ブログ記事135件
NHKの未解決事件シリーズの「下山事件」を見た後に、ねこ太(中3)、森達也さんの「下山事件」を読みました。学校で読んでいたら、学年主任の先生と美術の先生に「僕も昔読んだよ」と言われたそう。そんなに流行ってたのか。この本。美術は3なんですが、この本に免じて4にしてもらえないだろうか。下山事件(シモヤマ・ケース)(新潮文庫)Amazon(アマゾン)下山事件は、昭和24年7月5日、初代国鉄総裁下山定則が日本橋三越で姿を消し、翌未明、常磐線の線路上で轢断死体と
NHKスペシャル「下山事件」私の大好きな番組にNHKスペシャル「未解決事件」のシリーズがある。今回は、3月30日に放送されたFile10、戦後史最大のミステリーと言われている、国鉄総裁が殺害された「下山事件」が取り扱われていた。録画をしていたその番組をやっと観る事が出来た。1部がドラマ仕立て、2部がその解説。いつもの流れだ。ドラマ部分は重厚な作品で、再現ドラマというより、普通の歴史ドラマとしても十分に楽しめる内容。出演者も一流どころが演じている。2部の解説も、淡々としたナレーション
*この「二著物語」シリーズの趣旨については、プロフィールを参照して下さい。前々回「二著物語:下山事件(その3)」前回「二著物語:下山事件(その4)」では、自殺説を代表する佐藤一『下山事件全研究』を俎上に載せた。今回取り上げるのは、自殺説を明確に唱えてはいないものの、事実上自殺説を打ち出している書である。錫谷(すずたに)徹『死の法医学・下山事件再考』、北海道大学図書刊行会、1983年の始めから三分の二ぐらいは、法医学上の死の定義や、事故・自殺・事件に見られる様々な死の形態・
下山事件は、これまでも何度もいろいろなところで特集されていますが今回はNHKの未解決事件シリーズでの特集でした下山事件の事実だけを書くと連合国の占領下にあった1949年昭和24年7月6日に当時の国鉄総裁である下山定則氏が轢断死体で発見された事案ということになります自殺とするにはあまりにも不可解な点が多く他殺とするには証拠が足りない防犯カメラもない時代日本で初めてルミノール検査が行われた事件でDNA鑑定なんてもっと後の1989年(平成元年)なので毛髪なんて見
2023年NHK出演:森山未來・佐藤隆太・渡部篤郎・溝端淳平・玉置玲央・前田旺志郎*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*布施は【秘密】を条件に矢田をある部屋へ連れて行く。そこは解散したはずの地下捜査室だった。布施は秘密裡に下山事件の再捜査を始めていたのだ。そして、信用に値する矢田に知り得た捜査情報を明かした。どうしても謎が解けなかった、下山が遺体発見の前日に、ふらふらと線路を歩いてた目撃証言は9件に及ぶ。だから自殺の線も捨てきれなかったが
*この「二著物語」シリーズの趣旨については、プロフィールを参照して下さい。「二著物語:下山事件(その1)」~「二著物語:下山事件(その5)」では、下山事件を扱った1970~80年代の著書の内容を分析してきた。90年代の終りから今世紀にかけて、新証言を基に同事件を新たに洗い直す動きが出て来た。諸永裕司『葬られた夏・追跡下山事件』、朝日新聞社、2002年は、事件の鍵を握ると思われる人物へのインタビューに至るまでの渡米時の模様を綴ると同時に、当時存命であった事件関係者や周辺人物へ
2023年NHK出演:森山未來・佐藤隆太・渡部篤郎・溝端淳平・玉置玲央・前田旺志郎*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*夏の日差しが強く差し込む室内で検事総長の布施健(森山未來)が真剣な顔付きでデスクに座っている。熱い最中にしっかりと長袖の背広とネクタイに時代が感じられる。ノックと共に部下が部屋に入り、前総理が地検に入った事が伝えられると、布施は目を瞑り深い溜め息を吐く。1976年7月27日テレビでは田中角栄前首相が任意同行で検察
*この「二著物語」シリーズの趣旨については、プロフィールを参照して下さい。前回「二著物語:下山事件(その3)」では、自殺説の代表例といえる佐藤一『下山事件全研究』を取り上げ、その内容の一部を概説した。今回は、概説を続けると共に、その内容の問題点を若干指摘する。*遺体の列車運搬説への反証:他殺説の中で、①下山総裁を轢断した869貨物列車の田端出発が何等かの工作で遅らされ、②下山総裁の遺体は進駐軍の列車によって現場まで運ばれた、という松本清張らの説に対しては、以下の反論を行なっている: