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読書記録「時ひらく」文春文庫/6人の作家による短編集です書店の平棚で手にした時にこの6作家を見ただけで買ってしまいました好きな作家ばかりですネタバレにならないよう注意して書きますが先入観なしに本書を読みたい方はここから先は読まないでくださいね1編目…辻村深月日本橋三越が舞台のハートフルな時空移動読み終えてジーンとしました2編目…伊坂幸太郎受験を目前に控えた中3女子の奇跡……あれ?また三越が出てくる?ここでやっと気づきました「三越」を舞台とした選集だったのですね
実にリアルなゲイの描写。こんなにきちんとゲイの日常を描いた映画って今までなかったのでは?腐女子の妄想によるチャラチャラでもなく、とってつけたようなゲイゲイしさでもなく、友達との飲み会での会話だとか(ドリアン・ロロブリジーダだものね!)、職場でのごく当たり前なカミングアウトしているけど、肉親にはゲイなのを隠していたり(でもバレバレっぽい)、どの場面も違和感なし。さらに、独身だからこそのプチ贅沢な暮らしは思わず友人たちを思い浮かべてしまったし、お育ちとはかけ離れた成金趣味なところもあるある!お
最も頻繁に登場するのは、父である阿川弘之氏です。それだけ父の拘りが凄かったのと、娘の佐和子さんもそれに輪をかけて凄いことが分かります。賞味期限、消費期限、腐りかけ・・・的な食材のリスクをものともせずにひっくり返して行くあたりはさすがだと思います。これだけ「食」ネタで語れる人はなかなかおらず、しかも爆笑エッセイに仕立て上げる力量は大したもの。短文の最後のひと言が効いているあたりが、彼女の真骨頂かも知れません。【2024年3月26日読了】
エゴイスト/高山真(浅田マコト)友人が同名の映画を観て、とてもよかった(要約)と言っていたのでそれならまずは原作を、と読んでみた著者の高山真さん小学館のプロフィールより抜粋東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒業後、出版社で編集に携わる傍ら、エッセイストとして活躍。著書に『恋愛がらみ。不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ』(小学館)『羽生結弦は助走をしない誰も書かなかったフィギュアの世界』(集英社)『愛は毒か毒が愛か』(講談社)など。20
昨日の朝、新聞を見てたら…ある雑誌の広告に、目が止まった私。吾郎サンと阿川佐和子サンとの対談ね…。週刊文春かぁ…はっきり言って、好きじゃないのよねぇ…。週刊文春の記事が引き金で…あの騒動に発展して、解散させられてしまったし。でも…ちょっと気になるよ…そう思いながら、ウチの事をして。早めにスーパーに行った私。買い物をする前に、ちょっとだけ雑誌コーナーへ。絶対に買う事はないだろうと思ってた週刊文春を、はじめて手にとりました。スーパーでざっと立ち読みして、泣きそうになって…慌
『時ひらく』辻村深月他【内容情報】(Amazonより)350年の時を刻む老舗デパート『三越』楽しいときも、悲しいときもいつでも、むかえてくれる場所物語の名手たちが奏でる6つのデパートアンソロジー制服の採寸に訪れて感じたある予感。ライオンに跨る必勝祈願の言い伝えを試して見えたもの。老いた継母の買い物に付き合ってはぐれてしまった娘。命を宿した物たちが始めた会話。友達とプレゼントを買いに訪れて繋がった時間。亡くなった男が最後に買った土産。歴史あるデパートを舞台に、人気
編集長の富田志乃です。最近、新書サイズの本を買われましたか?本にはいろいろサイズがあって四六版(小説やビジネス書など)B6判、文庫そして新書などです。新書は、岩波新書、中公新書など書店さんに版元ごとの棚があったりします。そして、数年前まではこの新書サイズの本でヒット本がたくさんあったのです。2003年に出た「バカの壁」も新書で現在までに450万部突破しているようです。https://amzn.asia/d/7PsGeNo(新潮社)
一言で言えば、“タイムスリップもの”ではあるのですが……阿川佐和子さんらしいサバサバした文章(というのがあるかどうか分かりませんが)も、登場人物の単純明快さも、とっても好感が持てました❣️高校入学が決まった菜緒は、祖母(ばあさん)と共にタイムスリップして昭和に来てしまう👀なんか…今ドラマでやってるやつの逆バージョン?昭和で出会ったのは、若き日のばあさんとその家族や従業員達……ふとした事で現代に戻る方法を教えて貰った菜緒は、ばあさんと共に帰ろうとするが、何故かそれを拒むばあさん!どうし