ブログ記事76件
2021.4.6一日一季語雛罌粟(ひなげし)【夏―植物―初夏】咲くまではうなだるばかり罌粟の花箕輪カオル雛罌粟の、毛の生えた蕾は、初めは下を向いているのが、次第に上を向き、花を咲かせるときには、真上を向いています。この花の特徴そのものを一句にした句。うなだる。この擬人化の表現が、この句を昇華させているのだと思います。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。*2015年昭和記念公園にて【傍題季語】虞美人草(ぐびじんそう《ぐびじんさう》)、芥子の花
2023.4.23一日一季語雛罌粟(ひなげし)【夏―植物―三夏】ひなげしや土偶の乳房に指の跡大木あまり漢字で「雛罌粟」「雛芥子」と書くひなげし。雛という字には、小さくて可愛いという意味があるそうだ。ケシ科の植物の中では、花が小さいことから、この雛の字があてられたのだとか。この句の土偶の乳房にあった指の跡。これも小さな指の跡のように感じた。今の時期、道ばたでよく見かける、小さなヒナゲシは、1960年頃みつかったヨーロッパ原産の帰化種なのだそうです。⇒画像をクリックする
巷間に馴染む雛罌粟風に揺る(こうかんになじむひなげしかぜにゆる)緊急事態宣言が発令されてから今日で1カ月経過した。一昨日は、その期間を月末まで延長すると正式に発表されたが、やっぱりかという思いで聞いた。ただ最近は「自粛疲れ」から「自粛慣れ」になってきた感じもする。緊急事態が仮に解除されたとして、街に一気に人が溢れ喧騒が戻ってくることには何となく不安も感じる。さて、今日も街中で見かけた草花を取り上げたい。名前は「長実雛罌粟(ながみひなげし)」。名前にある通り「雛罌粟」の一種