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最近”パンツの丈の長さは長めがトレンドなので、長くしようと思いますがどうでしょうか”という質問をされることがよくあります。答えは正しくもあり、間違ってもいます・・・どういう事かというと、それはパンツのシルエットや裾幅によって変わるものなので、なんでも長くすればいいということではないのです。私がイタリア出張で撮ってきた画像で具体的に検証してみたいと思います。短く感じてきて長くしようと思っている方は、おそらくこのくらいの長さにしているのかなと思
STILELATINO史上初の仮縫い付きのスミズーラが仕上がってきました。二度の仮縫いを行い、採寸から13ヶ月かけて完成しました。この話が持ち上がったのが、コロナ禍後初めて行った2023年1月のイタリア出張で、フィレンツェにある私が大好きなTrattoriadaruggero(トラットリアダルジェーロ)でVINCENZOATTOLINIと会食をした時でした。30年以上バイイングをしてきて、これまで数多くのテーラーや様々なレベルの既製服を見てきた
最近お買い物の相談で買おうと思っているものが、どれだけ長く着られるかと言う質問が結構あります。どのくらい長く着られるかは人によって年数も違うと思いますが、20年後も着られるかと言えば難しいと言うしかありません。難しいというのは勘違いしてほしくないのですが、20年間ずっと買った時と同じ気分で着続けることが難しいということで、着られなくなるということではありません。これは私の個人的な感覚ではなく、お客様の動向を何十年も見続けた経験から導いた自分なりの答えです。今日
80年代中頃に購入したWALKOVERのホワイトバックス。昨年何回か履いてクローゼットにしまいっぱなしにしていたら、汚れやシミだらけになってこのありさま(苦笑)。普通こんな状態になったら慌ててしまうところですが、私にとっては”汚れちゃったな~”くらいの感じなんです(笑)。何故そんなお気楽な感じかと言えば、ホワイトバックスは汚れてしまっても簡単な手入れで綺麗にすることができるんです。用意するものは白いチョーク。黒板に字を書く普通の
1985年8月に発行されたPOPEYEの”パリの若者学”という特集号。当時のパリの10代の若者たちのライフスタイルを紹介しています。このブログでも何度か紹介している1984年に発行されたフレンチアイビーの特集に継ぐ号だったので、自分の記憶の中にもかなり色濃く残っていたのですが、この号自体は家で探しても見つからないので、ずっと探していました。先日BEAMSのアーカイブルームのスタッフが八幡山の古本屋で見つけてくれて、38年振りに内容をチェックすることが出来ま
イタリアに行っても街中でフェラーリやランボルギーニを見かけることはあまりありません。ミラノのモンテナポレオーネのような高級店が並ぶエリアは別ですが、東京の方がよほど走っているのを見かるというのが実情。ミラノでもフィレンツェでも大通りから裏道に入ってしまえばかなり道が細いので、小回りが利くコンパクトカーは日常の脚としてはとても重要です。イタリアを代表するコンパクトカーと言えばFIAT500。2007年に発売されて以来イタリアでの人気は全く衰えず、現在も街中で一番見かけるコ
PITTIスナップ、ドレス編、ドレスダウン編に続き、今回はカジュアル編です。私がカジュアルを語るのもどうかと思ったのですが、現状のPITTIで見かけるカジュアルスタイルにも色々思うことがあり・・・コーディネートの評論のようになっている部分もありますが、客観的に見た今のPITTIのカジュアルスタイルについて書きました。今や良くも悪くもなんでも有り状態のカジュアルスタイルなので、難しく考えず見ていただければと思います。サファリ風ジャケットに白Tシャツ、ベージュ
"中村さんがALDEN履いてるイメージってないですね"とよく言われます。おそらく社内でも私がALDENを履いているイメージは全くないと思います。確かに、もう10数年履いていないのは確かですが、実はこんなに持っているんです。ローファーとタッセル合わせて8足。結構持っています。(笑)ローファーは5足。カーフとコードバンでそれぞれ黒茶、そして型押しのカーフのオレンジっぽいブラウンの5足。オレ
MEN'SEX3月号今回の特集は”どうしても欲しいスーツ”人気ブランドスーツカタログのページを見ると,、色々なスーツが出ていますが、私が気になったのはスーツに合わせているシャツの襟型。襟の開きの大きいカッタウェイのシャツが少なく、セミワイドやレギュラーっぽい襟が多くなっています。数年前からいち早くその流れを取り入れていた我々は、当時は”そんなの流行るわけない”とか”BEAMSだけで他のショップではやっていない”とか散々言
先週末2023年春夏のプレビューが開催されました。私も三日間会場でお手伝い。今回は会場の様子を少しお見せします。メインディスプレイはリゾートやバカンスをテーマにコーディネートしました。リゾートやバカンスと言っても街で着れないようではリアリティーがないので、あくまでもイメージとしてとらえたスタイリングです。スーツは二体ともリネン。来春夏はリネンやコットンのスーツのバリエーションがかな
