ブログ記事296件
81.レディドーヴィルの22(アルアイン)★★祖母メルカルが1986年生まれと大変古風な血統。母父FasliyevはJRA複数勝ち馬も多いですが、未勝利も多く当たり外れが大きい印象もあります。Fasliyevは父アルアインのさらに父ディープインパクトが一番の相性ですから、組み合わせとしては悪くないと思います。アルアインの仔は骨格バランスが良く、まとまった馬体で出てくることから昨年度の募集では大変人気したのですが、この馬はそういうタイプではありません。顔と首が長くアンバランスで、背中の緊張
111.ホームカミングクイーンの22(キズナ)★★★★★輸入後の一頭目で募集されたアイリッシュパールはPOG期間に注目を集めたものの、現時点ではなかなか結果を出せていません。とはいえ、輸入後の日本の種牡馬につけられて、ここからが本番という気はしますね。募集価格は一気に上がりますし、厩舎も含めて期待値が高そうに見えますね。馬体は4月生まれでありながら非常に成長が早く、かなりバランスが良くなってきているように思えます。胸が深く、トモの容積が大きいのでパワータイプに育っていきそうですね
G41.トータルヒートの22(キタサンブラック)★★白老ファームからなので、いろいろなクラブで募集されています。4頭連続で藤原厩舎で募集されていましたが、今年は斉藤厩舎になりました。なかなか結果が出ていないのが現状なので仕方ないかもしれません。馬体は良くも悪くもキタサンブラック産駒という感じでかなり大柄で緩さを感じる造りです。緩さがありながらも、繋ぎがちょっと硬めなので、脚元の負担も大きい可能性がありますね。G42.ナターレの22(キタサンブラック)★★★★★ガイア
1.マリアライトの22(エピファネイア)★★★母は宝塚記念の勝ち馬にして、初年度からオーソクレースを輩出。キャサリーンパーから続くキャロットクラブにはゆかりのある血統構成です。本馬はそのオーソクレースの全妹にあたります。一方、2番仔のカルセドニーは馬体が増えずに未勝利、3番仔のマリガーネットも募集時から一向に体重を増やせずスロー調整になっているように、牝馬はサイズと成長力に課題があります。本馬は募集時442kgと上と比べて体重こそあるものの、体高や管囲の面ではマリガーネットとほとんど
1.アーモンドアイの22(エピファネイア)★★★★話題を独占する名牝の仔。募集価格にも驚かされました。セレクトセールに出てればもっと高かったかもしれませんが、なかなか採算的には難しそうです。馬体は初仔ですが、早生まれということもありサイズ的には十分合格ライン。澄んだ大きな目や馬体の雰囲気にはアーモンドアイのエッセンスを感じます。トモの容積などもあり、全体的なパーツのバランスは良さそうに感じます。ただし、前から見るとちょっとまだ薄く、胸前の発達がまだなのか両前脚がインに入りながら歩いてい
G11.ロフティーエイムの22(マインドユアビスケッツ)★★★★ウィッチフルシンキングの牝系はディクテオンやスマッシャーなどダートでの活躍が目覚ましいですね。しかし、この母系でユニオンから重賞勝ち馬が出るとは…。配合相手はサンデー系が多すぎるのであまり参考にならないかもしれません。馬体は背中が長めで、前からの幅もあり、胸の深さもあり、フレームとしてはOKです。ただ、母高齢で運動量が足りないのか、パリッとした硬質な筋肉は足りないように感じます。繋ぎは短めで安定感のある脚捌きはダート
101.アステリックスの22(エピファネイア)★★★★一度はオーストラリアに輸出されながらもアエロリットの活躍で日本へ戻ってきたアステリックス。オーストラリアでもブラックタイプを出すなどやはり繁殖能力は高そうです。父と母父のカップリングはアベレージこそ低いものの、今年もミッキーカプチーノを出しており、大物が出る可能性もありそうですね。国枝厩舎はこれが最後の牡馬クラシックで101番を入れるわけですから期待値は高いと考えていいでしょう。馬体はキレのある美しい馬体。背中も長く、脚も長く
