ブログ記事420件
徒然草第百一段大臣の任命式である人が責任者となった時の話です。(ある人が誰かは判ってはいません。名誉の問題からでしょうか。)役人が持っていた宣命(天皇の命令を期した紙)を受け取らずに、式場に入りました。大変な失態なわけですが、とりに戻るわけにもいかず、どうしたものかと考えていたのです。(いくら考えても、忘れたものはどうにもなりません。)中原康綱という役人が女官に頼んで宣命を持たせ、こっそりと差し上げました。機転の利いた、すばらしい行動でした。(素晴らしい行
徒然草第百二段弾正台の長官をしていた源光忠さんが宮中で行われた鬼やらいの責任者をつとめたときのことです。洞院公賢右大臣さんに式次第について教えを乞うと「又五郎に教わる以上に良い方法はあるまい。」とおっしゃった。その又五郎さんは年老いた警備役人なのですが、宮中の儀式に精通していました。ある時、近衛経忠さんが儀式の場におつきになった時、軾を敷き忘れたまま役人を呼びつけました。そばで火を焚いていた又五郎が、「役人を呼ぶよりも先に、まず敷物をお取り寄せればよい
徒然草第百三段に行く前に本文に入る前に、事前に知ってもらいたいことがあります。その説明です。久しぶりにいい天気でした。これは説明の一部ではありません。この段に登場する医師(くすし)忠守さんは中国から帰化した渡来人だったという事です。今でいうところの中国系日本人です。(医師忠守さんは第百三段の中心人物です。よく覚えておいてください。)「これからが今日の中心ね。」この段と平家物語の平忠盛さんのエピソードが関係してくるのでそれを紹介します。(第百
熊本3つの復活1日バスツアーに行ってきました。行先は熊本です。晴れていればよかったのですが、残念ながら雨の1日でした。旧阿蘇大橋2016年の熊本地震で落橋した阿蘇大橋に変わって、新しい阿蘇大橋が2021年3月7日に開通しました。震災遺構”阿蘇大橋(残った橋桁等)”を見ることができるという事で行ってみました。残念なことに、霧が深く、”残った橋桁”は見ることはできませんでした。しかし、帰る途中に霧が少し晴れたので、何とか写真を撮ることができました。