけどな。いつもと違って食べ方すらエッチく見えるのは俺の気のせいだろうか。ヨーグルトもだけど、クラムチャウダーなんて特に、もう白いアレにしか見えねぇし!ほぼほぼ和也に見惚れながら食べていた。「さと、そんなに見られたら食べづらい」恥ずかしそうに伏
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOすぅすぅと気持ちよさそうに寝息をたてる和也を尻目に、俺は和也がきちんと覚えているかが心配で。とりあえず枕元に袋を置いて、和也のスーツのズボンを脱がして上着と一緒に掛ける。水のペットボトルを持ってきて、和也が夜中目覚めたら飲めるようにサイドボードに置いた。それから軽く食べてシャワーを浴びて和也の眠っている部屋に戻った。明日の準備は完璧だ。朝昼晩、全てルームサービスを頼んでいるし、ケーキもプレゼントも用意した。部屋だってクリ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「えっ、どういう事だよ……」共同経営者に裏切られた。社員30名ほどの小さな会社だけれど、それなりに経営も上手くいっていて、このままもっと大きくなっていくもんだって思っていた。それなのに優秀な技術者を引き連れて、取引先までしっかりと根回しをした上で、新たに会社を設立して独立すると言う。対外的な事は全て任せて、自分の仕事だけしていたのが仇となった。結局は、俺は人を見る目がなかった。というか、俺様過ぎて人間関係を築く力がないん
ゆめうつつ最終話、一個前にアップしてます大宮ちゃんのお正月話、いかがでしたかこちら、はなちゃんとあぽろさんからいただいたリクエストを合体して書かせていただきました🙌はなちゃんからのリクエストえっとね、えっとね、卯年だからバニーガールどうかなぁ?😊あぽろさんからのリクエストお正月は明るい感じ?最近読みたいなぁって思ったのは、にのちゃんに素直になって欲しい智くんが魔法?とか『甘えるお薬』とか怪しいやつでも使って甘えん坊なにのちゃんを作り出すってやつです←とにかく甘えるにのちゃんが見たい
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「和、最近楽しそうだな」早朝、パンの仕込みをしていたら父さんが俺にそう言ってきた。「そう?」「生地をこねるのなんて、しんどいって昔はぼやきながらやってただろ?それに、新作なんてなかなか考えられないってぼやいてたのに、最近は新作がぽんぽん生まれてるだろ」確かに、結構な重労働だから、ぼやきながらやっていたんだけど。新作も、なかなか良いアイデアが浮かばなくて、父さんの厳しい審査を通るものがなかったんだけど、最近は立て続けに店に
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「松井だ……」スマホに表示された名前を見て呟くと、智は舌打ちした。「どこまでも邪魔な男ですね」俺が起き上がって通話しようとすると、再び布団に引き摺り込まれて邪魔される。そのうちに切れてしまったんだけど。間髪入れずに再び鳴り始めた。更に邪魔しようとする智だったけど、何とか智から逃げ出した。「話すのもこれで最後だから」そう言ったら智は渋々腕を緩めてくれたから電話に出た。「ああ、データ開いてみたか?それが俺の答えだ、も
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですside僕、猫。生まれた時からずっと猫。飼われてるわけではなく、こっそりと古いお家に住んでる。優しいお爺さんがご飯をくれるんだよね。ポカポカ縁側で日向ぼっこもさせてくれる。僕はお爺さんが大好きだった。でもさ、最近お爺さんはお星様になってしまった。寒いしお腹空いた……。お爺さんの居なくなった縁側は、何だか冷たくて寒くて。夜だからって事ではなくて、お爺さんが居ないから全然ポカポカしなかった。ぼんやり縁側で空を見る。ピカピカ星が
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO今年のクリスマスは和也は24日の学会に出席するために23日から泊まりで出掛ける事になっている。それで25日の早朝に和也は帰ってくる予定だ。その間、病院は相葉ちゃんの恋人の櫻井翔っていう医者が代診を引き受けてくれたんだ。和也が翔くんに頼んだのは、23日の午後から25日までだったんだけど、俺は相葉ちゃんにこっそり頼んだ。23日の午後から26日までにしてくれないか?って。そしたら相葉ちゃんも翔くんもあっさりオッケーをくれた。む
