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退院してから1年半、維持相が終了した。毎日頑張って内服した抗がん剤ともお別れ!がんの経過そのものは順調だった。血液検査の結果に左右されて薬の量を調整するケースが多いらしいけれど、息子はその必要はなかった。でも、長く苦しく孤独な入院生活のストレスで心と体のバランスを崩して、吐き気に苦しみ登校できなくなった。もちろん抗がん剤の副作用もあったのだろう。一日中ぼんやりとユーチューブを眺めていた。つらい闘病を乗り越えて退院できたのに、こんな状態が待っているとは想像もつかなかった。どうすれ
息子と一緒に高校の体験入学へ行った。抗がん剤の副作用・起立性調節障害・心因性の嘔吐などいろいろ絡まって体調不良の息子、朝からの登校は今のところ難しい。闘病中の生徒への学習支援がどうなっているのか、それぞれの高校で個別に面談をした内容のまとめ。①オンライン授業をしてもらえるか。可の場合、オンライン授業で出席扱いになるか。オンデマンド授業は?国立高専→オンライン授業は5/8で終了。オンデマンドも無し。県立A→オンライン授業は5/8で終了。オンデマンドも無し。県立B→オン
新聞にこんな記事を見つけた。小児がん、10年生存率7~9割大人より高め、長期支援必要―国立センター初集計:時事ドットコム国立がん研究センターは25日、小児と若年層のがんについて、診断から10年後の生存率を種類別に初集計して公表した。14歳以下の小児では7~9割程度のがんが多く、大人より高い傾向が出た。同センターは「治療後も合併症などに対する長期的な支援が必要だ」と指摘している。www.jiji.com今まで5年生存率のデータしか無かったというのが驚きだけれど、今回初めて10年生存率
私、実はブログ歴がかなり長いです。ブログが一般的になる前、「レンタルweb日記」というものがありました。ご存じの方はいるでしょうか?年齢がばれてしまいそうですね。その頃「さるさる日記」というwebサービスを使ったのが最初です。ちなみに「さるさる日記」は2011年にサービスを終了したそうです。その後、今は無きYahooブログ、そして楽天ブログを使いました。(今はもう削除してしまいました。)アメブロは娘の育児日記のために始めましたが、息子を出産後に娘の障害が分かり、そのあたりから育児が猛
中学校に面談に行った。息子は中学2年生。高校受験までは一年以上あるけれど、今の休学がどの程度受験に影響してくるのか、よく分からずにいた。通知票を見ると、教科によっては評価が斜線になっていたりする。内申点はどうなるのかなあ。こちらの県は高校受験の際、中1~中3の内申点と当日の試験成績の両方が、合否判定に影響するらしい。休学していることで中2の内申点がつかないとか、本来より低いことになったら当然受験に影響してくるのでは。そのあたりを詳しく聞くため、夏休み前に担任に面談を申し込んでい
「明日試合に行くから。」と息子が言った。「??何の試合?」「サッカーに決まってるでしょ。出るから。」「??!!」2日前から、サッカー部に体験入部していた。体力的にはキツそうだが、久しぶりにプレー出来て楽しそうにしていた。でも試合って…2年ぶりにボールを蹴り始めたばかりなのに何を言っている?「明日の試合に来れる1年生は、試合に出してくれるんだって。1年生は6人くらい行くみたい。」いやいや、そうは言ってもあなた。体育の授業が精一杯な状態で、試合に出るって…。試合会場
連休中は大会シーズン。夫と娘と一緒に応援に行った。いろんなチームが集まる試合会場に家族で出かけるのは久しぶりだ。天気が良かったこともあって、大勢の人が応援にきていた。息子はスタメンで出場した。ポジションはCB。本当はボランチがやりたいようだけれど、CBを出来る人が少ないらしい。クラブチームでも同じ事情でCBをやることが多かったなあ。試合が始まり選手たちが走り出した。息子の姿は周りと比べて明らかに細い。相手のFWとのマッチアップで体を当てられ、何度も何度も転ばされた。体の強
息子、クラブチームを辞めることにした。保育園の頃からチームに所属している息子、JチームのU-18がどれほどハードなものかはよく分かっている。医学部に入るための勉強とクラブチームの活動は、自分には両立できないと判断したようだ。事前に電話で退団することはお話しし、監督にご挨拶するため久しぶりにグラウンドへ行った。「おお!息子、久しぶりだな!背が伸びたんじゃないか?体調はどうだ?」監督は普段通り、気さくに声をかけてくれた。息子は、長い入院生活の中で医師を目指したいと思った
息子の高校生活が始まった。肝機能障害で抗がん剤を中断して、体調は回復してきた。食欲はあまり無いが、朝起きられるようになってきた。が、入学式の日。午後からの式なので、朝具合が悪い息子でも大丈夫だろうと思っていた。高校に着いて玄関から入ろうとすると「ちょっと待って。具合悪い…」息子がつぶやいた。立ち止まり深呼吸を繰り返す。確かに顔色が悪い。「まだ時間あるから大丈夫。落ち着いてから入ろう。」声をかけて様子を見た。そのうち、同じ中学から来た友人たちが集まってきた。幸い
先週は本命の公立高校受験があった。朝の体調不良は相変わらずだけど、自分でどうにか対処できるようになった。私はお弁当を作って、持ち物チェックの手伝いをするだけ。仕事中、やっぱりソワソワと落ち着かなかった。どうか実力が発揮できますように。落ち着いて、吐き気もミスもなく終われますように。私が仕事を終えて家に帰ると、息子は自己採点と解説を聞くため塾に出かけた後だった。付き添った夫に様子を聞くと、「手応えあったようなこと言ってたよ。」とのこと。しばらくして帰ってきた息子は、なんだか
息子、本命の公立高校に合格!長い道のりだったと思う。突然大学病院に搬送されての入院生活。濃厚な治療、つらい副作用を何とか乗り越えて退院。元通りの生活に戻れると思っていたけれど、心と体のバランスを大きく崩して不登校になった。それでも少しずつ少しずつ回復して、ようやくここまでたどり着いた。私は息子の病気を通じて、「一発逆転!」とか「何かをきっかけに一気に解決!」なんてことは無いのだと思い知った。頑張っても前に進まない、頑張る力さえも出ない。うずくまってひたすら時間が過ぎ
こちらの地域では来月から高校の体験入学が始まります。中3の息子は国立・公立・私立合わせて4カ所の体験入学に行く予定です。私も同伴して、高校側に闘病中の生徒への学習支援について聞いてみようと考えています。中学校を通して問い合わせ中ですが、幸い第一志望の高校は担当教員と養護教員の方が30分ほど時間をとって対応してくださるとのことです。がんの闘病と起立性調節障害が重なっている息子、朝の体調不良のため遅刻や欠席が多くなることが考えられます。万が一再発した時は市外の大学病院で入院治療を受