MR_BEAMSVOL.09が発行されました。今回のテーマは”この一歩は、春のせいにして”リコメンドアイテムのトップページは、私のおススメのオーベルジュのバルカラーコート無理に押し込んだわけではありません(笑)恒例の中村ノート巻頭でいろいろ語っていますが、特に難しいことは言っていないので、さらっと読んでください。最近難しいことをいろいろ語るのが苦手なので、今シーズンの流れをシンプルにお伝えできればと思っていま
先日久しぶりに結婚式に参列しました。本当に何年振りでしょうか。ご招待いただいたのはこちらのお二人。MEN’SEXの編集長の平澤さんと元副編集長で今はフリーのエディターの小曽根くん。平澤さんは彼女がBEGINからMEN'SEXに異動してきてからのお付き合い、小曽根くんは私の連載をずっと担当してくれていたので、私にとっても長いお付き合いの二人の晴れの日です。二人とも緊張していますね。人生の大事な晴れ舞台なので当たり前ですよね
夏はまだまだ先だと思っている方が大半だと思いますが、自分は毎年6月の二週目からイタリア出張に行くので、その頃イタリアはもう30度超えの気温で真夏と変わりません。なので、あと2ヶ月で夏が来るという感覚なのです。そのようなこともあり、一般の方に比べると少し早いですが、すでに夏に向けてアイテムも色々購入し始めています。前回のニットに続き最近購入したものをご紹介します。BLUBREのボーダースキッパーブログやMR_BEAMSCHANNEL
先週末にヨーロッパ出張から帰りました。今回はフィレンツェ、ミラノ、ロンドンの3都市を12日間で回りました。正月の北陸の地震で帰省先の新潟市も震度5強の揺れ。幸い被害はなかったのですが、新幹線が止まり東京へ戻れない可能性もありました。なんとか一日半で復旧し東京へ戻り、一日だけ出社し出張の準備をして8日の朝の便でフィレンツェに向かいました。今回のフライトはパリで6時間待ちの乗り継ぎでしたが、さらに2時間遅れてホテルに着いたのは翌日の深夜1時近く。フィレ
2024年春夏のプレスサンプルもかなり集まり、自分のリコメンドアイテムも揃ってきたので、今回は今の時点でお見せできるリコメンドアイテムをご紹介します。まずは軽いものから。BLUBREのボーダースキッパー。昨年大人気だったスキッパーに細いボーダーを乗せたBEAMSの別注モデルです。BLUBREのスキッパーは個人的にも好きで夏場の休日にかなり着ていたので、ボーダーのスキッパーは個人的にも着たくて別注しました。子供っぽくならないようにボーダーの幅にはこだ
以前このブログでも少し触れましたが、1月と6月のPITTIUOMOの会場を見てもドレスのカジュアル化が進んでいるように感じました。日本と違いネイビーやブラックの化繊系セットアップスーツを着ている人はそれほどいませんが、テーラードジャケットやスーツにTシャツやスニーカーを合わせてドレスダウンするようなスタイリングはかなり見られました。特にスニーカーを合わせるコーディネートは本当に多かったです。自分が撮ってきたスナップは自分なりに理解できるスタイリング
これから暖かくなってくると、着る服も軽装になっていきますが、シャツ一枚になるとどうしてもコーディネートが単調になりがちで物足りなさを感じてしまいます。そんな時に役に立つのがウェスタンシャツ。フラップポケットやヨークやドットボタンなど、ディティールが目立つのでシャツ一枚で着ても充分存在感があります。昨今はミックススタイルの流れもあり、ジャケットとのコーディネートにも使われることが多くなってきているので、着こなしの幅も随分広がったいう印象です。私も10年く
少し前からマイブームでミリタリーウオッチやクロノグラフに着けているヴィンテージストラップ。ヴィンテージ加工を施したトスカーナレザーなどを使い、根元と剣先部分にハンドステッチを施してあるのが特徴で、2~3年くらい前からイタリアで大流行し、現地のファッション業界人達の間でもちょっとしたブームになっています。私も数本所有していますが、使っているうちにひらめいて、クロコダイルを使ったヴィンテージストラップが欲しいなと思いネットで調べましたがヒットするものはなく、知り合いの
昨今ジャケットやスーツにTシャツを合わせるスタイルが流行っていますが、私はボーダー以外Tシャツをジャケットやスーツに合わせることはありません。そんな私がTシャツの代わりによく着ているのは半袖のニット。Tシャツよりも上質で、上品に見えるところも気に入っています。BEAMSでも様々なブランドで半袖のニットを展開していますが、私が気に入っているのがBEAMSFのイタリア製のオリジナル。去年も今くらいの時期から軽いジャケットに合わせてよく着ていましたが、今年
ネイビーのM-65が欲しくてずっと探していました。デッドストックのアメリカ製を見つけるのが困難なので、現行のレプリカ(中国製)でもアメリカ製とほとんど変わらければいいかなと思っていました。ネットで色々検索すると、軍に供給していたサプライヤーが今は中国製のレプリカを作っていて、そのほとんどが当時軍に供給していたものを忠実に再現と書かれています。当然のことながら画像では本当にアメリカ製のものと遜色がないかはわからず、踏ん切りがつかないまま保留状態になっていました。古着が苦
