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さて、確定診断がやっとついたのでようやく治療の開始です。この病気、軽症であればロキソニンなどの鎮痛剤で痛みと熱をコントロールしつつ自然治癒できるそうですが私の場合、血液検査で炎症反応が高値だったことと鎮痛剤では抑えられないほど痛みと熱があったので直ぐにステロイド治療に入りました。胃薬とプレドニン錠15mgステロイドというと副作用も沢山あるお薬ですが本当に辛かったので背に腹は変えられませぬ。プレドニンというステロイドは朝に出るホルモンらしく、夜に飲むと興奮して眠れな
昨年秋に罹って相当苦しんだ「亜急性甲状腺炎」。その後の経過を書いていなかったので参考までに記事にしておきますね。過去記事「亜急性甲状腺炎、ステロイド治療」この記事の後、順調に回復してステロイド治療も1月には終了しておりました。問題はそこから。甲状腺の爆走がおさまり症状も出なくなり、はい、治療終了~♪とならないのが甲状腺のややこしいところ。ステロイドで鎮火した甲状腺の爆走は、いったん急降下した後にゆるやかに平均速度に戻っていくという
今回は、NewEnglandjournalofmedicineという医学雑誌にのっていた内容をシェアします。私自身は、まだ経験した事ない疾患です。発熱、喉が痛い。これはよくある症状のパターンですね。この時、ノドボトケの下辺りを押して痛い時亜急性甲状腺炎という病気かもしれないのです。甲状腺という組織が首の真ん中やや下にあります。ここが炎症を起こすのです。きっかけは、風邪などの何らかのウイルス感染が多いようです。症状は、上記に加え、甲状腺ホルモンが暴発する事はあり、激しい動
亜急性甲状腺炎で、自分としては予想外の再発があって、治療法どうだっけ?って教科書読み直したら、ステロイドは2週間で漸減って書いてあった。いつのまにか、一週間ごとになってた。知らない間に、自己流治療になってしまっていた。なんと、2週間ごとって部分にマーカーまで引いてあった!ときどき教科書に戻ることが必要ですね。生涯教育講演も捨てたもんじゃない。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が甲状腺に及ぼす影響について、最近の研究結果をまとめた論文(review)を読んでみました。書いてあることが難しいので良く理解できないこともあるのですが、自分なりにごく簡単にまとめてみましたので、興味のある方はご覧ください。COVID-19による甲状腺への影響は大きく分けると二つあるようです。一つは甲状腺に対する直接的な影響です。甲状腺濾胞細胞にはACE2受容体(ウイルスの細胞内への入り口のようなものです)が発現しており、それを介して
甲状腺の病気もいろいろありますが、超音波検査で劇的な変化を認める疾患があります。良性疾患の代表は亜急性甲状腺炎でしょう。悪性疾患の代表は未分化癌ですが、当院ではまだ経験がありませんので、亜急性甲状腺炎の超音波画像をご紹介いたします。亜急性甲状腺炎という病気ですが、甲状腺に炎症が起きて甲状腺が腫大し、その部位に痛みが生じます。患者さんは炎症が起きた状態で受診されますので、最初はその方の正常甲状腺の状態がわかりません。炎症が治まった後に超音波検査をすると、本来の甲状腺の状態が観察されます。
『亜急性甲状腺炎診察日』『のどの痛みと頭痛40代亜急性甲状腺炎①』亜急性甲状腺炎と診断されるまでの経緯1月9日のどが痛くなる。1月15日のどが凄く痛くなる。頭も凄…ameblo.jp今日は、1月から始まった亜急性甲状腺炎の最後の診察日になると思って、足取りも軽く、旦那さんと一緒に、労災病院へ向かいました。10時半からの予約だったので、9時に病院へ着くと、採血を済ませて、また結果が出るまで、待合室で、待ちました。11時少し前に呼ばれ、
診察の最初には必ず患者さんの訴えを聞くのですが、その時に「体調が悪い」とだけ言う方が大変多い印象です。「体調が悪い」には人それぞれいろいろありますので、具体的にどんな症状なのか分かりません。だるいのか、疲れやすいのか、あるいは気分が悪いのか、食欲がないのかなど、全部「体調不良」といえます。もちろんその後に「どのように悪いのか」と具体的に聞きますので、「体調が悪い」で問題ないのですが、具体的にお話しいただいたほうがスムーズです。また、具体的に話していればもっと簡単に診断されただろうという
令和4年1月39℃代の発熱があっただるいその他喉の痛みなど症状なかったコロナ禍の中お正月に県外の実家に帰省したのでコロナになったのか?と思った翌日発熱外来受診したがコロナ、インフルエンザともに陰性解熱剤をもらって帰宅解熱剤を飲んで一旦下がるが切れると39℃に戻る1週間たったが熱が下がらないまた受診したが病名がつかないまた解熱剤もらって帰宅また1週間様子みたが熱が39℃から下がらない体がだるいこのまま死ぬのかも?こんなに熱出てていいのかな?病名がつかない謎
年が明けてから、早くも一ヶ月が経ちました。亜急性甲状腺炎→甲状腺機能低下症になってから1年が経つので、1月の診察で、そろそろチラーヂンは終わりかしら?と思っていたけど、採血の結果を見ると、甲状腺ホルモンの数値がなかなか上がらず、チラーヂンを25μgから50μgへ変更されました。診察のときは忘れていたけど、50μgから25μgに下げた夏頃から、食事量や運動量は変わらないのに、自分の中の標準体重が2キロ増えて、何をしても減らなくなった。車通勤から、最低週3回は電車通勤をし、間食もな