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楳図かずお著「漂流教室」(1972年~1974年)翔の母を描いてる。なんか似ないぞ^^ペスト事件の描写は僕が子供の頃、2番目に震え上がった箇所だ。約300頁分も描かれてる。その内、翔母と大木選手の件だけで100頁。ろくな大人が出てこない本作において、この2人の話は異様に浮き出す。辛辣かつ狂気、かつ滑稽なる100頁。息子の周辺状況と大ピンチを知り母の超電波エネルギーは全開。ストレプトマイシンを約800人分と、翔の隣に今あるという「腕に傷あるミイラ」を求めて街を駆け巡
こんばんは。まずは「今日の一枚」から。先ほど撮った写真ですが、大変な事が起こっている人間の世界とは無縁の生活を送っている飼い猫(♂)。閉塞感が漂う中で我が家における癒しの存在となっています。海外で猫にも感染する事例が出ており心配はしているのですが・・・。連日報道される新型コロナウイルスの事についてはここで詳しく書かなくても様々な情報が皆さんの耳に入っている事でしょう。今週からの予定だった在宅勤務が仕事の都合上、来週後半からになり通常通り出勤している
古代の疫病古代ギリシャ時代の医学者ヒポクラテスの『四体液説:血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁』やローマ帝国時代のローマ帝国時代のギリシャ医学者ガレノスなどの論文『毒気の原因と体液性の教義による病気の伝染』によると、「病気は体内のさまざまな体液間の不均衡性によって起こり、伝染が発生した」と言うものでした。古代人は、空気の腐敗物、瘴気(熱病を起こさせる山川の毒気、道の排泄物、停滞して澱んだ水、生産廃棄物など)、そして噴火、星の結合、腐った体からの空気の吸入、湿地の水などが組み合わさったため、病
ペストの犠牲者の棺を運ぶ村人(PHOTOGRAPHBYPHOTO12,UNIVERSALIMAGESGROUP/GETTY)1666年のロンドン大火で、シェイクスピア時代のペスト禍の記録の多くが焼失したといわれています。そうした中で、当時を知る貴重な資料が残されています。『ピープス氏の秘められた日記』(岩波新書)です。ピープス(官僚、後に海軍大臣)は、1606年の9月20日の街の様子をこう記しています。「通りはなんとがらんどうで淋しく、かわいそうな病人たちが出歩いているが
レデントーレ祭1575年から1577年にかけて流行したペストの終息を記念して、ジュデッカ島を中心とするヴェネチアの伝統的なお祭りです。現在は、毎年7月の第3土曜日に前夜祭として花火があげられ、日曜日にはレデントーレ教会にお祈りに行きます。オレンジ色の島がジュデッカ島『レデントーレ救世主のお祭り』は、ヴェネチア共和国(697-1797年)時代に、ペスト終息の恵みを受けたことを記念する行事として、共和国元首ドージェの要請により、毎年、ペストからの解放を宣言された日に、レ