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上海インターナショナル・サーキットを舞台に開催された2025年F1第2戦中国GPは、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が初のポール・トゥ・ウインでキャリア通算3勝目を飾りました。今回は中国GPにおけるレーシングブルズの戦略のほか、突然の移籍発表となった角田裕毅(レッドブル)、そしてリアム・ローソン(レーシングブルズ)について、元F1ドライバーでホンダの若手ドライバー育成を担当する中野信治氏が独自の視点で綴ります。☆☆☆☆☆中国GPは2025年シーズン最初のスプリン
F1中国GPは、フェラーリのシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトン、そしてアルピーヌのピエール・ガスリーの3人が失格になるという、波乱のレースとなった。その中で、4位となったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の奇妙な動きが一部で注目されていた。それはチェッカーを受けた後のこと。パルクフェルメに向かうためピットロードへと入ったフェルスタッペンは、ピットロード入口のサイドにある芝生にタイヤを落としたのだ。しかもオンボード映像を見る限り、フェルスタッペンは意図的にステアリングを切っており、
中国で開催されるふたつめのグランプリ計画は、2024年と2025年のレースが満席になったことによって後押しされており、地元ファンの関心は2019年末以前の状況と比べて大幅に高まっている。上海インターナショナル・サーキットで初めてグランプリが開催されたのは、いまから21年前の2004年のことだったが、当時は地元の関心が低かったため、面子を重んじる共産党政府は何万人もの軍の将校に対し、日曜日のレースのためにサーキットに行きすべての席を確実に埋めるよう命じた。当然その命令は実行されたため、テレ
第2戦中国GPの終盤、マクラーレンのランド・ノリスはブレーキトラブルのために、首位を走るチームメイトのオスカー・ピアストリに対して予定していた“攻撃”を始めることができなかった。マクラーレンは上海でのレースの最後の15周において、チャンピオンシップで首位に立つノリスがトラブルをかばい、2位のままレースを終了できるよう支援することに重点を置いていた。一方でチーム代表のアンドレア・ステラは、マクラーレンには希望の兆しがあったことを認めた。この問題によりレースは俄然ピアストリ有利となり、どちらに転
F1中国GPでは、税関サービスでの手続きに時間がかかったことにより、オーストラリアから空輸された貨物が国内搬送されるのが大幅に遅れた。通常であれば、F1の貨物機は月曜日の夜に中国に到着し、遅くとも火曜日の午後からグランプリへ向けた準備作業を開始する。ところが、今回ホンダ・レーシング(HRC)のパワーユニットがサーキットに到着したのは水曜日の朝だった。折原伸太郎(トラックサイドゼネラルマネージャー)はこう話す。「そこからすぐにメンテナンス作業を開始できたので、ホンダとしては大きな問題はなかっ
もしかすると、F1第2戦中国GPでのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)のパフォーマンスは、このドライバーが今後、トップドライバーのひとりになることを示唆していたのかもしれない。ルーキードライバーにとってシーズン序盤の最大の課題は、まず新しいマシンをしっかりと理解することだ。プレシーズンテストは1チーム1台で3日間しか走ることができないため、ドライバーひとりあたりの走行時間は1日半しかないからだ。しかし、まだ評価が定まっていないルーキーは首脳陣に認めてもらおうという気持ちがつい先
2025年のF1が開幕して2戦。すでに2戦やらかしているのがレーシングブルズ角田裕毅「真剣に受け止めるべき」2戦連続でブルズ戦略ミス、またも大量得点逃す―悔しさを押し殺し”複数の問題点”を指摘/F1中国GP《決勝》2025|Formula1-Data/F1情報・ニュース速報解説チームの戦略ミスと信頼性に起因すると見られるトラブルにより、7位入賞による大量ポイントを失ったことを受け角田裕毅(レーシング・ブルズ)は、開幕戦でも同様にミスでformula1-data.comレ