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見えないものを見える場所に置くということ「共生」という言葉は、今では当たり前のように使われています。障がいのある人もない人も、同じ社会の中で生きていく。その理念自体に異論はありませんし、むしろ大切にされるべき考え方だと思います。ただ、現場にいると、共生はそんなにきれいなものではないと感じることがあります。大きな声を出す子ども。予測できない動きをする人。周囲の空気を乱してしまう存在。そうした場面に出会ったとき、人は少なからず戸惑いを感じます。怖いと感じることもあるでしょう。不安や
最近、「ラグジュアリー・ビリーフ(LuxuryBelief)」という言葉をよく見かけます。これは、アメリカの作家ロブ・ヘンダーソンが提唱した概念で、社会的・経済的に安定した立場にいる人が、自分には大きなリスクのない“道徳的に正しそうな思想”を掲げ、その影響や負担は別の層が引き受ける構造を指すとされています。理念は美しい。しかし、その理念のコストは誰が払うのか。この問いは極めて重要です。現場に立っていると、理想だけでは回らない瞬間が確かにあります。誰かが疲弊し、誰かが黙って引き受けている