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO「さと、服捲ってください」小首を傾げてオネダリみたいに言われたら、そりゃ捲るだろ?和也は俺の肌に直接聴診器を当ててきた。ひんやりとした感触に、一瞬ピクリと身体が震えた。「さとの身体、綺麗……」聴診器を持っていない手で、俺の腹部を指で妖しくなぞってる。それから胸元までゆっくりなぞって、俺の胸の突起を撫でて。そこは俺はすげー感じる場所ではないけど、和也が触れてるって
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOゆっくりと前後にスライドする。その度に和也のナカは俺に絡みついてくる。「和也、すげーイイ」「ん、さと、もっとキテ」自ら腰を揺らして快楽を得ようとする煽情的な姿。そして、自ら自身に触れて揉みしだく官能的な姿。「和也、やべーな、すげーエロい」「だって、さとがシテくれないから」和也が見せる艶やかな流し目に、俺は操られるように強く
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「じゃあ、どうして松井に独立を唆したんだよ……」苦笑する大野を見ていると、俺に復讐するためではなかったのではないかと思えて、訊く声も段々と小さくなってしまう。「私は、初めからずっとあいつを信用できなくて、和也様から早く引き離したかった。そして予想どおり、あいつの経営はかなり杜撰で、私的に会社の金を流用していて、いつかは経営が傾くのは明らかでした。会社ごと買収して、ただあいつだけを追い出しても良かったんです。でもそうすると、
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN買主は大野智という、俺の実家の屋敷に住み込みで父の車の運転手をしていた男の息子だった。俺の父は従業員を同じ人間とは思っていないような差別主義の男で、運転手への態度はより酷かったと記憶している。小学生の頃は大野と遊んでいた記憶はある。友達だと思っていた。けれど父にそれがバレて、「お前たちは主従関係にあるんだ。気軽に口をきくな」って言われて、俺も殴られたけれど、大野はもっと殴られた。そこで反発できる程俺は強くなくて。殴られる
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「待って、大野……。良く分からない……」大野が俺を愛してる?嬉しいはずなのに単純に喜べない。だって、おかしいだろ……、酷いことばかりしてきた俺を愛してるなんて。「や……、有り得ないだろ……」にわかには信じ難くて首を振る。「愛してますよ。だから手離したくなくて和也様を買いました。それは、貴方の心が壊れてしまっていて心配で近くで見守りたかったというのも有りますが、ただ単に貴方を手に入れたかったからというのが本音ですね。
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「やっ、あっ」首に吸い付き赤い花を咲かせてから、大野は俺の服を使い物にならない程に引き裂いた。「また、貴方には裸で生活してもらいましょうか」昏い笑みでそう言うから。違うと首を振る。「大野っ、手錠はずせよっ!お前を抱き締めたいんだ」どういうことだと訝しげに俺を見つめる大野。「松井には機密情報もプログラムも渡してない。俺はもうあいつには関わりたくない。俺は、大野に嫌われていても、復讐されるかもしれなくても、大野の傍に
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「ここ……」のどかに引かれるようにして歩いた先には見事なイチョウ並木があった。ライトアップされて、足元に降り積もったイチョウも、そして木々も金色に輝いて見えた。この場所には見覚えがあった。まだ大野と普通に友達だった頃に、大野に連れてきてもらった場所だ。父さんに叱られて酷く落ち込んだ俺の手を引いて連れてきてくれたんだ。『凄い!綺麗だな』どこまでも続く鮮やかな黄色の世界に魅了された。俺たちの上にそして足元にまで降り注ぐ黄
