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死のある風景。浮気現場を見た男が知る緊急手術に潜む黒い嫉妬と口紅に秘めた女心!都内のアパートで桑原義典という医療機械メーカーの営業マンの刺殺体が見つかった。捜査陣は、桑原にギャンブルで作った多額の借金があったことから、そこに重点を置いて聞き込みを進める。だが、鬼貫は、桑原がファイルしていた交通死亡事故の新聞の切り抜きに注目して、捜査に乗り出した。2ヶ月程前に起きたこの事故は、離婚後、女手一つで子供を育てていた石山智子という食堂の店員がひき逃げされたというもの。事故を担当した所轄は、逃げた運
都内の廃工場で証券会社に勤める片山京子の他殺死体が発見された。京子は、7年前当時中学生だった一人娘を事故で亡くした後、離婚し現在は一人暮らし。事件を担当した鬼貫は、京子が事件発生前に立ち寄ったとみられる鎌倉の弁護士事務所に向かった。京子が訪ねていたのは人権派の女性弁護士・露木朝子。鬼貫の質問に対し、朝子は京子が仕事絡みの問題で相談に来ただけだという。鬼貫らは、朝子の証言を基に犯行時間を特定。京子が信頼していたとみられる人物を中心に交友関係の調査を進めた。①証券レディ根岸季衣②進学塾経営者
倒産した会社の役員が刺殺体として見つかった。現場の近くで被害者の靴をくわえた犬が目撃されていた!都内の公園で男の刺殺死体が発見された。殺されたのは半年前に倒産した菊田建設の新規事業開発部の担当役員だった若槻俊。調査によると、この開発部は1年前、500万円の出資金提供を条件に、20人の幹部社員を採用。倒産後、若槻は集めた1億円を優良会社の株に換え、着服して失踪していた。鬼貫ら担当刑事らは、金を取られた上に倒産の憂き目にあった20人の中に容疑者がいると察知。だが、20人はそれぞれアリバイを主張、
鋭いカンと、厳しい観察眼で、事件の全貌を暴いていく人気シリーズの第3弾!都内の廃工場の裏でカメラマン・小日向の死体が発見された。鬼貫刑事は、小日向の妻と三角関係にあった坂下を捜査。発見された凶器等から、坂下が仕事先の名張市で殺害し、死体を東京まで運んだと考えた。ところが、推理作家の横川は、坂下は犯人ではないとテレビで発言する。やがて小日向はいとこの早苗とばく大な財産を共有し、横川が早苗の婚約者とわかった。鬼貫は横川を調べるが、横川には確かなアリバイがあった…。①ヌード専門のカメラマン
義母の看病で迷いこんだ死の扉夜と昼の電話番号に秘めた妻の素顔!浜名湖近くの窯跡で、東中野署に捜索願いが出されていた保険調査員・須田美和子の絞殺死体が発見された。たまたま浜松に行っていた鬼貫は、浜松署の捜査に参加。まもなく駆けつけてきた美和子の夫・須田誠司や上司の大津公一らから話を聞いた。美和子が東京から調査にやってきた目的は、山野という土産物屋の妻・郁子の首吊り死亡事件の真相究明。郁子が殺されたと判断された場合、美和子の会社は2000万円の生命保険金を払うことになる。その郁子と山野の愛人
評論家を自称する木牟田が殺された。「業界ゴロ」と言われる評判の悪い人物だ。現場に「亀取薫」と書かれたメモがあり、同姓同名の三人が捜査線上に浮かぶ。インテリアデザイナー、旅行雑誌の女性編集者、アニメおたくの会社員。三人の「亀取」にはそれぞれアリバイがあった。捜査を進めていくと、木牟田に恨みを持つ女優・山口の存在がわかる。鬼貫は山口を調べるが、どうやら殺人には関係ないようで、捜査は完全に行き詰まる。①業界ゴロ木牟田盛隆②無職河井真二犯人は旅情雑誌の副編集長高畑淳子と元婚約者の旅行
監視カメラが見てた痴漢の被害者との密会・鰻のDNAが暴く死亡時刻!!都内の廃屋で伊吹忠生という編集プロダクション社長の他殺死体が見つかった。42歳の伊吹は独身。会社が設立された10年前から経理を担当してきた中島雅子の話によると、会社の業績はこの2、3年ずっと安定していた。解剖で胃の中から未消化の鰻が検出されたことから、捜査陣は伊吹の財布にあった鰻屋のレシートを元に足取りを追い、同時に人間関係の調査を開始した。①編集プロダクション社長天宮良線路脇のゴミ捨て場で発見された天宮の死体は死
東京・東中野警察署刑事課に勤務する鬼貫八郎は妻と娘と三人暮らし。鋭いカンと、厳しい観察眼で、事件の全貌を暴いていく人気シリーズの第1弾!人気歌手・貴美子のそっくりさん・弓子が、公園で殺された。まもなく弓子の男友達の死体が富士山麓で発見される。事件は変形の無理心中とみられたが、鬼貫刑事は疑問をもつ。弓子の過去と身辺を洗い始めた鬼貫、丹那両刑事は、2年前から弓子が毎月100万の預金振込を受けていたことを突き止める。そのころ貴美子に銀座のホスト殺しの容疑がかかっていた事もわかり…。①ものまねタレ
東京・東中野署の刑事・鬼貫八郎(大地康雄)が難事件を解決していくシリーズ第13弾。男の銃殺事件が発生。死体の顔と指紋が硫酸で焼かれていたため、身許は不明。手がかりは、死体のポケットに入っていた万年筆のみ。死体発見の1週間前、警察に届け出があった拳銃が事件の凶器と判明し、届けた舞台女優・宇井和歌子(藤真利子)の話などから、売れない作家・岡部(平井真軌)が捜査線上に浮上する。①作家岡部真吾と思われたが、元板前中西功治⓪作家岡部真吾犯人は舞台女優の藤真利子岡部は作家とは名ばか
東京・東中野警察署刑事課に勤務する鬼貫八郎は妻と娘と三人暮らし。鋭いカンと、厳しい観察眼で、事件の全貌を暴いていく人気シリーズの第2弾!箱根山中で死後1年はたつ、心中白骨死体が発見された。男は建設会社の営業部長・河辺で、女は妹の節子から捜索願が出ていた外資系会社の久子。河辺の妻・照子は鬼貫刑事に、心中ではないという。久子のマンションの管理人・守山は、男はきていたが河辺ではない、と。河辺の会社に汚職があり、鬼貫は上司の沢と建設省の局長・犬飼を疑う。守山に沢の面通しをさせると、通っていた男と違う