1.デアリングエッジの22(エピファネイア)★★★母系は昔から当クラブで何度も募集されてきたデアリングダンジグの血統。ファミリーからはやはりデアリングタクトのイメージが強く、本馬は言うまでもなくその血統を完璧にトレースしています。通称エピカメと言われニックス扱いされてきましたが、今ではサンプル数が多すぎて本当にニックスなのかは判断がつきづらくなっていますね。馬体はバランスが良くコンパクトにまとまった造り。尺からは悪いところはないように思えます。ただし、曲飛気味が影響してか歩きは少
G1.シーティスの22(ロードカナロア)★★★★ロードカナロア牡馬で3,600万円募集とはのっけからG1の募集価格は安いなと思わせてくれます。母父にいるInvincibleSpiritは日本で活躍しているKingmanの父でお馴染みではありますが、母系に入ると思ったほど成績は良くありません。馬体はとにかく大柄でしっかり。ロードカナロア産駒にしては背中が長くてがっしりした印象がありますので、大きくなりすぎないかは注意したいところ。踏込は丁度良い可動域。マイル以下で戦うのであればこ
31.エクストラペトルの22(オルフェーヴル)募集取り下げにつき割愛32.ティンバレスの22(オルフェーヴル)★★★★祖母ティエッチマンボからは2頭だけがキャロットクラブで募集され、元出資馬のエルマンボは5勝、ティンバレスは3勝と活躍しました。ともにウォーエンブレム産駒でミスプロの3×3という濃いクロスを持っていたので体質面に課題はありましたが、持続力に優れた馬力タイプのいい馬でしたね。近年の傾向からダート馬を狙ってのオルフェーヴル配合だったのだろうと思いますが、牝馬
51.ヴァリディオルの22(キズナ)★★★★白老ファーム生産馬なので、いろいろなクラブの持ち回りになる血統ではありますが、どの牧場が育成を担当しても結果を出す点については、すごい繁殖牝馬だなと思います。ちょっと最近は走らない馬も出てきたし、過去と比較して募集価格も上がってきているので、安心して出資できる馬ではなくなってきているとは思いますが、依然として人気もするでしょうし、アベレージを求めるなら検討すべき一頭だと思います。馬体は完成度が高く、骨格がしっかり出来上がっているところが
11.エオリアンハープの22(ブリックスアンドモルタル)★★★母はクラブ所属馬として5勝。母としては3勝馬を2頭輩出したものの、もう一押し足りない印象は否めません。最もアベレージの高そうな母父キングカメハメハなので、どこで当たりが出ても驚けないところではありますが。馬体は何と言ってもクラブ募集馬の中ではぶっちぎりに遅い生まれであるので、サイズが足りないのはどうしようもありません。それでも小さい馬体ながら、それに比してトモのボリューム感や胸の深さは一定以上ありますので、将来的にはパ
41.ランドオーバーシーの22(エピファネイア)★★★輸入繁殖牝馬ですが、初年度から結果を出し3頭連続で勝ち上がりを記録。現2歳のサトノエピックも9020万円の取引価格で評価は高いままです。シスタリーラヴと同じ母父BellamyRoadでサンプルは少ないながらもアベレージはまずまずといっていいでしょう。4月生まれながら水準以上のサイズに成長した馬体は、骨格形成が進むのが早く、ある程度の形は出来上がっていると言えるでしょう。肝心の脚捌きがちょっと硬めで、ここが芝で上級条件まで行っ
