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黒田寛一には、いま現に生起している事態を階級的にあばきだした文章はない。たしかに、1956年のハンガリア動乱のように、その根源を、スターリン主義にある、とあばきだすべきものにかんしては、彼はそのように明確にあばきだした。これは、われわれが追体験し学んできたとおりである。だが、その根源を、賃労働と資本の関係、資本制生産関係そのものにある、というようにあばきだすべきものにかんして、プロレタリアートの階級的価値意識そのものを貫徹して、そのようにあばきだした文章を、彼は書いてはいないのである。たし
読んだでしょうか。この「疎外された労働」を読んでどう感じ・どう考えたでしょうかについたコメント糸色望北井さんのこの二、三日のブログの投稿を見ると、北井さんの問題意識は労働者が資本の直接的生産過程の中で、己が直接的生産過程に投じられた可変資本として、「疎外された労働」を強要されている疎外された存在として直接的に認識できるか?あるいはその自覚を我々がその過程において暴き出し、労働者の疎外体として自覚させることが可能なのか?というように問題を立てられている様に思われますが、その様な認識であってい
自分自身は、マルクスのこの「疎外された労働」を読んで、どう感じ・どう考えるだろうか。みなさん!読んでください!〔疎外された労働〕われわれは国民経済学の諸前提から出発した。われわれは国民経済学の諸用語や諸法則を受けいれてきた。われわれは、私有財産を、労働と資本と土地との分離を、労賃と資本利潤と地代との分離を、また分業、競争、交換価値の概念などを、かりに認めたのであった。国民経済学そのものから、それに特有の言葉をもって、労働者が商品へ、しかももっとも惨めな商品へ転落すること、
黒田寛一は『社会の弁証法』において、マルクスの論述にのっとり、これを存在論として意識的に整序して、「疎外された労働」にかんする諸規定を展開している。だが、こうすることによって、黒田は、マルクスが、現存在する労働者の労働を否定した・彼の実践的立場と内面的営為を消失させ、その精神活動の産物としての「疎外された労働」論を、自己の・社会の存在論のなかに存在論的展開として吸収してしまったのではないだろうか。このようにして、マルクスの「疎外された労働」論は、存在論の砂漠になげこまれ、味もそっけもないも
マルクスが、労働のあるべき姿・共産主義的人間像を明らかにしたことに、「疎外された労働」論の意義があるのだろうか黒田寛一は言った。マルクスの「疎外された労働」論の意義は、「人間の自己疎外の止揚によって実現されるべき疎外されない人間、つまり種属存在としての人間による生産的労働にかんする本質論、あるいは共産主義的人間論」(『マルクス主義形成の論理』53頁)を確立したことにある、と。だが、マルクスが、実現されるべき疎外されない人間=共産主義的人間論を明らかにしたことに、彼が「疎外された労
マルクスの「疎外された労働」を何度も読んだ人も、はじめて読む人も、ここにそのPDFファイルを掲載する「疎外された労働」(この訳がいいということではない。どの出版社の『経済学・哲学草稿』という本のその部分であってもおなじ)というマルクスのノートを、最初から最後までどんどん読むというかたちで読んで、新たになにごとかを感じ考えてほしい、と私は思う。みんなが、マルクスを読んで新たなものを獲得する、そういう人間になってほしい、と私は切に願うのである。われわれのその出発点は、この世界の現実・この職場の
私は「自己存在を否定する」という言いまわしをつかってきたが、これは、自己がこのような存在であることを否定する、ということ、自己がいま在る存在であることを否定することである。それは、自己がこのような存在であることを否定する=止揚するという意志を自己のうちに創造することである。マルクス「疎外された労働」https://drive.google.com/file/d/1ZGmZH9RFwhOV5ZLYXa-IE_-wdRCUe7A0/view?usp=sharing
昨日このブログに掲載したマルクスの「疎外された労働」を読んだでしょうか。この「疎外された労働」を読んでどう感じ・どう考えたでしょうか。マルクスは、まさに仲間である労働者の労働がどのようなものであるのかを徹底的にあばきだし、それが、疎外された労働であることを明らかにして、この疎外された労働を廃絶するために、労働者にとっては他の人間をなす資本家を打倒しよう、と熱烈に呼びかけたのだ、と私は感じたのだが、どうだろうか。マルクス「疎外された労働」https://drive.google.
