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【概要】「Phantom4RTKが画像撮影位置を計測する精度は、触れ込みどおりRTK-GNSS測量レベルなのか」を検証するプチ実験を、研究室メンバー総出で、また各種UAVの操縦や写真測量の経験が豊富な小室隆助教(赤松良久研究室所属;博士(理学))と共同で行いました。その結果、今回は検証手段もRTK-GNSSなのでmm単位の精度評価はできませんが、なるほどRTK-GNSS測量レベルらしいという感触を得ることができました。現時点ではファームウェアand/orソフトウェアに不具
【このテーマの記事は、UAV写真測量について、日々の文献調査や研究で得た、PhotoScanに限らない一般的な情報を掲載していきます。用語の説明は「PhotoScanを極める」に譲ります。】ドローンに搭載したカメラによる下向きの撮影の計画では、画像1枚に写る地表の領域(ここではフットプリントと呼ぶ)を考えます。例えばフットプリントが150×100mとなる対地高度で、画像長辺・短辺方向のオーバーラップ率を各80%にするには、長辺方向に150×(1-0.80)=30m、短辺
【このテーマの記事は、UAV写真測量について、日々の文献調査や研究で得た、PhotoScanに限らない一般的な情報を掲載していきます。用語の説明は「PhotoScanを極める」に譲ります。】【プロローグ】UAV写真測量では数百枚以上の写真を撮ることが多いですが、全ての画像を鉛直下向きに、つまり同じ向きで撮る「平行撮影」が、いまだ広く行われています。この撮り方は、DJIGSProなどの自動飛行アプリのデフォルト設定でもあります。地理院マニュアル案も、向きの異なる(傾きのある)画像
【このテーマの記事は、学術誌や学会等で発表した内容の宣伝です。】土木学会の平成29年度全国大会(9月13日、九州大学)で、浅い水底のUAV空撮のための、「水面反射軽減技術」について発表しました。川や海岸の地形の写真測量や、水草・海藻・サンゴの調査のために、ドローンから浅い水の底を撮影したいことがあります。しかし、太陽や雲からの光が水面で反射するため、水面がギラギラ・チカチカして、その下にある水底がよく写らないことも多いものです。水辺から人が撮る場合と違い、