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『私たちのホテルはここやないねん』そう何度も強く伝えたが、2人の男性はスーツケースを運んでしまう。取り返そうとこちらも必死になって止めたが、『とにかく上で話そうや』と男たちは急ぎ足で階段を上がっていく。1階…2階…3階…階を追うごとに不安が募り、子どもたちの肩を抱いた。『大丈夫やから。マイフレンド、俺たちについてきてや』出た、“マイフレンド注意報”だ『ヘイ、マイフレンド』と外国人が声をかけてくることを、ひよこよさんは“マイフレンド注意報”と呼んでいる。マイフレンドと
早朝3時、ワルシャワショパン空港に到着。クリスマスシーズン真っ只中で混雑を予想していたが、そんな考えは杞憂も杞憂であった。(人っこひとりいやしない)オーストリア•ウィーンを経由して(爪先まで赤い制服が素敵なオーストリア航空のCAさん)ウィーンでザッハトルテは食べておこう機内からのエジプトの街並み降り立つのが不安になるほどの砂ぼこり。砂ぼこりで視界ゼロ。そんな不安は他所にカイロ国際空港へ到着。カイロは税関申告書の記入が必要な国なので、必ずペンを持参しよう。ひよこよさん家はボー
「Честноеслово(偽らざる言葉)」ЛеонидПантелеев(1908‐1987)レオニード・パンテレエフ出版社:Machaonロシア語難易度:★★★★☆☆☆☆☆☆面白さ:★★★★★★★★★★お薦め度:★★★★★★★★★★ソビエトの児童文学。この本は短編集で、短い話が10話。前書きは「Знакомаливамрадостьдорогопоступка?(善行の喜びを知っているか?)」確かに、心善き子供の行動と心理が分かりやす
ひよこよさんは歴史物が好きである。学生の時は日本史を専攻したのの、日本に関わらず世界のありとあらゆる歴史を知ることが好きなのだ。中学生の頃は少女漫画の王道歴史もの『王家の紋章』(現在も連載中)を読み漁り、映画『ハムナプトラ』を見てさらにエジプト史に興味を持った。(飛行機の中でも観た)しかし日本からエジプトへの旅行は距離的に腰が重い。だがワルシャワからなら直行便で4時間ほどである。年末の旅行はひよこよさんたっての希望でエジプトに決まった。…そしてエジプト旅行出発前夜のことである。
次男のことである。インターのyear5に通う次男のクラスは先生の配慮なのか、中国人が3人、韓国人が1人と比較的アジア人が多めのクラスとなっている。少し前に夫が、『なぁ、次男のことやけど。次男、クラスの中国人の子から“リーベンシャーピー”って言われてるんやて。』と風呂上がりのひよこよさんに言ってきた。リーベンシャーピーどういう意味だろう。Google翻訳で音声認識してみると日本のばかであった何ということだろうか。次男がリーベンシャーピーと覚えて帰ってくるほど彼は何度も何度も
子どもたちのインターは定期的にアプリでお知らせをしてくれる。今後のスケジュールや寄付のお願い、授業で必要なものを揃えて欲しい時などである。先日、year5に通う次男(9歳)のクラスからこんな連絡があった。『今私たちのクラスは古代ギリシャを勉強しとります。12/16に最後の古代ギリシャの授業を予定しとるんやけど、その時に生徒たちが古代ギリシャの服を着られたら素晴らしいことやと思いますわ。』という文面とともに、写真が添付されていた。①、布を用意②、古代ギリシャの服の出来上がりのような
今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。好きな指揮者、西本智実の新しい演奏動画がアップされた(といっても少し前だが)。動画はこちら。TchaikovskySymphonyNo.5,TomomiNishimotoconducts-YouTubeTchaikovskySymphonyNo6Pathetique:TomomiNishimotoconducts-YouTube(おそらく)2018年6月28日チャイコフスキー・コンサ
