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初回の鼻手術が4年前であり、今までに耳甲介軟骨による鼻中隔延長術、肋軟骨による鼻中隔延長術、鼻孔縁下降術など修正術を含めて合計7回の手術を他院で受けてきました。また、この間に感染が3回あったそうです。鼻呼吸ができないことと鼻尖形態の問題で来院されました。問題点は①鼻孔が狭く、片側は綿棒すら通らなかったこの4年間鼻呼吸ができてなかった②鼻孔が正面に向いていた③鼻柱中央に白唇部が縫合されていた(人中短縮術による)④鼻尖が小さく、相対的に鼻骨部が目立
他院で鼻尖縮小術を受けたにも関わらず鼻先が目立ってしまったケースの修正治療についてです。左:修正前右:術後2ヶ月半~~~~~~~~~~~~~~~~3年前他院でクローズド法による耳の軟骨を使わない鼻尖縮小術を受けました。脂肪減量と軟骨をナイロン糸で縛っただけでしたが、術後早期より鼻尖鼻翼境界が凹む変形があり、特に右側の陥凹が著しかったようです。また術後1ヶ月頃より鼻尖が太くなり、術後4ヶ月にようやく鼻尖鼻翼境界の陥凹は軽減したのですが、鼻
2021年6月27日ブログの患者様についてその後の経過です。他院でシリコンプロテーゼ挿入術、鼻中隔軟骨とメッシュによる鼻中隔延長術などを行い、想像以上に目立ったので、プロテーゼ抜去と鼻尖を低くすることを希望され、同時に鼻中隔部に留置されたメッシュ全摘も望まれました。鼻中隔延長に使われたメッシュと鼻中隔軟骨を全て摘出すると、鼻先が低くなり、鼻孔縁が挙がる可能性があり、それを回避するため片側の延長鼻中隔軟骨は温存しました。目立った鼻先については鼻中隔部に
50日前に他院で肋軟骨による鼻中隔延長術、鼻骨々切り幅寄せ術、貴族手術を受けた患者様でした。「ピノキオのような鼻になった」ということで来院されました。前医には、鼻尖を高くするわけでなく団子鼻を改善できれば良いと思って受診したようですが、上記手術を勧められたそうです。鼻のツッパリ感、鼻先の高さと硬さ、笑うとき上口唇が挙がりにくい・・・ことが辛く、また右鼻翼基部の硬さと張り感も気になっていました。患者様は全摘を希望していたのですが、全摘による鼻孔縁の
2022年4月12日に紹介した患者様の術後1年の経過です。長期オステオポールが留置されたケースでは摘出すると下外側鼻軟骨の変形で鼻尖が平坦化することがあります。その場合、鼻中隔延長法が修正の選択の一つになります。鼻中隔延長は鼻先を高くするだけでなく、変形、軟化、部分欠損した下外側鼻軟骨を正常な形態に維持するために利用できます。ただし陥没変形した下外側鼻軟骨は、鼻尖の高さが低いところからの延長になるため必ずしも高い鼻先を形成できるわけでは
小鼻を含め、鼻先を整えたいといったご希望で来院されました。鼻尖、鼻翼の皮膚は厚く、鼻尖が低い上に鼻尖頭側が陥凹していたため団子鼻になっていました。また左右下外側鼻軟骨(鼻翼軟骨)中間脚が開いていたため鼻翼は張り出してました。このようなケースでは鼻中隔延長を行うと鼻尖が高くなり、鼻翼幅が狭くなるのですが、患者様の場合、皮膚が厚いので目立った鼻になる可能性がありました。そのため鼻尖縮小と耳珠軟骨移植を行う鼻尖形成を選択しました。以上の方法で
4ヵ月前に他院で鼻中隔延長術を行ったのですが、患者様には高過ぎたと感じ、修正を希望されました。↓初診時側面↓赤線:A鼻尖の突出点~鼻柱基部青線:B鼻柱基部~赤唇縁であり、A/B比率は1.3でした。前回切開した鼻柱部と鼻孔縁部をアプローチとし、移植された肋軟骨を減量し、鼻尖を低くしました。また笑うと鼻柱基部につっぱり感があったので、鼻柱奥に移植された肋軟骨も同時に減量し、陥凹変形した両側鼻尖鼻翼境界には耳珠軟骨移植を行いました。
