地球と火星はそれぞれ別々のスピードで同じ向きに太陽の周りを回っており(公転)、2年2か月に1回の頻度で地球と火星がすれ違います。この時、距離が一番近くなりますが、お互いの公転軌道が少しずれているため、その距離は毎回同じではありません。今年はかなり距離が近く、2018年の最接近には少し及ばないものの過去10年で2番目に接近します。今年を逃すと、次に同じぐらい接近するのは2033年です。また、接近距離は2番目ですが、今年は火星の高度が高いのでシーイングの面では2018年より有利です(南中高度が201