※これは2020年2月、2年前の旅行記です。①はこちら『【2020年2月】フィンランドロバニエミへ①』まだまだ感染拡大中、かつ、ウクライナ問題で揺れているロシアですが、モスクワはいたってのんびりしています。近所で、めっっっちゃおっきい穴掘って工事中。何の工事な…ameblo.jp②はこちら『【2020年2月】フィンランドロバニエミへ②』※これは2020年2月、今から2年前の旅行記です。①はこちら『【2020年2月】フィンランドロバニエミへ①』まだまだ感染拡大中、かつ、ウクライナ問
ひよこよさんは絶望していた。テーブルに肘をつき、手で顔を覆い、うなだれていた。その手には、小さな白いカケラがあった。歯である。奥歯が欠けたのだ。よりによって日本から帰ってきた翌日に。次回日本へ行く日から一番遠い日に、歯が欠けた。あと1週間早く欠けてくれていれば。そう思わずにはいられず、なぜ子どもと一緒に歯科検診を受けなかったのかと自らを呪いに呪った。元々ひよこよさんは噛む力が強く、夜寝ている間も食いしばっているだろう、と日本の歯科医に言われていた。なので体質もあるだろうが、歯
食洗機が壊れた。壊れたのは越してきた翌日で、扉を閉めたら運転開始のはずの食洗機がうんともすんとも言わなくなった。ちょっと豆鉄砲が生き急いでないか。そうは言っても壊れたものは壊れたので、我が家の大家、金髪ショート前髪立ち上げ女の兵藤ユキに連絡した。するとすぐに返信が来て、業者を向かわせるという。さすがユキ姐、だてに前髪を立ち上げてない。『女で前髪が立ち上げている人は自我が強そうやからやり手に違いない(ひよこよ偏見調べ)』と踏んでこの家に決めただけある。そして翌日、修理のおじさん
今日はセラピストとしてとても大切なことを伝えたい。その前に10年間以上もビジネスパートナーであるロシア人のナタリアさんと全く同じ価値観で生きてきたことを再認識する大切な時間を共に過ごせたことに感謝したい。現在世界中で10000人を突破した脳洗浄®︎の施術を行うセラピストの半分近くはナタリアさんが率いるKOGAOスクールの卒業生だ。私たちが寝ている間にもモスクワではNOSENJOの授業が行われている。ということは宣伝費を使わずして勝手にNOSENJOが世界中に
久しぶりに晴れた月曜日。最後に青空を見たのはいつかも分からない。こんな日は出かけにゃもったいないと顔に粉をはたきまくった。久しぶりに旧市街へ行こう。ひよこよさんの家から旧市街まではトラムを乗り継いで40分ほどだ。このトンネルの上を階段で登るとクリスマスツリーが飾られたばかりのワルシャワ王宮が目の前に。今日は探し物がある。目当てのお店も決まっている。そのお店まで一直線だ。と思っていたのにいつのまにかポーランド食器の置物店の中にいた。クリスマスシーズンのポーランド食器が所狭しと
ミラノから帰った翌日、朝イチでおまりーを迎えに行った。初めての場所で不安ではなかっただろうか。旅行中にホテルのお姉さんから『おまりーはとてもいいこやで。』と一度連絡が来たものの、早く迎えに行ってやりたい。急に現れた主におまりーは尻尾ぶんぶんで喜んでくれるだろう。早く会いたい。期待膨らませて行ったが、おまりーは普通モードを極めた状態であった。“すん”とした顔でひよこよさんを迎え、“すん”とした顔でホテルをあとにした。同じく預けられていた韓国から来た黒いプードルの方が余程、ひよこ
夫に予約を取ってもらった歯医者へ行くことになったひよこよさん。夫には予約の際、『妻は英語がおちょんちょんである』と受付の方に伝えてもらった。今から英語ロシア語ポーランド語、全てにおいて中途半端なひよこよさんがひとりで歯医者へ行く。受付の女性に名前を伝えると、『昨日の電話のな!覚えてるで!』問診票持って7番ドアにいてな!』と超絶早口英語で言われた。昨日の電話は覚えているが、英語がおちょんちょんだということは覚えていないようである。7番ドアの前にいるものの問診票を書いたらノックす
先日思うところがあって過去に書いたブログを読み返していました。特にコロナ前に出たセミナーの感想を読み返して、自分が当時感じていたことをあらためて見てみるのはとても面白かったです。そんな中で定期的に読んでおきたい記事をまたここで紹介したいと思います。この記事は熊本の元島さんが2012年にモスクワに長期滞在していた時に書いたブログです。私がこのブログの記事を見つけたのは2020年でしたが、読んでみてもの凄く感動したのを覚えています。なぜなら2019年のモスクワセミナー後に私もこ
