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私がトイレに入ったら、これを眺めながら・・・。棟梁が日伸建設の木材庫の奥から引っ張り出してきた・・・これ、杉なんですって!流れるような木目に浮かぶ竹製の阿波踊りの舟・・・徳島のお土産。毎日なん度とある、お気に入りのひと時。今回は、7/5稿「トイレあれこれ…腰掛便器選び編~最新高機能?シンプルベーシック?」8/17稿「奥が深いトイレあれこれ…内装・照明・小物など編~土壁・板壁WCは臭わない?!」に続き、トイレあれこれシリーズ第3弾。私たちが最初に持家を購
昨日今日(11/13㊏14㊐)は、削ろう会第36回全国大会。昨年京都・亀岡で開催される予定がコロナ禍で延期になっていたもの。第37回愛知・西尾大会(7/24㊏25㊐)より後になっていました。「削ろう会」とは、極限まで薄い鉋屑を出すことをとおして、手道具や伝統技術の可能性を追求する会。大工や木工関係の職人のほか工具を作る鍛冶などが集まって、競い、楽しみながら交流をする会なんだそうです。毎回出場している我が日伸建設の大工さんたち。西尾大会では、若手の二宮くんが一般の
4/6から電気配線の工事が始まり、昨日4/16でとりあえず終わりました。竹小舞が編み上がって、壁土を塗リ始めるまでに、土壁に埋め込まれる配線やスイッチボックス等を仕込んでおきます。日伸建設のいつもの電気屋さんでも、さすがに本物の竹小舞の土壁の配線工事は滅多にありません。柱現し真壁の和室でも、普通はボードを張って壁の中は中空です。ビニルクロスのニセモノ聚楽壁でなく本物のシラスなどの塗壁でも、左官仕事で塗るのはほんの1~2mm厚、下地のボードの中はカラ。塗り壁材による調湿性
今週は、月曜(9/14)には出窓の縦格子が、火曜(9/15)にはケラバの小屋裏換気口の縦格子ができていました!外壁の杉板の縦張りと相まって縦ラインが際立つ外観で、しかも無塗装スッピンというところが日本らしさを象徴しています。同じ板張りでも横ラインが際立つと、欧米の印象になりますね。しかも欧米だと、外壁板材を無塗装で使うことはまずなさそうです。一方日本では、伊勢神宮に象徴されるように、木は白木を最上とします。町家などで柿渋や弁柄などの古色塗装や焼杉仕上げはありますが、ペ
昨日5/16には、もう梅雨入りしたんだってぇ?!近畿地方では平年より3週間ほど早く、1951年以来統計史上最も早いんだとか。今日も一日中結構よく降っていました。屋外の気温は19℃台~25℃台、湿度は80%ほど。無垢材土壁の我が家の室内は、このところずっと24~26℃台。今日は窓を一日中すかしておいて湿度は65%台。(我が家は雨でも、閉め切って気密を保つなんてことはしないんです。)で、不快指数計算サイトによると、不快指数75弱。ギリギリ「暑くない」範疇。家から一歩外に
愛知県一宮市の設計事務所菅野企画設計の中村です。本堂の現況調査をしていると、乾材害虫の食害にあった柱や梁を目にすることがたびたびあります。乾材害虫とは、製材などの乾燥した木材を食べる虫で・広葉樹のみを好むヒラタキクイムシ・古材を好むシバンムシ(←文化財の天敵)などがいます・辺材を食害すること・集団活動しないことなどから、被害にあった木材の強度低下はシロアリ被害ほどではないと言われていますが・・・穴だらけになった状態を目にするのは、とても残念です。
伝統的構法で作られた木造建築物の耐震性能検証実験前回の記事で、石場建て伝統構法の構造計算について述べた。話しがややこしいが、要は、古来からずっと木造軸組み工法は石場建ての「伝統構法」、戦後になって広まったのがコンクリート基礎の「在来工法」。で、在来工法は建築基準法上の位置づけがあり、構造計算は許容応力度計算を用いるが、4号特例によって必ずしも構造計算されているわけではない。一方、伝統構法は建築基準法上の位置付けが明確でないので、限界耐力計算による構造計算