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1月の記事でアップした小面が完成しました。今まで掛かりきりなわけではなく、合間に手を入れていたものです。彫刻の本面は昨年11月の記事に載せた江戸中期?に作られた小面で、その面から採取した型紙を使っています。ちなみに武蔵野市の教室で最初に打って頂く手本はこの小面です。彩色は金春本面の小面、いわゆる雪の小面を写した河内や近江、洞白など江戸期の名工の作品を参考にしています。わたしにとっては龍右衛門などといっても現実味がありません。(申楽談義に龍右衛門は尉や男面の作者と書かれており、女面の作者
ほぼ彫刻の仕上がった是閑の小面の写し。同じもの作って何が楽しいのかと問われると、答えに窮しますが、面白いことばかりです無いのは事実です。どんな名人が打った写しでも必ず個性は出てしまうので、経験の浅い拙作は当然同じ顔にはなりせん。それを承知で挑戦することに面白さと怖さを感じるのがこの仕事を続ける動機です。色の感覚が弱い自覚があるので、写真や記憶で色を写すことには自信がありません。是閑独特の白く研ぎ上げられ古色が殆どない肌は、河内のように刷毛目や古色に工夫を凝らしたそれとは対照的な表現。
相変わらず外出が憚られる昨今ですが、能面教室の説明会と体験会を実施しました。会場は東京都武蔵野市。地元羽村市よりは都心から便利が良い立地の個人宅一階。元画家さんのアトリエなので天井が高く、採光も良し。仮面をモチーフにした油絵が掲げられています。男性1人お休みの女性4名がご参加。皆様椅子に座って頂き、プリントをお配りして先ずは簡単な説明から。他には上の画像のような制作工程の見本をお見せしながら、実物を手に取りつつ段階ごとの作業内容や要点など交えつつお話ししました。途中積極的にご質問
今日は土曜日!剣道の日です(^.^)京都は25度を超える夏日でしたが何とか最後まで稽古ができました(^-^)基本打ちや回り稽古のあと3人の七段に懸かりましたが、足を継がず真っ直ぐに面を打つことができるようになってきました…と言っても、まだ竹刀の振りが小さく、打突が軽いので素振りで手の内を鍛えるつもりです!今日の写真は…昨日、少しは休日を感じようと近くのケーキ屋で買ってきたバナナタルトですσ(^_^;)
面打ちのクオリティをあげる簡単なコツをひとつ。身体を真っ直ぐ、相手に向かって出す。これだけで、打った後の体捌きや、打突の強度が上がります。そして、本校(県ベスト16近辺をウロウロ)のレギュラー陣でも、出来てない子はいます。真っ直ぐのラインを使って練習、元立ちに止めてもらう。元立ちが打たせた後に真っ直ぐ下がる・・・様々な練習方法がありますが、一番早いのは顧問が元に立ってジャッジ、アドバイス本当にこれだけで、打突のクオリティが上がります。以下、考察
不動明王の面。通常の口を開けた、小獅子に髪を生やしたような面ではなく、仏像に近い表情のものを。それも成田山新勝寺さんのご本尊に似せて欲しいとのご依頼で制作しました。これは図面というか原寸大のデッサンです。創作面のため当然お手本はありませんので、型紙も無いのです。その場合は上記のような絵を描いてから進めます。この次に塑像を作る方も多いですが、図面から簡単な輪郭型を起こして木に向かいます。参考にした古い本の写真。口を閉じた仏像に近い珍しい型の不動面。蔵王権現にも使えるように口が開い
先日、朝稽古に行った時に愛知審査会で七段昇段されたA先生に稽古お願いしたところ。A先生、私と稽古する時はひたすら溜めて相面の稽古をしてくれます。いつもほとんどと言っていいほど切り落とされて、私の面は当たりません。うーん。(^o^;)何がいけないんだろうかと。自宅で素振りしながら考えていると。右手が開いてしまって当たらないのか?体が右に開いてしまって当たらないのか?ガラスに映った自分の構えを見てみると、どこにもおかしい所はなく。面を打つ動作をしてみると。なんと、右手ではなく。
2024年5月3日は、天気は晴れ、日中の最高気温は23℃という、暖かく、剣道稽古をするのにちょうど良い日になり、所属剣友会の剣道道場に行き、稽古に参加しました。2024年5月3日の剣道稽古風景2024年5月3日の剣道稽古は、最初にK保殿が日本剣道形の指導してくださり、日本剣道形の一本目から五本目までの再確認をしてから、日本剣道形の六本目の仕太刀と打太刀の稽古を10分くらい行い、少し休憩してからK保殿が元立ちになってくださり、切り返し20本→大きい面打ち3本2セット→小さい面打ち3