こんにちは、元気ですか(・・?ロシア生活ロシア生活モスクワ🇷🇺1/2の夜に売切れていたパン。🍞1/3の朝にスーパーへ。品物がこれからどんどん並ぶようです。🙄ロシア人も将来、正月に休めない人がふえるのかな?【客優先社会】は、家族が集まれない社会を築きます。pic.twitter.com/fT0XrljAju—ヨ~シ🌟Екатерина🇷🇺ロシア在住日本人(@takana333)January3,2025
昨日は朝から注意報が出るほどの濃霧であった。おまりー(女ポメラニアン13歳)の朝んぽは中止である。彼女は寝起きで用を足し、しっかりとご飯を食べたあとはまどろみの時間へと入った。朝んぽに行かずとも、満腹であればおばあちゃんのおまりーはまどろむ。少しでも目線に入れば横になる。見ずとも分かる、腹を見せているに違いない。しかしひよこよさんの朝はそれなりに忙しい。掃除に洗濯、しかも今子どもたちのインターは秋休みだ。7月に越してきてから登校日数より休みの方が多いのではないかとさえ思う。おま
ひよこよさんは頭を抱えてテーブルに突っ伏していた。その頭を抱えている手の指先には小さな白いカケラが握られている。海外に住んでいて最も絶望たる瞬間…そう、歯である。実際のところは歯が欠けたのではなく、銀歯を外して白いプラスチックの樹脂に変えた被せが割れたのだ。出国前に歯を徹底的に治してきたのに。ロシアで虫歯治療をした際に1本20万という金額を提示された苦い思い出から、今回はしっかり治したつもりであった。モスクワでの歯医者に行った話『歯医者協奏曲①』ひよこよさんは絶望していた。テー
起きたらしこたま雪が降っていた、今朝のワルシャワ。少し前から腰が少し痛い。腰よわよわ人間のひよこよさんは分かる、これは放ってはいけないやつである。ただの腰痛いではなく、尻から腿裏に響いている。これらは早めに処置をするが吉なのだ。しかしひよこよさんにはマダムがいる。ゴッドハンドマダムの話『ゴッドハンドマダム』ひよこよさんは腰よわよわ人間である。22歳の時に椎間板ヘルニアとなり、それ以降は腰痛と戦っている。油断するとくしゃみ1発でぎっくり腰になるので、必ずくしゃみの…ameblo.j
…人参飽きた…。バカのひとつ覚えのように食べてきた人参、毎日10本ほど食べていればそら飽きるというもので。お魚食べたい。焼いてあるお魚。さばとか。年末年始は日本へ帰らないひよこよさん、いくら夫がまた出張で現在8日間いないとて少し食材を買わねばと向かった先は…日本料理屋さん『Сайзен(さいぜん)』。ホテルСалют内にあるこちらのレストラン。毎週金曜日のみ、レストランで提供されている食材を購入することが出来る。今日から冬休みに入った長男と毎日サンデーの次男を連れて、ご飯がてら
前回の記事、旧市街へ行く道でのことである。『上を見て、横を見て』久しぶりに晴れた月曜日。最後に青空を見たのはいつかも分からない。こんな日は出かけにゃもったいないと顔に粉をはたきまくった。久しぶりに旧市街へ行こう。ひよこよさ…ameblo.jp家から旧市街までのドアtoドアは40分程であるが実際にトラムに乗っている時間は20分くらいである。乗り継ぎは1回。1本目のトラムが15分、2本目は5分あるかないかくらいかと思う。トラムのチケットでよく使うのは20分券と75分券の2種類。今回は乗り
2024.12.03@Karaozek→Astrakhan🇷🇺制限速度40kmの田舎道を時速130kmで駆ってゆく。目を付けられたら罰金、目をつけられたら罰金と取り憑かれたように繰り返し、うんざりするほどのノロノロ運転だったダニヤールと比べると、今度のウズベキスタン人はロシアの警察が怖くないらしい。カザフスタンとの国境で思わぬとおせんぼうをくらった後、国境管理官は街へ戻る為の車を用意してやると言った。随分親切な対応で有難いことである。で、誰が運転してくれるの?と聞くと、今から見つけると言
