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「じゃりン子チエ」(1981)人気アニメの劇場版をNETFLIXで観ました。監督は高畑勲。予告編は見つからず。1970年代の大阪の西成近辺を舞台に、しっかり者チエちゃんと周囲の異様な人々が織り成す、濃い日常を浪花節的なベタさも交えながら面白可笑しく描いた内容。小学5年生の竹本チエ(声:中山千夏)は、働く気がまるでない父親テツ(声:西川のりお)に代わって、放課後は家業のホルモン焼き店をひとりで切り盛りしています。母親のヨシ江(声:三林京子)はテツのクズっぷりに愛想を尽かして家
4月5日は、高畑勲・監督の4回目の命日でした。高畑勲監督の“TheRose”の訳詞は日本の歴史に残る名超訳で、ボクの《広い河の岸辺》にも大きな影響を与えたものです。絶望名歌を解説したボクのブログでこの歌に出遭って、絶望から立ち直りかけた人がいることを知りました。やっぱりこれは、まぎれもない絶望名歌なのだと思います。初めて《愛は花、君はその種子》を収録したアルバムに対する高畑勲監督の直筆のメッセージ1979年のアメリカ映画“TheRose”の主題歌として日本
この時期は趣味で京都を撮影している者にとっては、何とも難しい時期でもある。紫陽花は比較的どこでも遭遇できるが、何故か紫陽花ばかり続くのも、と思ってしまう!それで去年は蛍狩りに八瀬まで出かけた。源氏蛍は確かにいたが、乱舞していると云うより、時折あちらにポ~、暫くしてからこちらにポ~、デジカメに収めても全くの暗黒世界だった(笑)。蛍火と云えば、故・高畑勲が監督・脚本した「火垂るの墓」が思い浮かぶ。もちろんアニメなので誇張されて表現されているが、貯水池のほとりに飛び交う蛍火は圧倒
都はるみさんの父親は在日韓国人で、京都で西陣織の機屋を営んでいたそうです。京都の着物文化を支えていたのは、実は在日コリアン達でした。西陣織や京友禅は、在日韓国人・朝鮮人が主に就いていた蒸・水洗工程の底辺労働によって支えられていたからです。『京都の京友禅と西陣織を底辺の3K労働で支えた在日韓国人・朝鮮人達』京都の優雅な文化「京友禅と西陣織」を底辺で支えてきたのは、実は在日韓国・朝鮮人の人達でした。【葵バッグ】京友禅着物の老舗「千總」の生地を使い、…amebl
タイトルパンダコパンダパンダコパンダ雨ふりサーカスの巻公開年1972年1973監督高畑勲高畑勲脚本宮崎駿宮崎駿声優杉山佳寿子杉山佳寿子制作国日本日本本作は、東宝チャンピオン祭りの為に制作された、東京ムービーの劇場用中編アニメーション作品である。高畑勲は歴史的惨敗を喫した「太陽の王子ホルスの大冒険」で、事実上長編アニメ監督としてのキャリアを絶たれた事から、新たな活動を模索し始めていた。丁度その頃、Aプロダクションから「長くつしたのピッピ」の
こどもの頃、テレビで放送される度に観てた火垂るの墓。ここ数年は終戦記念日辺りでも放送されなくなり、遠ざかっていました。高畑勲監督が亡くなり追悼放送されたので久しぶりに観ました。大人になってからは初めて。昔はあまり意味がわからず観てましたが、こんなにもホラーな設定だったとは…まず、この作品は単に清太の回想ではなく、清太の亡霊が成仏できずに何度も何度もツライ人生を繰り返している(思い出している?)と言うこと。画面が赤いシーンは既に死んでる清太と節子。(現在)まぁ、冒頭に『昭和20年9月