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今回は、CFAという資格の有用性を見ていきたいと思います。CFAは国際的な難関資格ではありますが、それがなくてもアナリスト業務、運用業務はできます。あくまで資格です。ただ、後述するように、グローバルで活躍していくことを考えるならば、取っておいて損はない資格です。私は証券会社でセクターアナリストをしておりますが、証券会社のアナリストでCFAを持っている人は非常に少ないです。私の会社に限らず、業界全体でそういう状態です。その資格を勉強している時間があるならば、少しでも多くのレポート執筆、
気づけば、次の試験まで残り5ヶ月しかありません。その人の英語力や数学力にも依存しますが、現時点でまだテキスト等がほとんど手つかずの場合、Level1はともかく、Level2はかなり頑張らないと厳しいです。ただ、不可能ではありません。残り時間に応じて、合格確率を最大化する戦略を考えてみましょう。まず、CFAの理想的な勉強量を確認し、残り時間に応じて各自アレンジしていきましょう。メインテキストはCFAテキストとして最も使われているSchweserを使用します。Level1はこの本に
レベル別の難易度を見ていきます。(Level1,Level2,Level3)あくまで私の印象です。ただ、他の合格者の話を聞いていても、同様の意見を聞くことが多いです。英語がネイティブでない限り、試験の難易度はLevel3>Level2>Level1だと思います。段階を経るにしたがって母集団のレベルが上がることに加え、Level3はessay、つまり論述が加わり、適当な英語力や暗記力では太刀打ちできなくなるためです。数値化するのは難しいですが、Level1の
CFAは、米国版の証券アナリスト資格です。日本のアナリスト資格(CMA)と異なる点は、(1)3次試験まである(CMAは2次)、(2)科目数が多い(CFAは約10科目、CMAは4科目)、(3)当たり前だが全て英語、などなど。難易度ですが、あくまで私の経験では、比較にならないほどCFAの方が大変です。全て英語であること、暗記や理解する範囲が膨大であること、3次試験であるため合格まで長期を要すること、母集団のレベルが上がることなどが要因です。特に、日本人にとっては英語がキツイで
CFAのEconomicsはマクロ経済学の内容が多いですが、Level1ではミクロ経済学も重要になってきます。現実の企業行動を分析する際にミクロ経済学の知識は有用ですので、CFAの合格は別にして、専門家としての最低限の知識は持っておきたいところです。周囲の人を見ていると、マクロ経済学よりもミクロ経済学を苦手としている人が多い印象です。おそらく、マクロ経済学よりも求められる数学のレベルが高いためだと思います。確かに、学部レベルの内容においては、マクロ経済学よりもミクロ経済学の方が難しいです