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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第53回試験・一般知識(a)「一般気象学」p213の図を見ながら、本文の初めの部分を読んでみますと、「図の太実線の楕円はある時間間隔で描いた(a)のメソ対流系を表し、細実線の楕円は個々の降水セルを示している。」とあります。ある積乱雲による降水セルのそばに、その降水セルの作用によって別の降水セルが発生することがあります。このことを「自己増殖(世代交代)」とよんでいます。また、風の鉛直シアーが大きいときに降水セルは自己増殖
こんばんは。<3月27日9時地上予想図初期時刻3月26日9時気象庁天気図画像ファイル提供サービス(SUGDaSS)より><3月27日9時500hPa気温・700hPa湿数24時間予想図初期時刻3月26日9時気象庁天気図画像ファイル提供サービス(SUGDaSS)より>27日は地上予想図では低気圧が発達しながら日本の東海上に進み、南から低気圧に向かって暖湿な空気が流れ込み、一方500hPa予想図によりますと、北から概ね-30℃以下の寒気が流れ込む予想になって
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。(a)下線部にある「一般風」とは地形などの局地的な影響を受けない広い地域を代表する風という意味です。積乱雲が組織化されたマルチセル型のメソ対流系はその一般風の鉛直シアが強いときに発生することが多いですので、下線部の内容は正しいということになります。(b)孤立した積乱雲は上昇流によって発達します。やがて発達しますと降水が起こりますが、そのとき降水が周囲の空気を引きずり下ろすことによって下降流を伴うようになります。この下降流が