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米国最大手の養鶏業者カルメインフーズが第三四半期の決算を発表しています。卵の販売個数は前年比で1%増、過去最高となりましたが、営業利益は前年の5分の1、1億7千万ドル(260億円)でした。鳥インフルエンザとインフレの影響が無くなって卵の販売単価が去年同期に比べ33%下がったのが原因です。決算資料を見ると特殊卵(ケージフリー含む)の販売割合は34%、特殊卵からの利益は42%になっています。米国の卵価格チャート。鳥インフルエンザで2022年から始まった米国の鶏卵価格の高騰も終わ
パナマ運河とスエズ運河は、同じ運河でもかなり違います。パナマ運河は全長82キロ、海抜26メートルの人造湖ガテゥン湖を抜ける為3つの閘門があります。水位差がある為、事故に備えて閘門は多重化されています。スエズ運河は全長193キロ、地中海と紅海を結びますが、水位が無く、閘門もありません。下の動画を見ても、場所柄もありますが、閘門が無いスエズとパナマでは風景が違います。パナマ運河は雨不足で去年8月から航行制限され、穀物船は通過しませんでしたが、やっと雨季が来ます。雨が降り始めていま
ロイター記者のカレンさん、中国の国営メディアが中国の食糧増産は障害に突き当たっていると報道した事にコメントしています。中国の後ろ向きコメントは珍しいので、何か裏がある?とも書いています。記事には中国が穀物備蓄の予算も増やすとありますが、世界のとうもろこし期末在庫は約3億2千万トン。そのうち2億1千万トンの在庫が中国にあります。これは、中国のとうもろこし使用量の8か月分。お米だって、世界の期末在庫の6割が中国にあります。備蓄予算を増やすべきは、とうもろこし在庫がひと月分有るか
とうもろこしが高収量を上げる為に必須の条件があります。十分な数の種が一斉に発芽する事です。出来れば、すべての芽が24時間以内の時間差で発芽する事は望まれます。発芽で失敗すると、もう取り返すことはできません。均一に発芽したとうもろこしは一斉に受粉期を迎えるので受粉が失敗する可能性が下がります。また施肥や害虫被害の点でも利点があります。均一な発芽の為には、いつ種を蒔くかも重要です。地温、畑の湿り具合、種まき後の天気がポイントです。焦りは禁物で、種まきは農家の忍耐が試されます。
農務省は予算不足で今年から肉牛や綿花、郡単位の収量予想などの報告を止めるそうです。予算上限の制約で政府機関が閉鎖される国なので驚きはしませんが。米国連邦政府の債務は、約25兆ドル、3867兆円、米国のGDPとほぼ一緒です。因みに、日本政府の債務は、1286兆円でGDPの2倍。日本は債務上限が無いので米国のように国の機関閉鎖とか起きないけど、米国でさえ持続不可能と言われているのに日本は大丈夫?USDAfacescriticismforcancelingagricultu