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO除夜の鐘と一緒のタイミングで和也のナカへと腰を打ち付ける。割とゆっくりでそして浅くしか攻めないから、イきそうでイけなくて、和也が俺の下で甘く身体を捩らせながら悶えている。えっちの時の和也は、毒舌ではなくて可愛い。でも、欲を言えばもっと甘く積極的に俺を求めて卑猥な言葉も言ってほしい。まあ、言ってほしくて焦らすけど、和也が言う前に悶えて瞳を潤ませて俺を見つめ
こちら『ゆめうつつ』の続編になります大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO「うん、やっぱり大正解だ」俺は届いた荷物を開けてニヤリと笑った。ニヤリというかにんまりだな。これで楽しいクリスマスを過ごせるはずだ。町医者の俺の恋人はツンデレの可愛いやつ。いつもツンとしていて俺には厳しいから、たまのデレがめちゃくちゃ可愛いんだけどよ。やっぱりクリスマスとか甘い恋人のための日には一日中デレていて欲しいって思うわけよ。しかも可愛いコスプレでデレだとなお良しなんだけどよ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「智、好きだ」ぎゅっと抱き締めてそう言ったら、更に強い力で抱き締められた。「和也、愛してます」そして少し腕が緩んで視線を交わしたら唇が重なった。今度は優しく啄むように触れて、そして智の唇は俺の顎、首筋、鎖骨、それから胸の突起へと降ってきた。「ん、ふぅっ」念入りに身体を愛撫していく唇。いつもより身体が甘く震えて声が漏れるのは、この行為に愛があると知ったからだろうか。「和也、いつもより感じてますね」「ひゃ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideNその日から、のどかの世話という仕事と、そしてやっと服も与えられた。「のどかの散歩は俺がしても良いのか?」「そうですね……、それはもう少し待ってください」まだ俺は外に出してもらえないらしい。別に逃げたりしねぇのに、まだ信用が無い。のどかの散歩は大野が仕事から帰ってきてから、大野がする事になった。俺は散歩以外のお世話だけ。だから、大野が出社してから、のどかと一緒に遊んで過ごしていたんだけど。「俺、体力ねぇな……」しばら
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideニノ僕がチューに夢中になっている間に、にののキッチンカーは智のお家に着いた。にのは僕達が入った小さいお家を下に置いて、智のお家のインターホンを押そうとした途端に、玄関ドアが勢いよく開いて智が飛び出してきた。「わっ」「わぁっ」勢いあまって智はにのを抱きしめた。そして自分の腕の中にいるのがにのだって分かったけど、信じられないみたいで何度も確認するように見てる。「えっ?にの、何で?」「えっ、智さんこそ、どうして?」僕と🐈⬛
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN11時少し前に家を出た。大野が出勤して家を空けている時間を狙ったんだ。散歩コースに行くと、この前会った時と同じ場所に松井は立っていた。「どこかでゆっくり話そう」そう言われたけど。「これを渡しにきただけだから」そう言ってデータの入った媒体を松井に渡そうとしたら、松井がいきなり俺の腕を引いて抱き締めてきた。ざわっと一気に鳥肌が立って触れられているのが気持ち悪い。「ちょっ、離せっ」胸を押して離れると、媒体を押し付けて渡し
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideNそれからものどかの散歩は2人で行き、俺は大野のいない時間帯には書斎に籠ってパソコンでプログラムを組んでいった。ただ、完全に籠ると食事ものどかの事も忘れてしまうため、ドアは開けっぱなしにした。大野は相変わらず朝早くに出社していくが、少し夕飯に遅い時間ではあったけど必ず帰ってきて、俺に夕飯を作ってくれていた。そんなある日、夜中に珍しく目が覚めて寝付けなくなってしまった俺は、書斎でプログラムの続きでもしようかと思い、寝室を出た。「