Beatles(ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ)With A Little
ベスト盤を聴いても、ビートルズの面白さを捉えきれないのは、こうした曲と曲との有機的なつながりを楽しむ事が出来ないということ。ビートルズは、ベスト盤のような曲単位で聴くのではなく、アルバム単位で聴いたほうが断然おもしろいですね。歌う司会者のポールが、前曲でビリー・シアーズなる人物が率いる"サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド"を紹介し、リンゴ扮するビリー・シアーズがとぼけた調子で「僕が調子ハズレの歌を歌ったら、君はどう思うかな」とのんびり歌いだす。この演出の見事さ。リンゴは
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Beatles(ビートルズ)Can't Buy Me Love(キャント・バイ・ミー・ラヴ)和訳
初期のポールが書いた曲のベスト5のひとつに挙げられる曲の1つ、デビュー曲の「ラヴ・ミー・ドゥ」以来のポール作のA面シングル曲です。この曲によって、単なるロック、ポップというカテゴリから「親しみやすいジャズ」と評される様に、ジャズの世界でもビートルズは認知されるようになりました。最も有名なカヴァーは、エラ・フィッツジェラルドのものでしょう。また、この年のビートルズはとてつもなかった「エド・サリバン・ショー」の出演、ワシントンDCとカーネギーホールでのコンサート、それだけではなく、この年の4月4
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Beatles(サージェント・ペパー~)Sgt.Pepper's Lonely Hearts~
架空のバンドが演奏していることにすればもっと音楽的な自由を手にすることが出来るのでは…と考えて、ポールはこのアルバムの構想を練った。そのオープニング・ナンバーがこれ。ペパー軍曹のバンドがショーを開くというコンセプトでつくられた。観客の喝采、どよめき、笑い声などが入ってライヴ感たっぷり。短い曲ですが、ポールの卓越した才能を感じないではいられません。野太い声のヴォーカルと迫力あるベースはもちろんポール。エンジニアのジェフ・エメリックによれば、かっこいいリード・ギターもポールが弾いているらしい。ジョー
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Beatles(アンド・ユア・バード・キャン・シング)And Your Bird ~和訳歌詞
この曲の演奏で目立つのは、まずはポールのベース。ドライブ感があるというか、飛び跳ねています。それからジョージとポールのツイン・リード・ギター。これぞギター・バンドっていう感じ。とても歯切れが良い。今は稀少ではなくなりましたが、ツイン・リード・ギターを使ったのはポップス史上はじめてと言われています。しかし後年、またしてもジョンはこの曲を「酷い」とけなしてる。自分のつくった曲をけなす知性がジョンにあるのは認めますが、それはメロディでも演奏でもなく、ただ歌詞が気に入らなかっただけなのではないでしょうか