シーズン前から欲しかったジャケットが先日入荷してやっと購入することができました。以前から色々なところで紹介しているこの二着のジャケット。今回は少し深堀してみたいと思います。DOPPIAAの4ボタンのパイルのブレザーパイルのダブルのジャケット自体は過去に何度も展開しているので珍しくはないですが、このパイルは毛足が短く生地も少し薄いので、パイルのジャケットにありがちな重たい印象がありません。ポケットはイタリアのブランドには珍し
このところ急に暖かくなってきてきました。いきなり気温20度って、何を着ていいか困りますよね。この時期は厚手のニットを薄手にしたり、ジャケットも軽いものにしたり、オーバーコートをコットンのコートに変えたりと、色々工夫をしながら春に向かうという感じです。秋冬モノであっても、春っぽい色づかいをするというのも大事ですね。なんとなく春めいてきましたが、今回も1月のヨーロッパ出張のレポートです。今回はアイテム&トピックス編です。<OVERCOAT>カジュアル傾向なのでショ
先週末は熊本に行ってきました。BEAMS熊本店で行われたTHANKSDAYでお客様のご案内と閉店後にインスタライブを行いました。今回は私と王子(西口)の二人で行ってきました。熊本店に着くと何故かドンムット―ネのバッジが・・・仙台店のサンクスデイの時に作ったものですが、誰が持ってきたのでしょうか。熊本店のスタッフが皆着けていたので、無籐を知らないお客様からはBEAMSの創業者では?と噂になっていました(笑)。14:00から18:00
先週22日BEAMSF40周年のパーティーが開かれました。今の原宿店のカジュアル店舗の片隅に僅か2.5坪というスペースでオープンしたのが1978年。私がまだ中学3年生の頃ですね。その後、私が入社二年目の87年に同じ原宿のファームビル(20数坪)に移転。さらに90年代に入ると現在の場所に(約50坪)に移転し、その後2階ができて現在のBEAMSFのかたちになります。私がファームビルに移ったBEAMSFに異動したのが1988年。その後ショップマネージャー
今年は2月がとても暖かく、春が早く来るかと思いきや、3月に入り寒の戻りがあり、ニットも薄手のメリノウールのクルーネックやカーディガンが手放せませんでした。4月に入り気温も安定してきたので、新しい春ニットを購入しました。プレスルームのBEAMSPLUSのコーナーで見つけたストライプのカーディガン。REMIRELIEFのインディゴのストライプカーディガンインディゴ色のマルチストライプがかなり刺さり、入荷した日にBEAMSP
暖冬と言われてきましたが、例年通りクリスマス近くになると寒波がやってきます。私の生家のある新潟市でも先週はかなり雪が降ったようです。自分はあまりダウンは着ないのですが、そのかわりオーバーコートはよく着ます。なので、暖冬であろうが寒波であろうが、毎年何かしら新しいコートを新調しています。最近古いコートを何着か断捨離して新しいコートを購入したので、今日は新しくクローゼットに仲間入りしたコートをご紹介します。MACKINTOSHのBALFIEL
最近入荷した来たものや他社製品で欲しいものが見つかり、ちょこちょこ買い物をしています。今日は最近購入したものをご紹介したいと思います。R.C.Aのミリタリースニーカーブランドネームはライニングのかかと部分に小さくプリントされているだけなので、ほぼノーネームのスニーカーです。ですが、ウンチクは満載です。1970年代~1980年代にかけてアメリカ軍が使用していたトレーニングシューズをベースに製作されたミリタリースニーカーです
夏は一年中で一番時計が目立つ季節です。同時に汗をかくのでレザーのストラップをするのが厳しい季節。メタルブレスの時計をするのが一番いいですが、シルバーのブレスの時計をずっとしているのもなんとなく単調で味気ない。そんな時に役に立つのがNATOSTRAP。以前このブログでもご紹介しましたが、今やスポーツウォッチに着けるカジュアルなストラップとして一般的にもかなり広まった感じがします。私も無地とストライプを含めて既に20本近く所有していますが、
最近クールビズのスタイルについての質問を多く受けるのですが、質問される方の会社がどのような服装規定なのかわからないと的外れな回答になるので、なかなか難しいというのが正直なところです。基本的に自分はTPOだけ守れば何を着ても問題ないので、服装規定がなんでもありの方であれば少しは参考になるアドバイスができるかなと言う感じです。と言うことで、今回は”洋服屋のクールビズ”と題して、私の最近のクールビズ的なコーディネートをご紹介します。昨年購入
例年どおり、お盆休み真っただ中に新潟に帰省しました。一人暮らしの父親も来月で88歳。少ない年金と仕送りでなんとか生活していますが、身の周りの事は全部自分でやっているので、お盆と正月は暮らしぶりと健康状態を確認するためにも必ず帰省しています。帰省した日はいつも外食ですが、これがなかなか大変。「なにが食べたい?」と聞くと「なんでもいい」と言うのですが、なんでもいいわけでもなく・・・(苦笑)11日は祭日だったので、新潟の飲食店はどこも予約でいっぱい。