ブログ記事419件
星と月は天の穴公式サイト映画.comより1969年。妻に逃げられ独身のまま40代を迎えた小説家の矢添克二は、心に空いた穴を埋めるように娼婦の千枝子と体を交え、妻に捨てられた過去を引きずりながら日々をやり過ごしていた。その一方で、誰にも知られたくない自分の秘密にコンプレックスを抱えていることも、彼が恋愛に尻込みする一因となっていた。そんな矢添は、執筆中の恋愛小説の主人公に自分自身を投影して「精神的な愛の可能性」を自問するように探求することを日課にしている。しかしある日、画廊で出会った大学
【ネタバレ】◎「星と月は天の穴」「あなたは、軀と恋愛してるのよーー」「妻に捨てられたこじらせ男の、滑稽で切ない愛の行方。」2025年12月19日(金)公開、監督と脚本は荒井晴彦、原作は吉行淳之介(1966年)、R18、122分。綾野剛(矢添克二役)、咲耶(瀬川紀子役)、田中麗奈(千枝子役)、柄本佑(矢添の大学時代の同級生の役)、宮下順子(娼館「乗馬倶楽部」の女主人の役)、岬あかり(小説の中の大学生のB子の役)、MINAMO(娼館「乗馬俱楽部」の女の役)など
原作は吉行淳之介で、監督は「花腐し」の荒井晴彦だ。「花腐し」同様こじらせた男女の関係を描いているが、原作が吉行淳之介のためか「花腐し」よりもかなり文学的、かつ哲学的な作品になっていた。作家の矢添(綾野剛)はかつて1年ほど結婚していたが、もう長い事一人で暮らしていた。道端でばったり顔をあわせた友人(柄本佑)は学生結婚をしており、もう21歳の娘がいるが、矢添は結婚に失敗したことに凝りて、もう誰かと暮らすことは考えていなかった。新しい作品では、自分と近い年齢の作家を主人公に考えていた。主