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一方屋敷では・・・内々だけで、ウンスの懐妊の祝いをしたはずがどういう事か、市井の民の間にもウンスの懐妊が知れ渡っていた。夜が明け、ヨンとチェ尚宮が皇宮へ出仕した後から、屋敷の門の前にはウンスの懐妊の祝いを持参した市井の民が長蛇の列を作っていた。その様子に、ウンスは嬉しいやら、困ったやらなんとも言えない表情を浮かべる。「困ったわね・・・お祝いしてくれるのは嬉しいけど・・・贈り物を受け取るわけにはいかないわ・・・」「しかし、奥様・・・断っても、断っても民が祝い
パソンの心配をよそに鉄原への旅は、賑やかに続いている。時折、馬車の窓を開けウンスがヨンに話しかける。ヨンは、ウンスの話に眉間に皺を寄せながら、首を良きに振ったり楽しそうな笑みを浮かべたりしている。パソンは、その様子を見て要らぬ心配なのかもしれないと考えを改めた。開京の屋敷を出立して暫くたったころ、太陽は中天に差し掛かっていた。ヨンを乗せたチュホンと馬車は、街道の脇道へと入って行く。パソンは、すぐにそれに気づくと、馬車の横から前に出ていく。「旦那様・・・」『ああ、
坤成殿。王と王妃は、沈痛な面持ちでヨンが来るのを待っていた。「王様・・・お義姉様のお身体が心配でございます。何故、お義姉様ばかりがこのような目にあうのでしょう・・・」王妃は、今にも、その大きな瞳から涙を零しそうになっている。「王妃・・・そなたが、そのように嘆いていてはならぬ。そなたの暖かな心が義姉君の助けになるはず。間もなく、ここに、上護軍が参るはずだ。ほら、涙を拭いなさい。」王は、手巾を王妃にそっと手渡す。「さようでございますね・・・私は、高麗でのお義姉様の
典医寺にもどってきたチャン侍医は、ミョンウォルを、休憩室へと呼んだ。「ミョンウォル。少し、話を聞きたいのですが・・・」「奥様のことですね・・・」ミョンウォルは、チャン侍医の言葉を聞く前に言った。「そうです・・・奥方に一体何があったのですか?」「チャン侍医様・・・私も、鉄原に向かう前にご相談したいと思っていました。実は・・・奥様の夢に・・・今まで現れていたフォン様がお見えにならなくなったと・・・そのことで、お心をお痛めになっておいでなのです・・・」「フォン・・
翌朝、チェ家の屋敷の門からチュホンに跨るヨンとウンスとウォンソン、ユリを乗せた馬車が鉄原へと出立した。その一行には、パソンをはじめヨリ、アイル、ソヨンと数人の使用人、そして、ミョンウォルがつき従っている。ウンス達を乗せた馬車の御者はテマンが自慢げに務めていた。「上護軍・・・鉄原までに、一度、宿をとりますか?」テマンは、馬車を操りながらチュホンに跨るヨンに聞いた。『ああ・・・そうだな・・・確か、道中に、温泉に入ることが出来る宿があったはずだ。』ヨンが、テマンに話
*****************************猛烈な台風が、関西を襲いました。皆さま、被害に遭われていませんか?これから台風が接近する地域にお住いの皆さまどうか、安全確保をそして安全第一でお過ごしください。****************************ウンスは、神妙な顔でミョンウォルの前に座る。ミョンウォルも、真剣な顔でウンスの話を待っている。「ミョンウォル・・・ここ数日、夢にでてきてくれないの・・・」「夢・・・でございますか?」ウンスの言葉
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ようこそです。真面目に主婦をしようとすると、大変です!何かの合間に記事をあげようとしていても、次から次へと用事がふりかかり、今になりました。お天気がいいと、あれもこれもと背中を押されます。週末にまた崩れるそうで、平日お仕事の人は悔しいですね。今朝、目が覚めて、布団の中で読んだブログの記事が素敵で、紹介したかったのですが遅くなりました。https://ameblo.jp/rocks-69/entry-12667472159.html『名曲百選第五章(71)空