金融業の村越吾郎(高橋昌志)を殺害した容疑で、沢田俊彦(湯江健幸)が逮捕された。沢田は警察の取り調べで犯行を自供したが、その後の法廷では否認に転じていた。被害者の司法解剖を担当した関東監察医務院の監察医・篠宮葉月(高島礼子)は法廷で、金属バットや鉄パイプのようなもので殴られたのが死因と証言する。一方、弁護士の菊地真理子(原沙知絵)が依頼した多摩中央医科大学の法医学教授・井岡進(山崎一)は、転落事故だと断言。葉月の証言を真っ向から否定する。その法廷に遅れてやって来た関東監察医務院の監察医長・畑総一