丸い鼻先が垂れているため当院で鼻尖形成を行い、同時にシリコンプロテーゼを挿入しました。術後5日目、鼻部に発赤・腫脹を認め、シリコンプロテーゼ摘出と洗浄術を行い、鼻孔縁にはドレナージチューブを挿入しました。また抗生物質を変更しました。術後7日目発赤と腫脹が増悪し、残念ながら移植軟骨をすべて摘出しました。↓術前側面鼻尖は下垂していました↓術直後鼻尖を引き上げることができ、患者様は術直後より満足されていました。↓術後7日正面鼻根から
鼻中隔延長術は鼻中隔軟骨に軟骨を移植し、鼻尖を高くしたり、鼻先の方向を変える手術方法です。↓耳甲介軟骨で鼻中隔延長を行ったケース鼻中隔延長術は必ずしも肋軟骨を使う必要はありません。**********************患者様の希望は、シリコンプロテーゼで鼻根から鼻背を高くし、鼻尖と鼻柱は延長術で斜め下方に延ばすことでした。来院前は肋軟骨による延長術も考えていたようですが、希望の形態、皮膚の厚さ、鼻中隔軟骨の強度、耳甲介軟骨を大きさか
7ヶ月前、他院で・わし鼻形成術(鼻骨々切り幅寄せおよびハンプ減量)・鼻中隔軟骨による鼻中隔延長術・鼻尖部耳軟骨移植術をお受けになりました。左鼻骨部陥凹の修正と鼻尖を低くすることを希望され、来院されました。患者様に以下の修正術を行いました。・左鼻骨部再骨切りによる整復術・下外側鼻軟骨上・移植軟骨摘出術(①)・鼻中隔延長部・延長移植軟骨減量術・ハンプ減量部・陥凹部細片耳軟骨移植術(①再移植)・左右外側鼻軟骨修正術+耳珠軟骨移植術左:術前右:術後6ヵ月
厚いプロテーゼを鼻根から鼻背に長期留置すると鼻背の皮膚が薄くなったり、鼻骨の平坦化の原因になります。患者様は3年間鼻根~鼻背に鼻根部厚さ5㎜のシリコンプロテーゼを留置し、そのため皮膚が薄くなり、また鼻骨々切り幅寄せ術と同時に厚いシリコンを挿入し、シリコンの安定性が得られなかったため、シリコンが右に偏位し、摘出を希望されました。↓左:摘出したシリコンプロテーゼ中央:シリコン偏位によって右鼻骨が平坦化右:鼻背皮膚が菲薄化し、陥凹を認めたこの患
6月12日に報告した患者様の術後経過です。オステオポール摘出後、中間脚を正中で縫合し、平坦になった下外側鼻軟骨上に耳珠軟骨を移植しました。また薄くなった鼻尖皮下に真皮脂肪移植術を追加しました。↓術前正面から↓術後1ヶ月↓術前左斜め前から↓術後1ヶ月↓術前右斜め前から↓術後1ヶ月↓術前下から↓術後1ヶ月鼻孔を下から見た術前の画像では、鼻孔上縁が平坦でありオステオポールの下外側鼻軟骨圧排が原因でした。
他院で鼻尖形成術と小鼻縮小術を行い、その4ヶ月後と8ヶ月後に別のクリニックで鼻尖部の修正手術を行いました。ところがアップノーズになり、鼻穴が狭くなったため当院にお越しになりました。↓初診時下から鼻柱が瘢痕で太くなっており、鼻孔縁の縫合部に段差がありました。↓斜め下から患者様によると2回目の修正術で赤矢印のキズができたそうです。鼻孔縁を引き上げるための「フック」によって皮膚が裂けた、あるいは誤ってメスで切開してしまった・・・・と推察できます。
鼻中隔延長術後の浮腫(むくみ)による腫脹の軽減時期、鼻孔上縁の位置の変化、瘢痕増殖についてです。患者様は、鼻唇角が開き、アップノーズであることを気にされ,鼻中隔延長術を選択されました。鼻根鼻背は高く、シリコンプロテーゼは使わず、鼻中隔延長術以外に鼻尖を狭小化するため下外側鼻軟骨の部分減量、鼻背中央から鼻尖頭側に細片耳珠軟骨移植を行いました。術後2ヵ月20日までの経過です。↓術前鼻唇角が大きく開き、鼻柱が平坦でした。↓術後2日出血が
小学生の頃より鼻先がまるいことが気になっていたようです。鼻尖が細くなると手術したことが他人にわかってしまうため、周囲に気づかれない極めて控えめな鼻尖形成をオーダーされました。一歩間違うと、全く変化がないということになりますので、微妙な変化をつけることになります。↓術前正面↓術後2週間まだ腫れており、鼻穴が見えてました。そのため患者様はアップノーズになったのでは・・と心配されていました。↓術後1ヵ月浮腫が改善することで鼻穴が隠れ、
