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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第55回試験・実技1・問2(4)(気象業務支援センター解答例)今回の問題では、前問で描画したシアーラインを挟んだ風と気温の特徴について述べよ、という内容です。前回の考察でわかったことは、風向シアーで描画できるところもありますが、むしろ、シアーラインを挟んで北西側と南東側とでは、北西側では風が弱く、南東側では強い南よりの風が吹き、また気温においては北西側で低く、南東側で高いことが明瞭なために描画できたわけですので、これらの2点
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第57回試験・実技試験2・問1(3)今回は、図3の気象衛星画像における雲域Bと雲域Cについて、図4の850hPa相当温位・風12時間予想図を用いて、雲域Bと雲域Cのそれぞれに対して風と相当温位に分布との対応関係を風向・風速、相当温位の値に言及しながら述べよ、という内容です。雲域B、雲域Cとも、赤外画像ては白く写っており、雲頂高度が高い、あるいは雲頂温度が低いことを示唆していることから、ともに対流雲が発生していると判
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第57回試験・実技試験2・問3(問3(1)の解答)今回は、前回の問3(2)の本文中にあった下線部についての問題になります。(ア)~(ケ)の下線部のうち問3(1)のシアーラインの通過時に起こる現象はどれか、という内容です。図9において、問3(1)②では、28日8時の段階で、「シアーラインの南東側は南西の風で相対的に強く、北西側は北よりの風で相対的に弱い。」ということでした。この時の館野はシアーラインの北西側にあり、北西1m/sの風と28日朝
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第54回試験・実技2今回は、問2(1)で穴埋めして完成させた表を踏まえてこの台風の初期時刻の24日21時~48時間後の26日21時にかけての構造変化について述べた文を穴埋めしていく問題です。では穴埋めに係るところを読み下していきながら考えてみます。(第1段落)「この台風は、24日21時には、気象衛星画像で中心に(ⓐ)があり、」とあります。初期時刻の24日21時において台風の勢力はどうなのかにつきましては、問1(1)の気
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第54回試験・実技2今回の問3(1)は図13の大牟田における気象要素の時系列図、および図14のアメダス実況図を用いて大牟田における25日の気象経過について述べた文を穴埋めしていく問題になります。それでは第1段落から文を読み下しながら考えてみます。(第1段落)「大牟田では、台風の再接近前はおおむね(①)の風が吹き、」ということで、図13の時系列図のいちばん上の風向についての折れ線グラフを見ますと、25日3時00分から6時
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第59回試験・専門知識(a)「その地点の気圧(現地気圧)」は、その場所よりも上にある空気柱の重さに等しく、標高が高いところほど気圧が低くなります。もし、現地気圧のまま天気図を解析しようとしますと、その標高が高いところで常に低気圧になってしまうことが起きてしまいます。このため、気圧は本文にあります通り、その地点の気圧(現地気圧)と気温の値および気圧計の平均海面からの高さを静力学平衡の式と気体の状態方程式に基づいた換算式に代
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第54回試験・実技2まず、①②に関連する表のいちばん上の項目、「500hPa渦度極大点の地上中心からみた方角」から見ていきたいと思います。図8(上)の25日21時および図8(下)の26日21時に予想されている台風の中心位置をトレーシングペーパーで写し(赤色の×印)、図9に重ねますと、上図のようになります。この結果、25日21時では500hPa面の中心付近にある渦度極大点284×10-6/sにほぼ同位置とみることができます
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第56回試験・実技試験1・問4(3)今回は、空気塊の上昇をもたらす要因の一つと考えられる地上から900hPaにかけての風の水平分布が明瞭に表れているのは地点aと地点bのどちらか、という内容の問題です。降水をもたらす雲が発生するには多くの水蒸気を含んだ空気塊の上昇が伴うのですが、今回の問題のように、大雨をもたらす積乱雲が発達するとなりますと、その空気塊の上昇をより強化させる要素が加わってくる場合が多くなります。その空気塊の上昇を強化
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第54回試験・実技2・問1今回は、図2の相当温位・風12時間予想図を用いて、九州に接近中の台風に伴う850hPa面の風速分布の特徴を述べるのが一つ、もう一つが850hPa面の相当温位分布の特徴を述べよ、という内容です。初めに台風に伴う850hPa面の風速分布の特徴について見ていきます。問題文では具体的に、「台風中心を取り巻く風速分布」に着目して、「風速が最大となる位置とその風速値に言及」、つまり風速が最大となる位置とその
