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ひでです。お早うございます。世界遺産の万里の長城は中国にある城壁のことですが、分かっているだけで6000kmを超える長さがあるんで、長城全体が世界遺産ではなく、一部が指定されているということです。長城を作るきっかけは、北方にある匈奴のような異民族が侵攻してくるのに手を焼いていた秦の始皇帝が、異民族の侵入を防ぐために建設が始まりました。しかし、秦が滅ぶきっかけになった、当時、今で言う警察署長の役職をしていた劉邦(漢王朝を開いた人)が長城の工夫を連れて行ったのですが期限に遅れたために、首をはねら
4.武人としての姿呂布、項羽ともに同時代で最強の武勇(※1)を持つイメージが定着しており、大胆な創作でもない限り、諸葛亮の智謀や関羽の忠義のように切り離せない要素です。では、歴史書において両者は、武に関してどのように記述されているのでしょうか。(※2)(a)武勇・呂布は袁紹のもとで張燕を攻撃した際、成廉や魏越と共に敵陣に突進して撃ち破る。・項羽は、項梁が挙兵する直前に会稽守通(殷通)を訪問した際、殷通を殺害し、続けて百人近くの部下も一人で殺害した。・項羽は垓下の戦いで四方を囲まれたが、
歴史の基本は政治史です。歴史とは人間の営みの記録である以上、最初にその国やその時代を理解するには、社会の在り方を規定する『政治』から入るのが基本です。というと、意外に思う方もいるかもしれません。なぜなら、日本の『世界史』教科書は無味乾燥で面白くもおかしくもない用語と年号の暗記に終始しているからです。多くの人は受験が終わると歴史から離れてしまいます。逆に、『受験マニア』の人や、『中国オタク』のような東洋史好きの人たちは、真面目な歴史学とはそういうモノだと思っています。しかし、ここに中国理解を妨げ
古代中国の英雄たちの戦いを描く「項羽と劉邦」。この物語を単なる合戦譚だと思っていませんか?実は、彼らの熾烈な争いは、食事と食糧を巡るサバイバルでもありました。現代の私たちが「何を食べるか」で悩むのとは次元が違います。彼らにとって食事とは、命そのもの、あるいは天下を左右する「戦略物資」だったのです。今回は、史実に基づいた『項羽と劉邦』の「食」にまつわる笑えないほどリアルで、思わず拡散したくなる逸話7選をご紹介します。1.恩返しは現ナマ一千万円!?「一飯千金」の真実「一飯千金」という