31.サンシャインの22(ミッキーアイル)★★社台ファームが大好きなサンデーサイレンスの3×3。父も母父もサンデーサイレンス系はアベレージが低く、今のところ大物も出ていないので、積極的には狙いづらいですね。また、この馬も青山オーナー血統ですが、クラブ募集となると成績があんまりという感じになってしまうバルドウィナ牝系。馬体はトモが高く現時点での完成度は低め。容積と筋肉量はありそうですが、ハマってくるには時間がかかりそうです。曲飛気味でトモが流れるので、四肢の連動性もちょっと足りない印
151.サロニカの22(エピファネイア)★★★★★母系は活躍馬多数のサロミナ。今期はサリエラが重賞で好走しており、3頭目の重賞勝ち馬が登場するかに注目されていますし、2歳馬サフィラの評判上々。サロニカの初仔はちょっと違和感のある馬体だったのですが、今年は父がエピファネイアに替わって牡馬になって、一気にグレードアップしている印象です。馬体は中サイズぐらいですが、ファミリーのサラキアに似た丸みのある造りです。胸が深めで背中の伸縮性が良く、歩様にも安定感がありますね。可動域も上々でクッ
21.オデュッセイアの22(マインドユアビスケッツ)★★最近また息を吹き返してきたオークツリー牝系ですが、ここは初仔になりますのでちょっと狙いづらいです。マインドユアビスケッツ×ヴィクトワールピサなので、ダート寄りのイメージを持ちたいところです。しかし、馬体は脚の細さが目立ち、捌きは軽さを感じるような造り。バランスは悪くなく、上体は悪くないとは思うのですが、ここからどこまで成長してくれるかには疑問符が残ります。22.アラッザの22(ダイワメジャー)★★★★初仔からまず
G21.レディシャツィの22(ニューイヤーズデイ)★★★母はペルー産。これで募集5頭目なのですが、相変わらずこの母系の血統は良く分かりません。ディープインパクトで3勝から徐々に種牡馬に応じて成績を切り下げているところは、ある意味妥当ではないかと思ってしまいます。姉のカントゥータがデビュー戦2着していますが、あのレースは5頭立てだったので、素質はどの程度かは掴みかねています。馬体は1月生まれでダートも行きたいとするならばちょっとトモが薄いかなと感じます。踏込は深く、大きなストライド
315.スイートメロディーの22(リーチザクラウン)★★★★出ましたね。サンデーサイレンスの3×3です。母系はウィリンなどスピード優位の馬を輩出はしているものの、相当アベレージは低いように思います。母の年齢的にはそろそろ当たりがありそうですね。馬体はとてもバランスが良く美しいライン。落ち着いて澄んだ目をしています。踏込も鋭さがあり、脚運びもきれいです。あとはパワーがどれだけついてくるかでしょう。316.ワカチナの22(クリエイターⅡ)★★こちらも日本ではなかなか結果
181.インナーアージの22(サートゥルナーリア)★★★ミュージカルウェイの牝系で今年はエピファニーが芝で、エルバリオがダートで活躍。姉ブレイディヴェーグも未勝利勝ちの内容は圧巻でした。サートゥルナーリアの牝馬で4,000万円募集は高いと感じますが、ここまでの成績はかなり優秀です。馬体は、まだかなり幼く成長待ちという造り。まだ背中も短いですし、これからの成長余地を残しているように見えます。踏込は柔らかく、芝で軽いキレ味を発揮しそう。ちょっと外弧歩様っぽいところは見られますね。
61.サラフィナの22(ブリックスアンドモルタル)★★★★★★名牝サラフィナの仔は日本ではなかなか結果を出せていないところはありましたが、ついにこれという感じの大物が出たように思えます。中サイズながら厚み十分な馬体、スムーズな踏込と可動域、トモの容積と筋肉量のどこをとっても非常にバランスが良く、かなり高いレベルでそろっているなと思います。繁殖成績と牝馬でサンデーを持っていないというところは若干気がかりではありますが、楽しみな馬であることは間違いないですね。62.クイーン
