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犬のホルモン系の病気で一番多い「クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)」。実は人間よりも犬の方が、発症率は高いのはご存知でしょうか。今回は症状や病気との付き合い方について考えてみたいと思います。犬のクッシング症候群とはクッシング症候群は別名・副腎皮質機能亢進症(ふくじんひしつきのうこうしんしょう)と呼びます。何らかの原因により、副腎皮質(※1)からの必要以上のホルモン(コルチゾール(※2)ほか)が分泌されることにより起こる病気です。※1副腎とは、腎臓の近くにあるホルモンを分
ペットライフアドバイザーの佐藤香織です。今回は「自宅で簡単わんこスパ!炭酸のお風呂でヘルスアップ」についてご紹介させて頂きます。はじめに寒い冬もようやく終盤を迎え、暖かな春の足音が聞こえてくるようですね。とはいえ、季節の変わり目は寒暖の差が大きいので、シニア犬には特に体調管理が必要になります。まだまだ寒さの方が勝る今、血行を促進して様々な効果が期待できる健康法として、自宅で簡単にできるわんこの炭酸風呂をご紹介します。炭酸風呂に入ることでどんな健康効果をもたらしてくれるのか、必要な材
こんにちは。蓮です。我が家に新しくやってきた黒トイプードルのウルラは、パテラと診断されました。しかも、後ろ両足です。右がグレード1、左がグレード2という診断をされました。膝蓋骨脱臼とは通称パテラと言います。後足の膝にある皿のような骨(膝蓋骨)が正常な位置から内側または外側に外れてしまう状態です。膝の関節や股関節の骨と軟骨が弱く、脱臼しやすい体質になってしまい進行すると膝の靭帯が切断され歩けなくなってしまう場合があります。膝蓋骨脱臼が起こる原因は、膝関節や膝関節周囲にみられる先天的な形態異
愛犬がある日突然、眼をしょぼしょぼさせていて心配になったという経験がある飼い主さんは、少なくはないと思います。今回は犬の眼の病気で多くみられる角膜潰瘍についてお話します。角膜潰瘍とは角膜とは眼球の外壁の前部にある血管の走行していない透明な膜のことです。犬の角膜は厚さ0.5~1㎜程度で、外側から角膜上皮、基底膜、角膜実質、デスメ膜、角膜内皮で構成されています。その角膜に何らかの原因で組織に傷がついてしまうことを角膜潰瘍と呼び、この傷から細菌が入ると炎症を起こしてしまいます。潰瘍が悪化す
愛犬が痒そうにしていたり、その箇所を触ってみると湿疹やニキビのような膿疱がありませんか?それは膿皮症かもしれません。今回は犬の膿皮症についてのお話です。犬の膿皮症とは?膿皮症(のうひしょう)は、犬の皮膚病の中でも多くみられる皮膚の細菌感染症です。犬の皮膚にいる常在菌の一つである「ブドウ球菌」が、異常に増えてしまった為に起こります。体を舐めることから、全身に広がる場合があります。犬の皮膚には常に細菌が存在しますが、健康な状態であれば皮膚の何重もの層がバリアとなり、細菌の侵入を防ぎ
愛犬の多飲多尿について気にしたことはありますか?動物病院での診察の際、食欲の有無のほかに「水を飲む量、おしっこの量」の変化について聞かれることがあると思います。愛犬にとって適した水分、尿の量について考えてみましょう。たくさん水を飲むことはいいこと?動物の体の6割以上は水分だと言われています。人の場合、たくさん水を飲み尿として老廃物を排出することは美容・健康法として良く耳にするかと思います。しかし、それは犬にも当てはまるとは限りません。必要以上に水を飲み、尿を出すことは何らかの病気が
目の周りが赤茶色に変色する「涙やけ」に悩んでいる飼い主さんも多いと思います。目の周りは非常にデリケートな箇所ですので、正しくケアをしてあげましょう。犬の涙やけとは一般的に呼ばれている涙やけとは「流涙症(りゅうるいしょう)」によって、涙が溢れることが原因です。涙は涙腺から涙管を通って鼻で排出しますが、何らかの原因により涙が大量に溢れてしまい、目の下の毛が赤茶色に変色してしまうことを「涙やけ」と言います。涙やけの色素の原因は、目の周辺に付着した涙による細菌(バクテリア)の繁殖や、涙の成
愛犬とのお出かけに便利なカートですが、今回は多頭飼いにもオススメのラージサイズのカートについて弊社代表の山本に聞いてみました。今回比較するのは、アンベルソの看板犬たちの愛車である『ピッコロカーネ:タント2』と『エアバギー:ドーム3ラージ』の2台です。左:ピッコロカーネ:タント2右:エアバギー:ドーム3ラージ【日傘はオプション品】右:ピッコロカーネ:タント2【バッグは付属品】左:エアバギー:ドーム3ラージ【ドリンクホルダーは付属品、バッグはオプション品】
寒い冬は暖房器機を使用して室温を管理するため、室内の空気が乾燥しがちになりますね。お肌がカサカサになったり、唇が荒れたりするので加湿器が活躍する季節ですが、意外にも人の身体は温度には敏感ですが、湿度にはそれほど敏感ではないのだそうです。しかし、犬の身体は温度だけでなく湿度にも敏感に反応するといわれています。今回はシニア犬に最適な室温と、冬に見過ごしがちな湿度の管理についてご紹介します。シニア犬に最適な室温と目安とは?一般的に犬に適した室温は20~24度といわれていますが、厳密に
眠っている愛犬がピクピクと痙攣のような動きを初めて見た時、病気!?と心配になった経験を持つ飼い主さんも多いと思います。ピクピクしている状態を放っておいて良いのか、起こした方が良いのか、また健康上の問題はないのでしょうか?そして、危険な痙攣とはどんな状態でしょうか。今回は睡眠中の痙攣と痙攣発作についてお話したいと思います。子犬が睡眠中にピクピクと動く理由ピクピクする原因パピー期や人間の幼少期には睡眠中の痙攣が多く見られます。これは日中に受けた刺激を脳内で整理しているという説がありま