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前回は、弥生時代から奈良時代にかけての出来事に関してのお話が、途中で終わってしまいました。前回ご説明した下図「弥生時代末頃の日本の勢力図」に関して、九州地方の状況についてから、お話しします。[弥生時代末頃の九州地方の状況][卑弥呼連合国家に属さない国]北端と南端を除いた九州地方と、四国の西部分には、卑弥呼の連合国家に敵対する勢力があったと考えられます。これらの地域には、朝鮮半島から対馬海峡経由で日本に渡来してきた朝鮮人が主体となって、国家を形成していたと考えられます。弥生時代当時の九
さっき石器ナイフの記事を書きました。石器時代の次は青銅器時代です。青銅というのは銅と錫の合金です。青銅の刃物ってどれくらい切れるのか疑問だったのですが、またもや米村でんじろう先生のチャンネルに動画がありました。隕鉄ナイフ、石器ナイフに続き、まさか青銅ナイフまで、、、まるで、でんじろう先生の掌のうえで踊らされているようです↓青銅ナイフめっちゃすごいですね。青銅ナイフってこんなに切れるんですね。錫の割合を増やすと色が白ぽくなるので主に銅鏡に使われ
布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)この刀は雷神にして武神である建御雷神(タケミカヅチ)の佩刀で、この刀自体も「布都御魂大神」として神格化されています。この刀は武御雷から初代天皇:神武天皇に与えられ、第十代崇神天皇の時代に奈良県天理市の石上神宮の禁足地に埋められたと言います。明治7年に神主により禁足地の発掘が行われ、その時にみつかった鉄刀が「布都御魂」とされました。↑出土したフツノミタマCの刀がフツノミタマで全長が約85センチでやや内反りの鉄刀。ちなみに同じく明
2-1弥生文化の成立およそ2500年前と想定される縄文時代の終わり頃、水田稲作農耕が九州北部で始まったと考えられている。紀元前4世紀ごろには、水稲農耕の展開と金属器(青銅器・鉄器)の使用を特徴とする弥生文化が西日本地域で成立し、それはやがて東日本へと広がっていった。弥生時代は、石器(まもなく消滅)と青銅器・鉄器が同時に用いられた時代である。大陸文明の多くが青銅器時代を経て鉄器時代へと移行していったのと異なり、日本の場合、同時期に青銅器と鉄器の使用がはじまったため、青銅器は実用具