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「染色体に異常があると言われました。でも妊娠できますか?」遺伝カウンセリングの現場でよく聞かれる質問の一つです。中でも「バランス型転座(balancedtranslocation)」は、本人に健康上の問題がなくても、不妊や流産の原因になる可能性があります。今回ご紹介するのは、均衡型相互転座を持つカップルの体外受精(IVF)成績が、他の不妊カップルと比べてどうなのかを明らかにした大規模研究です。🧪研究のポイント対象:均衡型相互転座保因者255人(男性115人・女性142人)コントロ
世界の出生率低下は、いまや一時的な現象ではなく、長期的な構造変化と考えられています。本論文は、出生率低下を社会経済的要因だけでなく、生物学的な「fecundity(生殖能力)」の視点からも検討した包括的レビューです。出生率と生殖能力の違いまず重要なのは、「fertility」と「fecundity」の違いです。fertilityは実際に生まれた子どもの数を示す人口統計上の指標です。一方fecundityは、生物学的にどれだけ妊娠可能かという本来の生殖能力を意味します。本論文は、出生率低下
IonomycinvsカルシウムイオノフォアA23187:受精率の比較LeiJiaら(2023年、ReproductiveBiomedicineOnline)では、再受精失敗や重度精子異常がある患者において、10μmol/Lのイオノマイシンと市販のカルシウムイオノフォアA23187を比較されました。結果は以下のとおりです:受精率:完全受精失敗(TFF)群では、イオノマイシン群が46.9%、A23187群は28.4%(P=0.002)低受精(<30%)群:67.7%vs