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*この「二著物語」シリーズの趣旨については、プロフィールを参照して下さい。前回「二著物語:下山事件(その3)」では、自殺説の代表例といえる佐藤一『下山事件全研究』を取り上げ、その内容の一部を概説した。今回は、概説を続けると共に、その内容の問題点を若干指摘する。*遺体の列車運搬説への反証:他殺説の中で、①下山総裁を轢断した869貨物列車の田端出発が何等かの工作で遅らされ、②下山総裁の遺体は進駐軍の列車によって現場まで運ばれた、という松本清張らの説に対しては、以下の反論を行なっている:
*この「二著物語」シリーズの趣旨については、プロフィールを参照して下さい。前々回「二著物語:下山事件(その3)」前回「二著物語:下山事件(その4)」では、自殺説を代表する佐藤一『下山事件全研究』を俎上に載せた。今回取り上げるのは、自殺説を明確に唱えてはいないものの、事実上自殺説を打ち出している書である。錫谷(すずたに)徹『死の法医学・下山事件再考』、北海道大学図書刊行会、1983年の始めから三分の二ぐらいは、法医学上の死の定義や、事故・自殺・事件に見られる様々な死の形態・
NHKの未解決事件シリーズの「下山事件」を見た後に、ねこ太(中3)、森達也さんの「下山事件」を読みました。学校で読んでいたら、学年主任の先生と美術の先生に「僕も昔読んだよ」と言われたそう。そんなに流行ってたのか。この本。美術は3なんですが、この本に免じて4にしてもらえないだろうか。下山事件(シモヤマ・ケース)(新潮文庫)Amazon(アマゾン)下山事件は、昭和24年7月5日、初代国鉄総裁下山定則が日本橋三越で姿を消し、翌未明、常磐線の線路上で轢断死体と