ブログ記事3,573件
一般に、抗精神病薬は用量の増加により線形に効果が発現する。しかし一定の量を超えると、もはや効果の上昇は望めず副作用が増えるだけになる。このようなことから少量域で線形だが、大量域では頭打ちになるので完全な線形にはなってはいない。これは定型抗精神病薬でよくみられる。非定型抗精神病薬のうちレセプターにタイトに結びつくタイプ、リスパダールなども概ねこのパターンである。しかし、エビリファイはそうなっていない。エビリファイは必ずしも用量増加に線形に効果が強くなるとは言えない。エビリファイはドパミ
我が家のメンバー紹介長男は二次障害で統合失調症を発症。発症前は軽度知的障害(二次障害で中度に)、自閉症スペクトラム、ADHD不注意優勢。R5年3月に支援高校卒業。先月精神科を退院→グループホーム入居。次男はADHD衝動性優勢、起立性調節障害は服薬治療中、適応障害は現在寛解。不登校でしたが公立の全日制を受験。高校1年生です。私は非定型精神病。てんかんの疑いで服薬中。特発性大腿骨頭壊死症で昨年両足を人工股関節にしました(๑'ᵕ'๑)下書き保存してたブログですわた
私は非定型精神病という病なんですが若い時はこんな病気に見えないとよく言われました。しかしある近所のヘルパーさんから見ただけで障碍者だとわかったと言われてすごいショックでした。ある日手を洗うときに前の鏡をふと見ると障碍者に見えて辛かったですね。でも自分でも認識できたから納得もできました。今まで納得できなくて苦しんでいたから。良い一日をお過ごしください。
非定型精神病は典型的には更年期以降に診られる精神疾患で女性が多いが、患者数はかなり少ない。過去ログにも記載しているが、「私は非定型精神病の患者さんは診たことがありません」と言う経験豊かな精神科医は、たぶん非定型精神病を双極性障害かパーキンソン病か統合失調症と診断している(と思う)。非定型精神病とは診断していないだけである。経験的には非定型精神病はリーマスで改善することが多いので、確率の高い治療薬の視点で双極性障害と診断する人の診断感覚は悪くない。個人的にはコアな非定型精神病の患
過去ログに非定型精神病の人の家族は「親愛なる関係」のことが多いと記載している。興味のある人は以下の記事を参考にしてほしい。『非定型精神病の人の彼氏』これは「ウェールズ生まれの」の続きである。非定型精神病の性格特徴の「易感性」は謎の日本語である。これをグーグルで調べても、非定型精神病のサイトにしか繋がらない…ameblo.jpこの記事から抜粋。その他、非定型精神病の家族は「親愛なる関係」であることが多い。非定型精神病の家族はお互いに仲がとても良い。家族同士の絆が強く情が厚いのであ
今日はある事例を紹介します。現在46歳になる鈴木さん(仮名)という女性の話です。鈴木さんは平成20年3月(35歳の時)に幻聴、被害妄想、思路障害といった症状が出現し、ある大学病院の精神科を受診したところ、統合失調症と診断されました。そして3か月間の入院生活。その後、病状は一進一退し、投薬も長期にわたりました。再発したこともありましたが、その後安定。しかし、症状がなくなっても服薬は続きました。服薬中はずっと副作用に苦しみましたが、医師からは「統合失調症は一生薬を飲まなければならない」と言
レキサルティは服用後、表情を改善させるなど何も会話しなくても善し悪しがわかりやすい。特に表情の険しさが弱まり、笑顔も出てくるとその人には合っている可能性が高い。この変化が顕れるのは2~3日目くらいである。また不眠などの良くない副作用が出るのも比較的早い。当初よさそうに見えても、その後、やはり良くないこともある。不眠などがなくても、過敏性が出て妄想が惹起することもあるからである。最初の数日で不眠が改善した人は有望である。レキサルティは不眠になる人と、不眠が改善する人がおり、変更する前薬