2024.12.04@Astrakhan→Moscow🇷🇺菓子パン5つと水で150円。30時間の旅には少し心許ないが、とにかく今は飢えさえ凌げればいい。僕は200米ドルでロシア旅を生き延びねばならないのだ。VISAやMasterで長距離電車のチケットが買えるサイトがあると知り、僕はウズベキトリオに別れを告げていつもの如く寝台列車に乗り込んでいた。クレジットカードが使えるならそれに越したことはない、ウズベキトリオが提示した50ドルより多少値が張ったが、今は現金の温存が第一優先である。一
6時10分、ひよこよさん起床。寝室からリビングに移動しようとすると、もれなく寝癖ぼさぼさ、目がしょぼしょぼのおまりーもついてくる。そのおまりーをまずはしこたま可愛がり、昨日の夕飯の残りのスープを子どもたちの朝ご飯としてレンジでチンする。温めてる間に子どもたちを起こし、洗面を促す。子どもたちが朝ご飯を食べている間、夕飯用のスープの下ごしらえのためにIHで鍋を温める。子どもたちをバスへと送り出し、今日食べる食パンを作ろうとホームベーカリーに電源を入れた時である。点かない。変圧器の
2024.12.05@Moscow🇷🇺赤の広場、クレムリン、聖ワシリィ大聖堂、そしてそれらを背景に優雅に闊歩するアヴァンギャルドロシア美女たち。何が彼女らをアヴァンギャルドたらしめるのか、あるいは彼女ら自身がアヴァンギャルドそのものを定義づけているのか、そもそもアヴァンギャルドとは何なのか、僕は知ったこっちゃないのだが、とにかく彼女らは計り知れぬほどアヴァンで間違いなくギャルドだった。Moscow(モスクワ)には予想通り、そして期待通りこれらの世界に名を馳せる名所や名物がそこら中に転がって
МаринаДевятова-"Московскаякадриль"マリーナ・デヴィヤトワ(RussianFairy)-モスクワ・クアドリールSinger:MarinaDevyatovaマリーナ・デヴィヤトワ(1983年12月13日、モスクワ、ソビエト連邦生まれ)さんは、ロシアの歌手であり、ロシアの伝統音楽の普及者です。彼女はアメリカン・アイドルのロシア版に相当する国民的な歌手です。
続きます、誰かのためのマヨルカ島情報編。マヨルカの移動手段について。主にタクシーかバスの2択である。タクシーは3€から5€が初乗り料金。21時からは料金増。基本タクシーにはメーターが付いているので、ぼったくりは無さ気。ただタクシーはカード使用不可。現金のみの対応なので、空港に着いたら現金を用意しておくとよし。そしてタクシーのみならず、お店の人、通りすがりのマヨルカの方が英語通じる。そしてお釣りがある…!!!『釣りはないよ。』と首を振られて無表情で時が止まることがない…!ロ
allegro(アレグロ)allegroとはポーランドで圧倒的シェアを誇るネット販売サイトである。日本でいうAmazonや楽天のポーランド版がallegroと言えよう。もちろんAmazonもあるのだが、ポーランド人のallegro使用率は桁違いである。(圧倒的シェア1位のアレグロ)ひよこよさんも例に漏れずallegroユーザーである。炭酸水をこよなく愛するひよこよさんにとって宅配は必要不可欠なのだ。Amazonとほぼ同じサービスのallegroは、品物や注文時間によっては翌日の
留学中のMちゃんからメールが届きましたいよいよ帰国わこ先生ついに帰国日当日となりました。ペルミとはしばしの別れを告げモスクワへと向かいます。そしてモスクワに無事到着しただいま北京行きの飛行機を待っています。今回シェレメチェボ空港というモスクワの空港を利用しているのですがとても広くて移動するのが大変です。たくさんお店もあってワクワクするのですがその分短時間のトランジットとなるとハードです。それを踏まえて急足で進んだので何とか間に合いました。入国審査で当たったお姉さ
お気に入りのケバブ屋さんがある。ポーランド全土なのかはわからないが、ワルシャワはケバブ屋さんがとても多い。薬屋、コンビニに次いで多いお店ではないかと思う。ワルシャワのケバブは野菜とお肉とソースを混ぜてトルティーヤの皮で包み、それをグリルで挟んで焼き色を付けるスタイルが一般的である。中身は大体同じだが、プレート式になってポテトと食べたりご飯と食べたりもする。お肉は鶏肉、牛肉かマトンでミックスも可能な所が多い。野菜はキャベツや人参の細切りがベースであるが、味付けや香味野菜を入れたりなど