G31.ヴィクトリーマーチの22(ビッグアーサー)★★★★ビッグアーサー産駒は当たり外れが大きいものの、短距離界隈ではかなり有力な種牡馬になってきています。ほとんど社台グループの馬がいないので、これからさらに質が良くなれば楽しみ。種付け料が上がりきっていないところで狙いたいですね。姉に早期デビューのビーオンザマーチもおり2歳戦でスプリント路線が充実している間に使いたいです。馬体は胸が深く、腹袋もしっかりしており、またトモの容積があって、短距離に適している短めの繋ぎ、ピッチ気味に歩
41.アンフィトリテの22(ミッキーアイル)★★トキオリアリティー牝系で母はデビュー3連勝でマーガレットSを制覇。そもそも立ち繋ぎでなかなかうまく使うことができませんでしたが、軽快なスピードは持っている馬でした。2番仔でミッキーアイルとのカップリングですが、ミッキーアイルはキンカメ系に合うので、配合は非常に良さそうですね。馬体は正直かなり小さいですね。背中が短くて、各パーツも小さめ。細いわけではないので、大きく変わってくる可能性は低いかなと思います。前肢の可動域はありますが、膝が
21.トーコーユズキの22(ナダル)★★★★辻牧場の生産馬で7/25のセレクションセール3,300万円で購買。母としてもかなりベテランで目立った活躍馬がいない中で、繁殖のレベルを考えると募集価格は高いと思いますが、ノーザンの白羽の矢が立ったということはやはり注目すべきでしょうか。馬体は4月下旬生まれながらすでに中サイズ。胸の深さやトモのボリュームなどに秀でており、父の影響が色濃いパワフルな造りです。まだ成長余地を残しており、大型なダート馬に育っていくのではないでしょうか。また、
11.パルクデラモールの22(サートゥルナーリア)★★母のパルクデラモールはG1で募集されて中距離以上で3勝。ただし、母の兄弟は全く結果が出せておらず、母系の勢いは感じられません。祖母はペルー産で血統的にも日本ではメジャーでないため、なかなか想像がしづらいところはあります。また、6歳2月まで26戦を走ってきた母の初仔であり、ディープ肌というのは常識的にはサイズの懸念はぬぐえないと思います。馬体はやはり懸念通りの小ささ。細いとか腰高でもなく、骨格からして小さいのでもうあまり大きく変
51.ビートマッチの22(エピファネイア)★★母のビートマッチはシルクの募集馬、わずか4戦で引退。募集時ですでに528kgあった巨体馬で、結局脚元が持たなかった馬でした。腹袋がしっかりあるというより骨格が大きいタイプでしたね。全姉のミントは鮮やかに新馬戦こそ勝ったものの1勝クラスでは前で競馬することもできず完敗続き。このあたりが募集価格の安さに繋がっているかもしれません。馬体は4月下旬生まれとすれば大柄。フレームが大きくまだ身が入りそうな雰囲気を持っています。ただし、歩様は前肢
71.レッドアゲートの22(レイデオロ)★★こちらも母としてはかなりベテランの域にかかってきたレッドアゲート。フローラSを勝ったのも相当昔で、繁殖牝馬としてもレッドジェニアルからなかなか活躍馬を出せておらず活力的にも厳しそうです。馬体は黒光りして厚みがありますが、腰が甘いので四肢の連動性が感じられません。また、繋ぎが長すぎかつ緩すぎで、上体がさらに重くなるとちょっとどうかなと思います。72.エリンズロマーネの22(ドレフォン)★★★祖母のエリンコートはオークス馬では
71.エスティタートの22(ナダル)★★★★★母エスティタートはキャロット募集で5勝。祖母のスキッフルで一族には出資馬のフラガラッハやクロミナンスなどがおり、指折り大好きな母系です。エスティタートはドリームジャーニー産駒でちょっと小さかったですがしっかりと活躍。産駒はヴィヴィッシモが勝ち上がったものの、2頭連続でやや小ぶりだったので、ナダルとの配合はサイズを出すという意図もあったのではないでしょうか。馬体は狙い通りの中サイズ。背中にゆとりがあり、フレームはしっかりしています。脚も太目でが