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目でとらえた視覚情報は、視床でいったん処理され大脳皮質に届けられます。届いた情報を分析し意味づけしているのは、大脳皮質の一次視覚野です。今日はこの辺を勉強しましょう。視細胞が感受した視覚情報は、網膜内で二次ニューロンである双極神経細胞に伝えられ、さらに神経節細胞へと伝導されます。神経節細胞は、たいへん大きな神経細胞で、約100万個存在しています。そしてその線維が視神経線維として、眼球から出ていきます。視神経は、眼球後部の視交叉で交叉して視索(しさく)となり、視床の外側膝状体(がいそく
《このブログについて》母(70代半ば)の認知症を改善するため、ブレデセン博士の「リコード法」を実践する日記です。→リコード法とは→【必読】オススメ記事一覧発症時期:2015年10月開始時期:2017年11月22日から現状:2017年秋はいつも泣いて食事も作れなくなっていた母が、今は食事で泣くことはなく夕食は完全に母まかせ。MMSE18→23へ現在、リコード法に対して肯定的な医療機関をまとめたリストを更新中です。リストをご覧になる前に、まずはこちらの記事より前書きなどお読み
すみません、二度寝しました。今朝の脳トレはお休みです。さて、脳の勉強会です。耳の機能は音情報を感知し、処理するだけではありません。体の傾きなどの変化をキャッチし、脳幹などに伝えて全身のバランスを調整する役割も果たしています。今日はこの辺を勉強しましょう。内耳では、音だけではなく平衡覚も感知しています。平衡感覚には、回転運動の変化の感知、傾きの感知の2種類があり、情報をとらえる器官がそれぞれ異なります。回転運動の感知を行っているのは半規管です。一般的に三半規管と呼ばれるのは前
いろいろ考えたのですが、著者が考えての本の構成に準じて、勉強することにしました。まぁ、神経系がわからないと脳の機能もわからないのかなと思ってもいます。ではでは…神経は脳を中心として、体のすみずみまで張り巡らされて、全身を統制しています。その神経ネットワークは、中枢神経系と末梢神経系に大別できます。中枢神経系は、脳とそれに続く脊髄で、頭蓋および脊柱管の中にある神経です。末梢神経系は、中枢神経系以外の神経すべてを指します。これは脳と脊髄から末梢組織へと向かう神経群で、中枢
今回ブログを始め、できるかぎりアップしようと頑張っているのには、いくつか理由があります。①『ReCODEプロトコル』についての情報を集めたいからブログの説明にも書いてある通り、認知症の改善策として、UCLAのデール・ブレデセン博士(Dr.DaleBredesen)の提唱する『ReCODEプロトコル』を試したいと思っています。でも、残念ながら日本にトレーニングを受けた実践医はいまのところいません(※文末参照)。もしReCODEを実践するお医者様が日本に現れたら、情報を得た
あんまり、こういうことを言うのもアレなので控えてきましたが、私の収入は悪くありません。むしろ、多い…と言って良いと思います。今まで、「貧民」だ「出費が多い」と嘆いていた理由は、そういうことを周りに知られると、やっかみもあるだろうし、たかろうと考える人もいるだろうから、極力表に出さないで、普段は内緒にしていました。↑この線から上が、母が「お金ない妄想」にとらわれた時の私の対処法です。安心してください。相変わらず、お金持ちではありませんよ昨日のブ
聴覚情報は、空気の振動として感知されています。どの情報も外耳→中耳→内耳の順に奥へと送られ大脳皮質の聴覚で処理されています。今日はこの辺を勉強しましょう。耳は、空気の振動として伝わる音を感知して、大脳皮質へと送る感覚器官です。体外に突出している耳介は、音を広く集める役割を担います。耳介から入った音は、外耳道という音の共鳴管を通り、奥の鼓膜に達します。鼓膜は厚さ0.1mm程度の線維性の膜です。上部5分の1は線維性が少なく弛緩していますが、それ以外は張りがあります。鼓膜までを外耳と
頸部より下の運動、行動はすべて脊髄と末梢を結ぶ脊髄神経を介して行われます。脊髄神経は、全身の末端にまで枝をはりめぐらしています。脊髄神経は、脊髄から起こる神経線維束(しんけいせんいそく)で、4種類の線維で構成されています。中枢からの指令が骨格筋へと向かう体性運動線維、皮膚や骨格筋の感覚情報が中枢へ向かう体性感覚線維、自立神経を経由して内臓に向かう内臓運動線維、内臓から中枢に向かう内臓感覚線維の4つです。脊髄神経が通る脊柱管は、脊柱を構成する椎骨と椎弓に囲まれて、しっかりガードされてい
母の認知症を改善しようと、アメリカ留学時代の友人達(お医者さん×2)に勧められたUCLAのブレデセン博士のリコード法(ReCODEプロトコル)をできる限り実践中。手に持っていたものを忘れてしまっていた母が、今は食事を一応作り続けられるようになりました。詳しくは、そして正しくは、もうすぐ発売のこちらの本を読んでいただきたいと思うのですがアルツハイマー病真実と終焉”認知症1150万人”時代の革命的治療プログラムAmazonできる限りの実践を
さぁ、今日の脳の勉強会ですが、システム的なところなので少々難しいです…ただ、このシステムを覚えてしまえば、薬の効果の発生メカニズムと通じるところがあるので、今後の知識としては重要です。ではでは、始めます。神経終末(コードのプラグ)に送られた電気信号は、他のニューロンとの接合部であるシナプスで、今度は化学物質によって伝達されます。送り手側のシナプス前細胞から神経伝達物質が放出され、接合部の隙間を経由して受け手側のシナプス後細胞の受容体に届けられます。神経細胞って言っても一つの細胞
眼や耳などの感覚器官でキャッチした情報は、脳幹へとつながる脳神経を経て、脳に伝えられます。脳からの指令もまた、脳神経を通じて伝えられます。12対の脳神経は、頭側から尾側へと順に、それぞれの名称とともに、Ⅰ~Ⅻまでの番号がふられています。Ⅰの嗅神経は嗅索に、Ⅱの視神経は間脳に出入りしますが、そのほかはすべて脳幹部に出入りし、脳幹内にはそれぞれの脳神経に対応する神経核が存在します。各神経核は、頭側から尾側にかけて、細胞の柱として連なっています。脳神経はすべて、頭蓋底面にある孔
大脳に注目が行きますが、小脳も大切。勉強していきましょう。脳幹の背側に存在する小脳の、左右に張り出した部位を小脳半球、背骨のように走る隆起部を虫部といいます。脳幹の中脳、橋、延髄とは、神経線維束が通る3対の小脳脚で連絡しています。中脳と連絡しているのは上小脳脚、橋と連絡しているのが中小脳脚、延髄と結ばれているのが下小脳脚です。小脳には、蛇腹状の溝(こう)と回(かい)、そして深い溝である裂があります。小葉(しょうよう)はこれらによってこまかく分類されているが、大きくは3つに分けられま