こんにちは、Kimiです。今日は本の話です。私は熱しやすく冷めやすいので、本はなるべく書店で買ってすぐカフェで読むようにしています。街の書店好き人間です。今読んでいるのは、ゼロからの『資本論』(斎藤幸平著)。ゼロからの『資本論』(NHK出版新書)Amazon(アマゾン)921円今まで何度か挑戦してきた資本論ですが、やはり理解出来ていません。(頭が・・・)投資家の端の端の端くれではありますが、理解しておきたいですよね。この本は今まで読んだ資本論の解説本の中でも、読みやすいし、
俺達はステンダール聖堂に戻る事にした。だがその前にソリチュードに行って黒檀の刀剣を取ってから向かったのだ。これまでの戦いで敵側にはデイドラ・プリンスの力が強い影響力を発揮している。こちらもそれに類する力を用いて対抗するしかないと考えたのだ。俺はそのアーティファクトの中で黒檀の刀剣を選んだわけだが、それはアカヴィリ刀を好んで使うので一番近い物がそれだった。これは親しき者の血を浴びせなければならないが、俺は自分の血を代用した。吸血鬼の王の血に加え、今まで散々吸ってきた定命の者の生き血により
あなたが、何を持つのか、何をするのか、何ものになるのかといった人間の脳の欲求は、人間である以上、結局なくなることはありません。例外は、あなたが意識レベル600に達し、神により悟りへの最期の門の開くのを許され、あなた自身の意志で、その門をくぐり抜けた時のみ、人は本当に何の欲求もなくなります。ラマナ・マハリシは、わずか16歳の時に意識レベル700を突破しました。本人は、この予期せぬ出来事に動揺してしまったという珍しい現象がおきます。すなわち彼は途方に暮れしてしまうのです。しばらくしてヒマ
近年、人工知能(AI)技術の急速な発展により、私たちの社会や経済の在り方が根本から変わりつつありますね。この変化は、これまでの経済理論にも大きな影響を与えており、特にカール・マルクスの「資本論」に代表される労働価値説の妥当性については、新たな議論を呼ぶでしょう。「マルクスの労働価値説とは」まず、マルクスの労働価値説の基本的な考え方を確認しておきましょう。この理論の核心は、「物の価値はそれを生み出すのに必要な社会的平均労働時間によって決まる」というものです。つ
最近異様にテンションが高かったり、かといえば突然悲しくなって泣き出したり…通院に行った時は、入院は勧められなかったな。薬はいつもより多めに出されたけど。***経済に興味があって、少し勉強しました。その中でも自分の考え方が変わったきっかけになったのは、マルクスの「資本論」です。マルクスは19世紀の経済学者。その半生を見ると、かなりクズな奴のようですが…資本論はいえば資本主義を批判してる本です。マルクスの本を読んで感銘を受けたというより、共産主義や資本主義というものがどうい
【Bunnmeiブログ】森永卓郎氏の著述「資本主義はもう終わる」は、現代の資本主義が限界に達しており、マルクスの資本主義批判が現実を的確に予見していたと主張するものです。森永氏と言えば、「ザイム真理教」の著書で有名なところです。しかし、こちらの本は、まるで財務省を「諸悪の根源」として位置づけているので、日本の社会経済の特殊性をあぶり出すとしても、資本主義の問題点の本質にかかわるものとはなっていません。財務省支配(もちろん、この官僚支配は、政官財癒着のいわば結節点に存在しています)は
2019年11月1日に開業した、大規模複合商業施設「渋谷スクランブルスクエア」内にオープンしたフランス・パリ発のベーカリー、THIERRYMARXLABOULANGERIE(ティエリーマルクスラブーランジェリー)THIERRYMARXLABOULANGERIEは、(ティエリーマルクスラブーランジェリー)フランス・パリの2つ星レストラン「シュールムジュー