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第56回試験・実技試験1・問4今回は、図10の赤外画像と、図10の破線で示されている東経129.5°に沿った鉛直断面の相当温位・風・湿数12時間予想図を用いて、一つは地点aにおける950hPaから500hPaにかけての風向の特徴、もう一つは地点bにおける950hPaと500hPaの風速の違いを読み取って解答する内容の問題です。では地点aから見ていきます。(地点a)地点aでは「950hPaから500hPaにかけての風向の
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第55回試験・実技試験1・問2今回はシアーラインを作図する問題になります。試験の本番では限られた時間内での解答になりますので、「シアーライン」の作図となりますと風向シアーだけで記入したくなりますが、それだけではなくて、風速のシアーにも着目し、また今回のように気温のデータがあれば気温差も加味しながら練習して作図ができるようになれば大丈夫だと思います。では、今回の問題での具体的な着目点を北側から見ていきます。シアーライン
こんばんは。今回の専門知識は、地上気象観測より、気圧、気温、風速において観測値の補正が行われているのか否か、また、行われる場合の手法についての知識が問われる内容の問題を次回一緒に考えてみたいと思います。第59回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。11日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。今回は、図13、富山の露点温度・風速の時系列図から何らかの現象が起きたと読み取れるのですが、それは何か、とういう問題です。一般知識の大気の熱力学で学習する内容を振り返りながら、一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技1※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。考察編は12日23時更新予定です。
こんばんは。(気象記念日)今回は、図3の気象衛星画像における雲域Bと雲域Cについて、図4の850hPa相当温位・風12時間予想図を用いて、雲域Bと雲域Cのそれぞれに対して風と相当温位に分布との対応関係を風向・風速、相当温位の値に言及しながら述べよ、という内容です。赤外画像において雲域B、雲域Cとも白く写っている特徴が見られるわけですがこの白く写る雲域が850hPa面で見た場合にどのような状況の下で発生しているのか、それぞれの雲域に分けて次回一緒に考えてみたいと思います。第5
こんばんは。第52回試験の受験の予定の方、申請期間は既に始まっていますが、お済みでしょうか?まだの方は7月5日(金)まで、あと1週間ですのでお早めの申請をお勧めします。僕の受験時代にも周りで締め切りの直前まで申請を忘れていて慌てておられた方が結構いらっしゃいました。さて、今回は図9で5日14時のレーダーエコー合成図に中心位置が記されているじょう乱Bにおいて、図8の気象経過及び図10の風のデータを基に5日16時における中心位置を0.1°刻みで解答する問題について、次回一緒に考えてみ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第51回試験・実技2(第1段落)「境では、明け方から、」とあります。気象庁で現在運用されている1日の時間細分の「明け方」とは、1日の時間細分図にありますように、3時から6時までと時間帯が決められています。まだ1日の時間細分があやふやかなとお思いの方は、テレビなどの天気予報で下図を意識しながら視聴されますと、覚えやすいかと思います。(気象庁HP「1日の時間細分図」より)その「明け方」である3時から6時までの時間帯の風向に
こんばんは。今回は、図6(左下)の東海地方に予想されている強い上昇流域について、図8の850hPa面の風の場と相当温位の場の特徴はどのようになっているか、風、相当温位とも数値を示して述べよ、という問題です。上昇流となり得る条件は一般知識の大気の力学の内容になります。あやふやな方は一般知識の復習も兼ねて次回一緒に考えてみたいと思います。第55回試験・実技試験1・問2※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。14日分の考察編は
こんばんは。今回は、空気塊の上昇をもたらす要因の一つと考えられる地上から900hPaにかけての風の水平分布が明瞭に表れているのは地点aと地点bのどちらか、という内容の問題です。積乱雲の発達に寄与する空気塊の上昇をもたらす要因とは何か、またその特徴が顕著だとわかる図11の着目する点などについて、次回一緒に考えてみたいと思います。第56回試験・実技試験1・問4(3)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。3日分の考察編は次回更新の予定
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第51回試験・実技2・問3まず、図9の14時に記されているじょう乱Bの中心位置がどういうところにあるかを見てみますと、渦がフック状になっているエコー域の先端部に位置していることから、これを参考にします。次に、図8において、境の着目すべき気象経過ですが、着目点は気圧の変化と風向の変化になります。15時20分から15時30分にかけて最も気圧が低くなり、その後16時にかけては上昇に転じていることがわかります。また、これと同時に風向は西南