他院で、シリコンプロテーゼ挿入術、保存軟骨による鼻中隔延長術、鼻翼縮小術を受けたのですが、手術翌日より鼻先の高さに強い不安があったそうです。抜糸時腫脹はあるものの考えてた鼻よりもかなり高く、また上くちびるがうまく挙がらず、鼻づまりが著しかったようです。Instagramなどで見る鼻中隔延長術の結果とは異なり、自分には合ってない手術と後悔し、将来のことが不安だったそうです。来院時、憔悴しきっており保存軟骨を全摘することになりました。鼻中隔延長術よ
6月27日に紹介させて頂いた患者様のその後の経過です。寄贈軟骨摘出、瘢痕を可能な限り減量し、肋軟骨で再度鼻中隔延長術を行った患者様です。↓術前正面鼻尖は瘢痕と延長した寄贈軟骨の厚さで太くなっていました。また鼻柱が左に傾いたため、鼻尖が左に膨れたようになっていました。↓術後2週間↓術前斜め前から寄贈軟骨で鼻中隔延長術を行ったのですが、経過とともに鼻尖が下がってしまいました。↓術後2週間↓術前横から鼻尖が低くなり、
2ヵ月前他院で鼻中隔延長術と鼻尖縮小術を受けたのですが、鼻先が高く、鼻柱が垂がることで目立った鼻先になった・・・と来院されました。瘢痕増殖期であり、修正まで2ヶ月程度待って頂くことになりました。しかし精神的に落ち着かない日々が続いたため、鼻尖が瘢痕で硬い状態でしたが術後3ヵ月10日で修正術を行うことになりました。手術内容・3枚の肋軟骨でEndtoend法による延長術が行われており、これら移植肋軟骨は下外側鼻軟骨(LLC鼻翼軟骨)で
他院で鼻中隔軟骨による鼻中隔延長術を受け、・鼻先が硬い動かない・小鼻が下がった・笑いにくい・鼻づまりを主訴に当院を受診しました。鼻中隔軟骨が採取されており、延長軟骨亜全摘を勧めましたが、全摘を強く希望したため、術後42日に延長移植軟骨をすべて摘出しました。問題点は、①鼻中隔軟骨が採取されており、Lストラットの強度が不明②ターディー変法を受けており、下外側鼻軟骨の形態変化③鼻翼縮小(内側切除)によって鼻孔がTeardrop変形になっており、
他院で6回目の手術を受けたのですが希望とはかけ離れた結果となり、修正希望で来院されました。この患者様の今までの手術はL型シリコンプロテーゼ留置術2回、I型シリコンプロテーゼ留置術+耳軟骨移植術I型シリコンプロテーゼ交換術+耳軟骨移植術そして最後が鼻背部肋軟骨移植術+肋軟骨による鼻中隔延長術で記憶にない不明な手術を含め計6回の手術でした。他院6回目のオーダーは鼻根~鼻背を低くし、鼻尖を現状の高さのまま鼻柱を下方に延ばすことでしたが、砕片肋軟骨によって鼻背がさら
鼻中隔軟骨を使った鼻中隔延長術では術後、鼻尖が低くなることがあります。5年前に他院で鼻中隔軟骨を採取し、耳軟骨との併用で鼻中隔延長術を受けました。6ヵ月後初回手術を受けたクリニックで延長部の修正を受けたのですが、期待通りの結果が得られず、その1年半後に他のクリニックで再度修正術を受けました。当院には最後の修正術から2年後に以下の問題点で来院されました。①鼻尖が低くなった②鼻尖鼻翼境界が陥凹したまた右鼻尖鼻翼境界の皮膚が拘縮している鼻先を
鼻尖縮小術を行った患者様の術後3ヵ月までの経過です。①手術侵襲と炎症による腫れ:~術後約5から7日間赤さもあります↓②創傷回復期血行改善による浮腫:~術後5日から3週間↓③創傷回復期浮腫の改善:~術後10日頃より軽快し、4週間までに改善↓④瘢痕増殖期:~術後3から4週以降↓⑤瘢痕消退期:術後4ヵ月以降↓術前↓術後4日.腫れており①に相当します↓術後7日抜糸腫れはやや改善しましたが、鼻尖の発赤は残っています
鼻を高くしたい小鼻を小さくしたいというご希望で来院された患者様に・鼻骨々骨切り幅寄せ術・鼻根~鼻尖部自家組織移植術(耳珠軟骨移植)・鼻尖縮小術・小鼻縮小術(鼻翼基部内側切除術)を行いました。この患者様については2020年7月7日に術後2週間として紹介しており、その後の経過です。一般的に術後2~3週間は他人には判らない程度の浮腫があり、手術から1ヵ月も経つとほとんどのケースでむくみは消失し、すっきりまします。↓術前正面↓術後1ヵ月