こんばんは。早速ですが考えてみたいと思います。この問題の図、どっかで見たことがあるなと思ったら、やっぱりありました。(小倉義光一般気象学p155より引用)もう、答えが出ちゃいましたが、どういうことか見てみます。(小倉義光一般気象学p154より引用)まず問題にある「晴れた日の正午頃」は大気境界層がどういう状態か、日変化の模式図で見てみますと、図の両端ということになります。簡単にいいますと接地逆転層が解消されている時間帯とも言えると思います。このうちの
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験1・問1(1)(解答図)まず図7(下)を示す解答図において各高度で風向が不連続になっている位置を連ねる実線を記入してみます。問3(1)①では地上の低気圧性循環の中心位置について風向が大きく変化しているところで推定しましたが、この風向の大きく変化しているところを実技試験では「不連続」と呼ぶことがあります。そこで、各高度において100hPaごとに不連続を見つけて結んでいく方法で実線を入れていきます。ウィンドプロ
こんばんは。(一財)気象業務支援センターから、第56回試験の試験案内が発表されました。受験申請期間は6月14日(月)~7月2日(金)、試験日は8月22日(日)となっていますが、別添の「新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う受験申請者への対応とお願い」によりますと、日程などの変更の可能性があるようですので、受験の予定の方は試験案内書をよく読んで、ホームページも小まめに確認するようにしましょう。また写真など今のうちに準備できるものは揃えておくと慌てず安心かと思います。ちなみに大阪会場は夏の
こんばんは。今回は、前回の問題の後半になります。後半は図3の850hPa面の風の分布に着目し台風に伴う風速分布の特徴を述べよ、という内容の問題です。「風速の値に言及して」とありますので、指示に従いつつ、どのような特徴が見られるのか、次回一緒に考えてみたいと思います。第56回試験・実技試験2・問1問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。17日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。今回は、図10の赤外画像と、図10に示されている東経129.5°に沿った鉛直断面の相当温位・風・湿数12時間予想図を用いて、一つは地点aにおける950hPaから500hPaにかけての風向の特徴、もう一つは地点bにおける950hPaと500hPaの風速の違いを読み取って解答する内容の問題です。後に続く問題で得点できるよう、まずはこの問題で確実に読み取りましょう。次回一緒に考えてみたいと思います。第56回試験・実技試験・問4問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援セ
こんばんは。今回は、図2の850hPa相当温位12時間予想図より、850hPa面の風速分布の特徴と相当温位分布の特徴を述べよ、という問題です。解答は風速分布の特徴を50字程度、相当温位の特徴は15字程度と別れています。特に風速分布の特徴では、台風中心を取り巻く風速分布に着目して、風速が最大となる位置とその風速値に言及しなさい、という指示がされています。このような指示に対してどのように指摘して解答に落とし込むかを中心に次回一緒に考えてみたいと思います。第54回試験・実技2・問
強風が吹くと鯉のぼりって上げれないですよね。飛んで行ったり倒れたりと危険ですよね。でも上げたり、下げたりはとっても面倒くさい。しかもどれくらいの風で危ないのか?何か基準がないのか?実はあるんです!風には風力と風速があります。OK風力0→風速0.0~0.3m/s未満OK風力1→風速0.3~1.6m/s未満OK風力2→風速1.6~3.4m/s未満OK風力3→風速3.4~5.5m/s未満注意風力4
どーも…よっちぃです今回のテーマは…『風』一言で風と言っても…この世界を構成する四大元素の…ひとつ…物理学・力学・数学・自然学などなど…複雑に絡み合う…風と言う現象そんな…難しい理屈や数式…そして用語は→吹き飛ばして風とはいったい…どんな現象なのかと言う事をちょっとしたトリビアと共に…ご紹介します早速→よく天気予報で使われる風速を例えに…風が人に与える影響を…おさらいします風速1〜3m/秒は⇩人にとっては心地良い…そよ風です風速5m/秒は⇩
先週分アップすることが出来なかったため本日分と合わせて記載します。両日とも観測地点周辺を撮影しました。7/24午前天候曇り気温23.1℃湿度82.1%気圧955hPa水温29℃風向無風風速0m/sボート桟橋画像7/247/31午前天候曇り気温31.7℃湿度53.9%気圧948hPa水温29.5℃風向東風速1.2m/sボート桟橋画像7/31先週と本日をボート桟橋付近画像で比較しますと、
こんばんは。今回は、前回と同じ関東地方及びその周辺に予想されている降水域について、700hPa鉛直p速度、850hPa相当温位、850hPaの風速の3つの要素について、12時間後と36時間後に見られる特徴をまとめた表にある空欄に入る語句・数値を穴埋めする問題を次回、一緒に考えてみたいと思います。第52回試験・実技1・問2(2)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。11日分の考察編は次回更新の予定です。
オシャレな屋内作業向け軽防寒からアウトドア向け本格高機能防寒アウターまでみなさんこんにちは。ユニフォームコンサルタント福島です。さて、冬の屋外で気温はそんなに低くないはずなのに寒くて寒くて仕方がないなんてことありませんか?ずばり、その原因は「風」強風下ではいくら着込んだつもりでも生地の密度が低ければ糸と糸の間から風が入り込み、あなたの体温は低下するのです。発熱中綿・防水仕様などの本格派高機能防寒アウターところでみなさんは風をうけると体感温度がどれくらい下がるかご存知ですか