*術中画像が掲載されていますのでご注意ください鼻中隔延長術は鼻中隔軟骨に軟骨を移植し、下外側鼻軟骨(LLC鼻翼軟骨)の位置を変える手術で、基本は移植された軟骨は下外側鼻軟骨の下にあります。画像左は術前側面、右は術後6ヵ月以降で中央画像は、鼻中隔延長を行った直後のLLCの状態です。この患者様は肋軟骨で鼻中隔延長術を行いました。↓乳房下溝ラインを切開し、第VI肋軟骨を採取しました。画像右はシリコンで延長に必要な軟骨テンプレートです。↓テンプ
初診時から4年前に海外で隆鼻術を受け、鼻尖の偏位、尖り、高さの修正を希望し、来院されました。なお術前には鼻尖偏位はなく、術後4ヶ月頃から鼻尖が傾き始めたそうです。前回受けた手術は、鼻根~鼻背部シリコンプロテーゼ留置術、鼻中隔軟骨による鼻中隔延長術、鼻尖部耳軟骨移植術で、シリコンプロテーゼのサイズは術後に告知されておらず、鼻中隔軟骨採取は術前に採取の可能性はあると説明は受けていました。CT検査を行ったところ鼻中隔軟骨鼻尖側は著しく左に偏位し、それに伴っ
鼻尖縮小術を受けると、鼻孔縁が挙がりアップノーズになったと修正の相談にご来院される方がいます。これは下外側鼻軟骨(鼻翼軟骨)のある形態が原因で、全ての方が鼻尖縮小後そうなるということではありません。当院ではそのような下外側鼻軟骨の形態の方に鼻孔縁が挙がらないように、SAD法による鼻尖縮小術を行っています。この方法の欠点は下外側鼻軟骨の状態によって本法が行えるケースと行えないケースがあることです。また、できるかどうかがわかるのが術中という点です。そ
鼻尖形成術によって鼻先の皮膚が薄くなったことを気にされ、多くの患者様がお越しになります。鼻尖形成は鼻先の手術のことで、代表的なものは鼻尖部軟骨移植、鼻尖縮小術であり、鼻中隔延長術も鼻尖形成に含まれます。鼻尖部の皮下脂肪が過度に減量されたり、無理な鼻中隔延長によって鼻尖皮膚が伸展させることでも鼻先の皮膚は薄くなります。鼻尖の皮膚が薄くなると移植軟骨や下外側鼻軟骨(鼻翼軟骨)の形態が他人から判ったり、皮膚の血管が増えることで赤くなったりします。この
初診の1ヵ月前に他院で保存軟骨と採取した鼻中隔軟骨によって鼻中隔延長術を受けたのですが、他人の軟骨である保存軟骨全摘を希望し来院されました。また鼻先が高くなったことが気になっており、自然なかたちになるような高さへの修正を希望されました。患者様は鼻中隔延長による鼻尖鼻柱の自由度の欠落は気になっておらず、全ての延長部摘出による鼻形態の大きな変化を避けるため延長術に使われた鼻中隔軟骨の温存を選択されました。ただし鼻尖の高さと笑いにくいといった症状の軽減のため
自費診療と保険診療についてNo.1でご紹介したモニター患者様のような術後感染が発症し、入院管理が必要となる場合の費用についてです。感染から8ヶ月、どのような事情があったのかわかりませんが、適切な処置が行われなかった結果重篤な鼻閉、瘢痕増殖にともなう拘縮、アップノーズを発症し、鼻中隔部には鼻腔内気道を閉塞する膿瘍を含む腫瘤ができました。<MRI画像>感染した鼻中隔健康な鼻中隔一般的に美容外科手術の修正手術やそれに起因する症状の治療については、厚生労
他院で保存軟骨による鼻中隔延長術を受けたのですが、過度に高く、尖った鼻先になったため術後2週間で当院を受診しました。↓目立った鼻先になっていました鼻先が突っ張り、上口唇は自由に挙がらず、違和感しかなかったようです。鼻尖を触ると皮膚は異常なほど伸展されており、皮下の軟骨が触れました。術後1ヶ月20日で修正術を行いました。修正術は以下の通りです。・保存軟骨全摘術・移植耳珠軟骨摘出術・下外側鼻軟骨修正術・軟骨間耳珠軟骨移植術・鼻尖部真皮脂肪移植